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次期固定翼哨戒機P-1の配備について
【次期固定翼哨戒機P-1の配備に関する国からの通知について】
平成22年2月15日南関東防衛局長から市に対し、海上自衛隊厚木航空基地における次期固定翼哨戒機(P-1)の配備に関する通知がありました。
その内容は、「昭和56年度から厚木基地等に配備されている海上自衛隊の固定翼哨戒機(P-3C)は、機体の耐用命数が迫っており、順次後継機に更新していく必要性が生じている。防衛省では、平成23年度末から、厚木基地にP-3Cの後継機(P-1)を配備する計画で、これに伴い、P-1に関連する施設を平成22年度から整備する予定である。」というものです。
これに対し笠間綾瀬市長は「超過密化した市街地に所在する厚木基地は、その運用により多種多様の問題を引き起こし、市民生活に与える被害は計り知れないことから、従前より、超過密地の中の基地は移転すべきであり、基地機能の整理、縮小を推進し、早期返還を求めているところである。今回のP-1配備計画は、こうした求めに反し、市民にとって新たな負担となるものであり、容認できるものではないことから、国に再考を求めてまいりたい。」とコメントを発表しました。
1 乗り入れまでの経過
平成19年
・10月11日 南関東防衛局よりXP-1の性能評価のための厚木基地乗り入れの 通知文書を収受する。
・10月19日 議会全員協議会において報告する。
・11月15日 県知事、大和市長との連名で乗り入れに関する22項目の照会文書を南関東防衛局に提出する。
・11月19日 基地対策特別委員会において岐阜基地でのXP-1の視察を実施し離着陸時における騒音状況を体験する。市側から市長、新倉副市長ほか職員同行。
・12月3日 南関東防衛局より照会に対する回答書を収受する。
・12月11日 基地対策特別委員会において回答書について報告する。
・12月21日 議会全員協議会において回答書について報告する。
平成20年
・2月21日 県、大和市と協議し、安全性と静粛性についての照会を南関東防衛局に行う。
・2月28日 南関東防衛局より照会に関する資料を収受する。
・3月14日 基地対策特別委員会において資料について報告する。
・4月4日 県知事、大和市長との連名で、乗り入れにあたっての要望書を南関東防衛局長に提出。
(要望内容)・乗り入れに伴う飛行及び試運転は、性能評価に必要最低限なものに止めること。
・飛行の安全の確保に万全を期すこと。
・騒音軽減に最大限努力すること。
・その他、基地周辺住民の負担増加につながることのないようにすること。
・9月5日 午後3時ごろ、厚木基地への飛来を確認するとともに、着陸体勢のXP-1の騒音測定を行う。
2 騒音測定結果
(1) 岐阜基地(岐阜県各務原市)
・測定日 平成19年11月19日
・測定場所 岐阜基地(滑走路から約300メートル地点)
種 別 | XP-1 | P-3C |
離陸時(デシベル) | 70.6 | 81.2 |
着陸時(デシベル) | 72.0 | 78.8 |
(2) 厚木基地
・測定日 平成20年9月5日
・測定場所 厚木基地(基地フェンスから約100メートル地点)
種 別 | XP-1 | P-3C |
着陸時 (デシベル) |
85.9 | 90.5 |
88.0 |
3 XP-1とP-3Cとの比較
種 別 | XP-1 | P-3C |
全長(メートル) | 38.0 | 35.6 |
全副(メートル) | 35.4 | 30.4 |
全高(メートル) | 12.1 | 10.3 |
総重量(トン) | 79.7 | 56.0 |
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