あやせっ子ふれあいプラザ事業
「あやせっ子ふれあいプラザ」は、子どもの自主的で自由な遊び場ですが、思いやりやわがままを押さえる気持ちや、ルールを守ることなどを自然に体得していかれるように、地域の方がパートナーとして子どもたちの見守りを行っています。
活動を始めた動機と経過

プラザ
近年、少子化・高度情報化・地域連帯意識の希薄化など、子どもたちを取り巻く環境の変化が著しく、集団で遊ぶことを減らし、物の見方、考え方、遊び方、関わり方など成長していくうえで欠くことのできない多くの体験を積む機会を減少させています。
そこで綾瀬市では、子どもたちが通いなれた学校を利用して、地域の人と協力しながら「遊び場」と「仲間」と「遊ぶ時間」を確保し、これらを通じて人間形成の基本的な資質である社会性、自主性、創造性を養うことを目的に、平成7年度から開かれた学校づくりに取り組んでいる土棚小学校を実験校として、平成9年6月「あやせっ子ふれあいプラザ土棚」を開設しました。
そして、平成10年6月から市内全て(10校)の小学校に「あやせっ子ふれあいプラザ」を開設しました。
主な仕事は、子どもたちが安全で遊びやすくするための方法を決めるため、年3から4回程度運営委員会を開催しています。
ランドセルを背負って並んで座り机にノートを広げている3人の子どもの写真 拡大画像 (JPEG: 87.6KB)
活動時間
実施時間は、原則として学校休業日を除く月曜日から金曜日(給食のある日)の授業終了後から午後5時までとしていますが、11月から3月の冬季期間については、午後4時30分頃までとしています。
(注意)悪天候等により、急遽プラザが中止となる場合があります。
活動場所と内容
活動場所は、学校から指示される教室・校庭・体育館等を利用しています。
また、子どもたちの遊びは自主的な遊びを基本とし、内容はドッジボール、バスケットボール、野球、サッカー、バドミントン、一輪車、なわとび、長なわ、鬼ごっこ、かくれんぼ、竹馬、囲碁・将棋、オセロ、ブロック、折り紙、お絵かき、読書などです。
実施主体
あやせっ子ふれあいプラザの運営は、各小学校に組織する「あやせっ子ふれあいプラザ運営委員会」が実施しています。運営委員会は自治会、青少年健全育成会、子ども会、青少年育成員、民生・児童委員、主任児童委員、PTA、放課後児童クラブ、学校長、パートナー等の代表者で構成されています。
学校の協力体制
あやせっ子ふれあいプラザは各小学校に組織する運営委員会が主体的に運営しているもので、学校教育とは別事業でありますが、小学校施設を利用する事業であるため学校と綿密な連絡を取り合って実施しています。
また、学校とあやせっ子ふれあいプラザはお互いが尊重しあいながら情報交換し、円滑な運営ができるように学校長や教頭など実施校の代表者が運営委員会の委員となってあやせっ子ふれあいプラザの運営に関わっています。
専任スタッフ
日常の業務はパートナーが対応しています。各プラザには10〜15名程度のパートナーが登録されており、子どもたちの遊びを見守ることを主な仕事としています。
登録者は、地域の主婦・保護者が主となっておりますが、学生や現役を退いた方々も登録しています。
1日のパートナーの人数は、常時3名から5名体制でローテーションを組んで子どもたちを見守っています。
参加方法等
- 児童は、授業終了後にプラザ室にある受付簿へ学年・名前等を記入して参加します。
- パートナーは児童を迎え入れ、その日の利用可能施設(プラザ室・体育館・校庭等)を参加児童に伝えます。
- ランドセルその他の荷物は、指定された場所に置いて目的の場所に向かいます。
- 指定された場所で自由な遊びをします。プラザ所有の遊具のほか、学校の遊具類でも遊ぶことができます。
- パートナーは、児童に危険がないか見守ることを基本とし、子どもたちと一緒に遊ぶこともあります。
- 遊びが終了したらプラザ室に戻り、パートナーへ帰宅する旨を伝え、退所時間を記入します。
- パートナーは、極力集団帰宅ができるように配慮します。
保護者・児童の声
- 子どもたちが安心して遊ぶことができる場所が本当に少なく限られている今、ふれあいプラザは正に安心してのびのびと遊べる場所だと思います。プラザを利用した日の子どもの話の中で、パートナーさんとの楽しい会話も良く聞きます。ただ場所だけの提供でなく、パートナーさんが見ていてくださり、遊んでくださったりする中で、本当の意味で親も子も安心できる場だと思います。いつもお世話になり大変有難く感謝しております。
- プラザのパートナーさんは、みんなやさしく、せっしてくれてよかったです。また、1年生などと多くの時間、いっしょに遊べて楽しかったです。
- 毎日大変お世話になっています。仕事をしている母としてはプラザは安心して遊んでいられる場所であり、パートナーさん、たくさんのお友達とのふれあいで、子どもも大きく成長していることを感じます。いつも優しく、時には厳しく、たくさんの子どもたちをいつも守ってくださりありがとうございます。子どもも「プラザが大好き」です。これからもよろしくお願いします。
- ここのふれあいプラザがあったから友だちもできて、できなかったことができました。ありがとうございます。
その他の活動
このほか、平成19年度には初の試みとして夏休み期間中の10日間、パートナーに学生を起用した「わいわいプラザ」を開設しました。平成20年度からは開設を5日間とし、そのうちの1日をイベントの日と位置付けて実施しています。
また、平成27年度からは、「あやせっ子ふれあいプラザ」の時間を利用して、パートナーや豊富な経験や技能を持つ地域の方を講師として招き、想像力と好奇心を育む多様なプログラムを通して、あやせっ子の持つ才能・可能性を広く伸ばすことを目的とした「あやせっ子ふれあいプラザ未来塾事業」も実施しています。
この記事に関するお問い合わせ先
- 綾瀬市ホームページをより使いやすくするために、皆様の声をお聞かせください。
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更新日:2023年02月01日