令和4年4月1日よりおたふくかぜワクチン予防接種費用に対する助成事業が始まりました。

• おたふくかぜとは

• 助成の対象者

• 助成金の額

• 助成方法

• 委託医療機関（要予約）

• 接種の注意点

• 予防接種の副反応について

• 予防接種による健康被害について

• 関連ファイル

 おたふくかぜは流行性耳下腺炎あるいはムンプスとも呼ばれ、ムンプスウイルスの感染により、耳下腺の腫れと痛み、発熱を主症状とする病気です。合併症として、最も多いのは無菌性髄膜炎ですが、感音性難聴を発症すると聴力の回復が困難となるため注意が必要です。また思春期にかかると精巣炎、卵巣炎を合併することがあります。ワクチンを接種することで90％以上の方に抗体ができ、感染を防げたり発症しても症状が軽くなったりします。

接種時に綾瀬市に住民登録のある1歳から2歳未満（誕生日前日まで）の方

(注意)対象外の方：既におたふくかぜワクチンの接種を受けた方、おたふくかぜにかかったことがある方

3,000円（上限）助成回数1回

 予約をして直接医療機関に母子健康手帳と保険情報がわかるものを持参してください。予診票(任意接種用）は医療機関にあります。接種後に、医療機関で助成額を差し引いた金額3,000円をお支払いください。

 接種前にこども家庭センター（保健福祉プラザ内）で事前申請しなければ助成対象になりません。

1.  予防接種を受ける前に「綾瀬市おたふくかぜ予防接種申請書」を提出してください。（郵送も可）
2.  申請書を受理してから約1週間後に決定通知書と還付請求に必要な書類をお送りいたします。
3.  医療機関で予約をとり、当日は母子健康手帳と保険情報が変わるものを持参してください。予診票（任意接種用）は医療機関にあります。
4.  接種費用を全額支払い、領収書（接種日、接種した予防接種の種類がわかるもの）を受け取ってください。
5.  後日還付の手続きをしてください。「綾瀬市おたふくかぜワクチン予防接種助成申請書兼請求書」と母子健康手帳（予防接種の記録ページ）、領収書、振込口座のわかるものの写しをこども家庭センターまで提出してください。（郵送でも可）

委託医療機関は綾瀬市と海老名市にあります。

 注射の生ワクチン（麻しん風しんMR、水痘等）を接種した場合は、27日以上あけてから接種してください。おたふくかぜワクチン接種後に注射の生ワクチンを接種する場合も27日以上あけてください。（医師が認めた場合、同時に複数のワクチンを接種することができます。）
おたふくかぜワクチンは日本小児科学会で2回接種が推奨されています。2回目の接種についてはかかりつけ医とご相談ください。ただし2回目の費用助成はありません。

 副反応として、接種部位の発赤や腫脹、発熱や耳下腺腫脹がみられることがありますが、通常は数日で軽快します。その他重大な副反応として、アナフィラキシーや無菌性髄膜炎の報告があります。接種後2〜3週間後に発熱、頭痛、嘔吐等がみられた時はワクチンによる髄膜炎発症の可能性がありますので医師の診察を受けてください。

 予防接種でまれに生じる障害が残るような重大な副反応により、健康被害が生じ因果関係が認められた場合、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法及び綾瀬市予防接種事故災害補償に基づく給付を受けることができます。