【開催報告】医療・介護連携推進会議

更新日:2023年12月14日

ページID : 16617

令和5年11月6日(月曜日)19時から「医療・介護連携推進会議」を実施しました。

在宅医療・介護に関わる専門職が集まり、医療・介護連携強化に向けた課題とその解決策について活発な意見交換が行われました。概要について、以下のとおり報告します。

開催概要

日時

令和5年11月6日(月曜日)19時から20時30分

会場

綾瀬市保健福祉プラザ

参加者

医師、歯科医師、薬剤師、歯科衛生士、訪問看護師、介護支援専門員、介護事業所職員、病院・診療所職員、地域包括支援センター職員等34名

目的

1.切れ目のない在宅医療と在宅介護の提供体制の構築を推進するため、地域の医療・

介護関係者相互の理解を深めること。

2.在宅医療・介護連携の現状の把握と課題の抽出、解決策の検討を行うこと。

グループワークのテーマ

「急変時対応における好事例と医療・介護連携強化に向けた課題について」

グループワークから得られた現状と課題

【現状】

  • ヘルパーが入っている場合は、日ごろからヘルパーとケアマネジャーの連携がとれており、急変時もヘルパーがケアマネジャーへ連絡し、ケアマネジャーから医師や看護師に連絡し連携がとれる。
  • 同じ事業所内に看護師がいるため相談ができる。
  • 受けてもらえる病院が限られており、入院を断られることも多い。
  • 訪問診療の医師と連携し、訪問看護ステーションと同法人の病院で対応してもらえた。
  • 緊急連絡先の共有や対応フローがあると、急変時の対応がスムーズにできる。
  • 急変した独居の方を『お出かけあやせ』の方が発見してくれた事例あり。独居の方は何かしらのサービスに繋がっているとよい。宅配弁当の業者で安否確認をしてくれるところもある。
  • 救急医療情報キットが役に立った事例があった。
  • 家族との関係を密にし、前もって声をかけることにより、「そろそろかもしれない」と準備する時間が作れた。

 

【課題】

  • 介護職の中には、未だに医療との連携を敷居が高く感じている人がいる。
  • 独居で身寄りがない方の入院先がない。
  • 急変時の対応にあたり、どの程度の治療を望むか、延命措置を希望するか等の希望確認ができない場合がある。
  • 既往歴や状態に合わせたここのガイドラインを作っておく必要があるのでは。
  • 夜間の対応については『あやせ24時間健康相談』の周知・活用が必要。
  • 救急医療情報キットの周知・活用が十分でない。持っていても活用できていない人もいる。
  • 退院後の家族のフォローを考える必要がある。
  • 救急搬送されると義歯が忘れられがち。
  • かかりつけ薬局が推奨されているが、実際は多数の医療機関を受診し、医療機関の近くにある様々な調剤薬局で薬をもらっている現状。また、おくすり手帳が最新でない方も多い。

 

【課題解決に向けた意見】

  • 救急医療キットの利活用推進。急変時に本人の疾患状況が分かるよう、入退院時サマリーもキット内で保存する。
  • 市内で勤務する専門職が定期的に多職種間で意見交換できる機会を作る。
  • 病室に空きなしなど入院出来ない場合は、訪問診療や訪問看護の道筋をつくる。
  • 夜間の対応は、あやせ24時間相談ダイヤルを周知し活用していく。
  • 急変時の対応は疾患によって異なるため、医療的な知識が無い専門職や家族でも判断ができるよう、判断基準を主治医に確認しておく。

 

まとめ

介護職間の連携はうまくとれていることが多く、医療機関に関してもソーシ

ャルワーカーが入りうまくいっていることが多い。しかし、医療職への相談が敷

居が高いと感じている介護職がまだいるのも確か。入院先がないなどは、市全体

の問題である。また、独居の方や、家族に介護力がない方の対応、家族への意識

付けなど課題が多い状況。

 

 

グループワークしている1
グループワークしている2
グループワークしている3
グループワークしている4

会議資料

この記事に関するお問い合わせ先

綾瀬市役所 福祉部 地域包括ケア推進課 地域包括担当(基幹型地域包括支援センター)(保健福祉プラザ内)
電話番号:0467-77-1116
ファクス番号:0467-77-1134

お問い合わせフォーム