あやせEMS(綾瀬市環境マネジメントシステム)
あやせEMS制定の背景
環境問題は、被害や影響が国境を越え、地球全体に影響を及ぼしています。地球温暖化問題をはじめとする様々な環境問題がある中で、市役所の事務事業活動から発生する環境への負荷を最小限にするため、一事業体として率先して環境問題に取組むことは、重要な使命となっています。
綾瀬市は、平成11年に環境都市宣言を行い、平成12年3月には環境基本条例を制定しました。
市役所業務においては、平成14年2月に環境マネジメントシステムの国際規格である「ISO14001」の認証を取得し、取組みを進めてきました。
これまでの取組みによって、職員の環境配慮行動が定着し、エネルギー使用量等の削減を図ることができましたが、関連計画の進行管理のため重複してエネルギー使用量等を管理することや、システム運用のための経費や事務量の負担、関連法等への対応の複雑化などが課題として表れるようになりました。
あやせEMSの運用開始
これらの課題に対応するため、平成19年2月に「ISO14001」の認証を返上し、自己宣言へ移行した後、平成24年7月に綾瀬市役所独自の環境マネジメントシステムである「あやせEMS」を構築し、運用を開始することになりました。(市役所業務において、環境関連の事項を適切に運用するものです。)
あやせEMSでは、地球温暖化防止対策を推進するため、温室効果ガスの排出削減を推進し、省エネルギー・省資源の取組みに主眼を置き、簡素で効率的なシステムによって、本市が環境配慮行動の先導的役割を果たし、持続可能な社会の実現を目指しています。
環境を改善していくためには、その結果を定期的に点検し、継続的に改善する取組みが必要です。
環境マネジメントシステムは、PDCAサイクル( Plan:計画、Do:実施、Check:点検、Action:見直し)に基づき、組織が環境に与える有益な面、有害な面を体系的に管理する仕組みです。
あやせEMSの目指すもの
- あやせEMSでは、これまでISO14001で培ってきた
- 環境配慮行動の定着
- 光熱水費(エネルギー、水)の削減
- PDCAサイクルの導入
を継続して実施しながら、
- あやせEMSでは、運用上の課題となっていた
- ISO14001規格の外部審査通過が重視され、取組みによる成果を軽視
- 厳格な文書管理に伴う事務負担の増大
を改善し、
- あやせEMSでは、自己管理を基本とする簡素な仕組みのもとに、
- 第2次環境基本計画の基本テーマ
あやせの緑と水をみんなで育み、環境にやさしい暮らしを実践し、安全なまちづくりを進める - 環境の将来像
- ア 豊かな森と水に人々がふれあい、多様な生きものが生息するまち(自然共生社会の構築)
- イ 生活環境の保全・改善をはかり、みんなが安心して暮らせるまち(生活環境の保全・改善)
- ウ 歴史・文化資源を活かし、環境と共生するまち(文化・都市環境の形成)
- エ ごみの減量化や3Rが進められ、資源が大切に利用されるまち(循環型社会の構築)
- オ 地球温暖化防止のために、みんなで省エネや創エネを進めるまち(低炭素社会の構築)
- カ 環境を保全・創造するために、市民・市民団体・事業者・市がみんなで協働するまち(協働社会の構築)
- 第2次環境基本計画の基本テーマ
の実現を目指しています。
環境監査
あやせEMSの有効性を確認するため、年1回以上環境監査を実施します。
監査の結果は、公表します。
関連ファイル
令和3年度あやせEMS監査報告書 (PDFファイル: 111.7KB)
関連リンク
この記事に関するお問い合わせ先
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更新日:2023年02月01日