令和4年度 施政方針

 古塩市長は、市議会3月定例会で施政方針演説を行い、令和4年度の市政に対する所信の一端と主要施策を示しました。その概要は次のとおりです。
 (注意) 施政方針の全文は、本ページ下の関連ファイルからPDFファイルをダウンロードできます。

 ウィズコロナ時代においても、持続的に成長・発展するまちづくりを進めるため、総合計画2030における3つの基本方針「育てる」「稼ぐ」「支える」に基づき、「“つたえる”を大切にするまち “つながる”を生み出すまち」を目指して、取組みを進めます。
 新型コロナウイルス感染症の影響により、厳しい財政状況の下であっても、安定した行政サービスを提供するとともに市民生活を守るため、既存事業の見直しと節減に努め、優先的に取り組む施策へ重点的に予算を配分しました。
 令和4年度は、人や地域、行政とのつながりを維持するため、「伝える」を大切に、コンパクトな綾瀬市だからこそできる、様々な施策を展開してまいります。

1.  育てる
    安心して子育てができる環境づくりに向け、保育士の確保対策に取り組むほか、1歳児のおたふくかぜ予防接種への助成や、ひとり親世帯の養育環境づくりを支援します。
    子どもたちが自ら学び、社会を生き抜く力を育むため、児童・生徒の読書環境の充実に取り組みます。
    言葉の壁の解消に向け、テレビ通訳システムを活用し、外国人市民への一元的情報提供・相談窓口を設置します。
2.  稼ぐ
    活力ある地域づくりに向け、中心市街地において、魅力ある商業施設の誘致に取り組みます。
    社会的価値の高い「選ばれる企業」の増加を目指し、SDGsの推進やカーボンニュートラルの実現に取り組む市内企業を支援するほか、規格外農産物を利活用して販売に取り組む農業者への支援制度を構築するなど、積極的な稼ぐ視点による地域経済の活性化を図ります。
3.  支える
    災害に強いまちづくりを推進するため、全小・中学校へマンホールトイレの整備を完了するほか、河川に繋がる水路などが溢れる内水被害に備え、内水浸水想定区域図を作成します。
    高齢者が元気に自分らしく活躍できる環境づくりに向け、綾瀬タウンヒルズにおいて、アクティブシニア応援窓口や初心者向けのスマホ教室を開催します。スマホアプリを活用し、心身の衰えを予防、改善するフレイル予防事業を実施します。
    脱炭素社会を実現するため、中小企業向けセミナーや公共施設における太陽光発電設備の導入に向けた調査を実施します。ごみの排出量の一層の削減に向け、全世帯へ紙資源回収袋を配布します。
    公共施設の再編に向けた準備に着手するとともに、市民生活の利便性向上や災害時における通信手段の多様性を図るため、公共施設において、Wi−Fi(ワイファイ)環境の整備を行います。
    質の高い行政サービスの提供につなげるため、ICT技術を活用し、スマート自治体の実現に向けた取組みと働き方改革を全庁的に推進します。