令和2年度 第2回 あやせ男女共同参画プラン推進協議会 会議録(令和2年10月27日開催)

更新日:2023年02月01日

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開催日時

令和2年10月27日(火曜日) 午前10時30分から12時まで

開催場所

綾瀬市役所窓口棟3階312会議室

議題

  1. 第3次あやせ男女共同参画プランについて(資料1)
  2. 意見交換
  3. その他

出席者

(委員)8名 (注意)欠席:1名
(事務局)4名(企画課長ほか3名)

傍聴者数

0名

会議録

  1.  開会
    • 課長:ただ今から、令和2年度第2回あやせ男女共同参画プラン推進協議を開催いたします。 この会議については、審議会等の公開に関する指針により公開の対象となっています。本日は傍聴者の希望はありませんので、このまま会議を進めます。それでは、会長、議事進行をお願いいたします。
    • 会長:おはようございます。本日は1名の委員から所用のため欠席との連絡を受けております。それでは、早速ですが、議題に入りたいと思います。
  2.  議題
    1. 第3次あやせ男女共同参画プランについて
      • 会長:議題(1)第3次あやせ男女共同参画プランについて事務局から説明をお願いいたします。
      • 議題(1)について事務局が資料に基づき説明
      • 事務局:本日、別紙(5)基本施策「心理的・経済的な課題に置かれている児童への支援」の追加を提案されるということで、理由が書かれておりますが、A委員より補足説明をお願いいたします。
      • A委員:一見すると、これは男女共同参画プランからはずれるような印象がありますが、皆さんも御存知のように、最近、子どものいじめの件数が増えてきています。いじめだけでなく、経済的な課題もありますが、実際に計画の施策の中に、子育ての支援として、保育サービスの充実だけが掲げられています。それは、どちらかといえば未就学児に対する施策だと思いますが、就学してからの児童・生徒への支援も必要だと考えます。何かあったときにも、学校の先生も対応していただいているとは思いますが、例えば、いじめがあり、子どもが不登校になった場合、対応するのは保護者だと思います。そこでは、親御さんが社会に進出していくための1つの壁になりますので、ここでは、専門職を配置して、親御さんや先生の助けになるような形で支援できるとよいと思います。実際には、綾瀬市の場合、教育研究所でソーシャルワーカー、スクールカウンセラーが配置され、2年程前から順次、人員を増やしていると聞いています。各校に1名ずつ配置されるのが理想だと言われていますが、川崎市では、多摩川でのいじめで殺人事件が起きましたので、配置していなかったソーシャルワーカーを各校に配置していました。全国的にもそのような流れになっていますので、綾瀬市でもぜひソーシャルワーカーの配置を検討していただき、支援の充実をお願いしたいと思い、御提案させていただきます。
      • 事務局:ありがとうございます。この御提案に関しては、後ほどご回答させていただきます。続いて、庁内意見に対する回答案の説明をいたします。
      • 事務局が資料に基づき説明
      • 会長:ありがとうございました。
    2. 意見交換
      • 会長:議題(2)意見交換に移ります。事務局から説明がありましたが、議題について、全体を通して御意見や御質問があればお願いいたします。
      • A委員:事務局の回答をお聞きしましたが、概ねこの考え方でよいと思います。特に、4点目の「DV等の被害者の支援」は、私が提案させていただいたものですが、執拗に被害者を探すような事件も起きておりますので、少し踏む混み過ぎだと、出した後に感じました。ですから、4点目は取り下げたいと思います。1、2、3については、今後、国等の流れをみながら、施策に反映をしていただければよいと思います。追加で御提案させていただいた、5番のソーシャルワーカーの配置については、現在、綾瀬市でどの程度配置されているのか、私自身、調べておりません。たまたま、市の子育て支援課が所管している子ども・子育て支援会議でも、この事業について取り上げられておりまして、現在の評価としてはA評価、継続中ということです。できれば、スピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。B委員に、これに関する御意見、お考えをお伺いしたいと思います。
      • B委員:コロナ禍において、介護・医療の仕事に従事する親をもつ子どもに関しては、市教育委員会から十分に配慮して学校でも指導を行うようにという通達がありました。これは国から下りてきている考え方で、取り組んでいるところです。スクールソーシャルワーカーに関しては、現在3名配属されており、中学校区ごとに曜日を決めて対応していただいています。それ以外に、教育委員会の教育研究所にいるソーシャルワーカーもおりますので、担当されている曜日でなくても、市役所にお願いをすれば相談できるしくみになっています。ただ、スクールソーシャルワーカーの需要は、多いときは大変多いのですが、ないときにはありません。人数が多くなればなるほどありがたいのですが、かえって、仕事が量的に安定しないこともあり得ると思います。スクールカウンセラーは、現在、各校で、最低でも週1回は勤務をしていただいています。相談の受理状況は、どの学校でも枠がいっぱいになるほどあります。子どものことで、親御さんが悩みを抱えている場合もありますが、むしろ、学校から相談をお勧めするケースのほうが多いのかもしれません。そのように活用されています。個別計画で位置づけていくということで、ありがたいことだと思っております。
      • 会長:ありがとうございました。ほかの御意見はいかがでしょうか。
      • C委員:企業側からの意見を申し上げます。私の企業では、昨年から、パート従業員の女性5名に勤務していただいています。応募も多く、採用してみると、能力の高い方が多く、現場で熱心に働いていただいています。先日、1人の方が妊娠して退職されてしまいました。小さな子どもさんを保育所に預けてきましたが、「保育所には週に3回以上働かないと預けることができない」ということでした。妊娠すると3日分の仕事しか用意できませんでしたので、1、2日分ということになり、退職することになってしまい、残念でした。「保育所を増やしたほうがよい」と書いてありますが、それもなかなか難しいことだと思います。私どもの会社の5人のパートさんの中の3人は、元保育士です。「保育士の仕事はやらないのか」とお聞きすると、「保育士の仕事はきついから戻りたくない」という回答でした。そこが問題ではないかと思います。私の子どもも、現在、幼稚園に通っていますが、幼稚園の先生も大変少なく、1人でも辞めると成り立たないのではないかと思います。辞めてしまう理由は、「きついから」「給料が少ないから」というようなことのようです。保育所を増やすためには、今あるところの拡充、満たすことが大事だと思います。
      • 会長:C委員の御意見に関して、皆さん、いかがですか。
      • D委員:幼稚園でも、先生が毎月、とても長いお便りを書いてくれたり、劇の衣装を準備してくれたり、長時間働いてくれていると感じます。先生の働き方に対して支援しないと、続けられないのではないかと思います。給料が少ないという理由でおろそかにされても、いのちを預けていますので困ります。
      • 会長:かつて保育士は子どもが憧れるような人気の仕事でしたが、今は少ないのでしょうか。
      • B委員:学校の先生、保育士、幼稚園教諭の希望は、とても少ないです。学校が大好き、園が大好きだった子どもさんは根強く希望しますが、世間でもよく言われるように、長時間労働等で敬遠されがちな職種です。子どもたちの安全を守りながら教育をしていくということは、最大の課題だと考えています。雇用環境について、もう少し考えていただき、人数を増やしたり、仕事に専門家を入れたりして、体制を充実していかないと厳しいかと思います。
      • 会長:現場のお立場から、いかがですか。
      • F委員:保育園で勤務しております。個人的な考えですが、何十年か前に、私が担任をもっていた時代には、「保育士や幼稚園教諭になりたい」という子どもが非常に多くいました。実際に、高校生になり、どこの短大、大学に進学したらよいかを相談に来る卒園生も多くいました。その後、出生率が下がり、子どもが少なくなりました。すると、「保育士や幼稚園教諭は就職難になる」とマスコミで騒がれるようになりました。私は、そのようなことは絶対にないと思いましたが、保育士、幼稚園教諭の資格を取る学校に進学する子どもたちが減ってきました。そのような時代が何年か続きましたので、その方たちが大人になり、改めて資格を取るということは、めったにない話だと思います。保護者からの目線は、幼稚園や保育園の職員の労働時間が多いのでは、という方は非常に多いと思いますが、目にみえない仕事が多いのです。学校も同じだと思いますが、数字に表れない仕事がとても多くあります。評価は数値ではなく、子どもと保護者から受けるものです。上司がほめるのでではなく、世間がほめるのでもありません。目の前にいる子どもは正直ですので、がんばれば反応が直ぐに返ってきます。それが何よりの喜びになります。そして、保護者の方が、年に何回かうれしいことを言ってくださり、それがまた喜びになります。他人の子どもを預かる仕事をしているということは、他人の命を預かる仕事です。このことが、国にも理解していただけていない、社会にも理解していただけていないと思います。子育てしながら働いている方は、自分の子どもが目の前にいますので、はっきりとわかると思いますが、中には理解していただけない方もおられます。個人的には、これほど尊い仕事は他にないと思っています。子どもの笑顔がすべての救いで、すべての評価ですが、この仕事は苦しいことが多すぎると感じます。保育士を一度辞めると、なかなか戻れません。戻りたいという気持ちはあるのですが、なかなか決心できない方が多いのだと思います。大変さも、苦しさも、目に見えない部分の辛さもわかっていますので、資格をもっていても、就職せずに他の仕事に就く方が多くなっています。子育て支援課の方々も含め、綾瀬市の各園の園長が集まる中でも、市にいろいろなお願いをしております。保育士を増やす方法については、他市では、移住して保育士になると、祝い金が10万円いただけるとか、住宅手当が補助されるという支援があります。綾瀬市には駅がないので、綾瀬市で保育士や幼稚園教諭として働く人が少なくなっているということもあると思います。受け皿さえあれば、つまり保育士さえいれば、さらに多くの子どもを入れることができる保育園がいくつかあります。保育士が足りないことで、0歳児、1歳児の待機が多くでています。申し訳ないことだと、いつも思っています。保育士の配置は決まっていますので、配置プラスというものがあります。その配置を決める、国の方々が、いかに子どもたちに手厚い保育が必要か、おわかりになっていないと思います。保育士配置に関しては、単純に0歳児は3対1ですが、これでは絶対に無理です。1歳児は6対1ですが、もしも火事になったとき、1歳児6人をどのようにして助けることができるのでしょうか。配置だけで考えると、保育は難しい状態です。4歳児、5歳児は学校と同じ30対1ですが、学校でも大変だとお聞きしますし、保育園ではどのように考えても無理です。現実問題として、保育園が赤字覚悟で保育士を入れないと、手厚い保育はできません。子どもの心を守っていくためには、親を含めた子どもを考える必要があります。母子家庭等だけでなく、見た目は何の問題もなく幸せそうなご家庭でも、いろいろな問題がある場合もあります。そのような子どもの背景を含めた保育を考えなければいけないと思います。簡単に子どもと遊んでいるだけが、保育ではありません。このようなことが、国の方々には、なかなかわかっていただけません。学校の先生方も目の前の子どもをみて、御意見がたくさんあると思いますが、保育者も同じです。課題を解決するためには、保育士を確保しなければいけません。保育とは、すばらしい仕事で、何よりも、すばらしい経験をさせていただき、子どもから多くのことを学ばせていただいています。ただ、現実社会では、なかなか保育士のなり手がいません。仕事のすばらしさを伝え、待機児童の解消につながるように、施策を御検討いただきたいと思います。
      • 会長:保育士の仕事を周囲が評価していないという点に関して、いかがですか。
      • G委員:私も子どもも、特に下の子どもは1歳から入学までの6年間、保育園にお世話になりました。確かに保育士には見えない仕事がとても多いと思います。毎日、手帳に子どもの様子を書いてくれる先生と、書いてくれない先生がいます。ということは、それは職務ではなく、先生の好意であるということです。仕事ではないということだと思いますが、そのようなことを職務として認めていくことも必要だと思います。また、男性の保育士も数人おられました。珍しいので、子どもたちからは人気が高いのですが、女性が多い職場に男性が飛び込むことは、大変勇気のいることで、それができる人とできない人がいると思います。そのような観点からも、何か政策として打ち出せないでしょうか。「もっと男性が入ってよい」ということをPRしてもよいと思います。保育士は女性というイメージを消していかなければ、絶対数のパイが増えません。介護に関しても同様だと思いますが、男女が適材適所で働きやすい社会環境を整えることで、現状の人手不足を解消できるかもしれません。また、男の子が「保育の仕事をやってみたい」と考えられるようなこともあると思いますが、現在の教育の場で、男の子が保育士になりたいと言い出しにくいイメージがあると思います。そのようなことも、教育現場で解消できるとよいと思います。垣根をとり、自由な考えをもつことができれば、人手不足解消にもつながるかもしれません。男女が共同で働くようになるからこそ、今まで女性がやっていたことが理解される社会になるということも考えられます。
      • F委員:男性保育士は増えてきていますが、公立保育園と違い、民間保育園は給料が低い状況です。男性の保育士が民間の保育園で働き、いずれ結婚した場合、家計を維持していくことは難しいかもしれません。保育職自体の地位が低いのです。公立保育園の公務員であれば職種は関係なく給料が決まりますが、以前は、「子育ては女がするもので、保育園でも女が子どもをみればよい」「保育園では子どもと遊んでいるだけ」と思われていたのかもしれません。その風潮が続いているのか、民間の保育園では給料が低く、とても公務員並みの給料にはなりません。それが大きな課題だと思います。
      • 副会長:以前は、女の子の希望職種の1、2位は保育士や学校の先生でしたが、今は、ランキングの下のほうです。時代背景もあり、少子化もあると思います。保育士だけでなく看護士でも男性がおられます。先ほどのお話にあったように、保育士と同じように、男性が看護師の世界に飛び込んでいくことは大変勇気のいることだと思います。私が子育てをしていたころは、学校の先生は部活動にも取り組む時間もあり、とても熱心に応援していただいた記憶がありますが、それは教育以外の範囲で先生がやってくださっていたことです。今は、やることが多過ぎて、部活動の指導の時間がとれないようです。私も子どもたちは綾瀬中学校にお世話になりましたが、大変、スポーツに力を入れておられ、部活も盛んで成績を残していました。今はそのようなことはないようです。先生によっては部活動に熱心な方もおられますが、全く応援しない先生もおられます。どのようなことになっているのでしょうか。
      • B委員:部活動の教育的効果はあると思いますが、それによる長時間労働が、かなり問題になっています。また、先生の専門性もあり、その競技を経験したことのない先生しかいない場合には、顧問がいないと活動できませんので、専門的な指導ができない先生が顧問になることになります。市としては、外部の指導ができる方に依頼することもしながら、取り組んでおります。また、国の動きとして、部活動を毎日のように行わずに、休みの日を設けるように指導が入っています。現在は、新型コロナウイルス感染症の影響で、学校における部活動では対外試合もできずに、岐路に立っているところもあります。基本的に中学校の先生には、部活動をやりたくて先生になったという方もおられます。やりたいという気持ちはあるのですが、ここに書き出したように、教える以外の仕事が多岐に渡っています。そのようなことをしていると、なかなか部活動にまで、力いっぱい取り組めないという状況だと思います。
      • 副会長:帰宅時間が8時、9時という先生がたくさんいるとお聞きして、驚きました。先生、保育士、看護師の皆さん、大変な思いをしてがんばってくださっていると実感します。また、17ページに各分野における女性の占める割合がありますが、自治会長は7.1%ということです。自治会長の決め方は、綾瀬市では「次はあなた」という感じで、地元の人で次の人を指名する風潮があります。最近は新しい人がたくさん入ってきていますが、入りにくさを感じるようです。地元の人は、もう少し大きな目で見ていただければ、挑戦する人も増えると思います。最近は状況が少しよくなっているのかもしれませんが、私どもが越してきたときには、地元の人で決まっている感じでした。地元出身でない方も入っていければ、違った意見も出て、自治会が繁栄していけると思います。新しく来た人にも、地元の人に対する遠慮があることも一因だと思います。
      • 会長:いろいろな意見がでましたが、いじめに関しては増えてきているということです。なぜ、増える傾向にあるのでしょうか。
      • A委員:それにお答えする前に申し上げます。皆さんからいろいろな御意見をいただき、大変有用だと思いますが、この会議での協議は、男女共同参画プランをどのように構築していくかということに関するものです。御提示いただいた多くの問題についても、子育て支援課で子ども・子育て支援会議を開催し、事業の進行管理などをしています。この会議では、男女共同参画プランの方向性を中心にお話していくべきだと考えます。いじめに関しては、新聞等マスコミからの情報ですので、綾瀬市での現状を把握しているわけではありませんが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、そのような問題が非常にクローズアップされているのだと思います。実際に、国の方でも増えてきています。新型コロナウイルス感染症もすぐに収束することはなさそうですので、この計画の中でも、長期的な視野を含めた方向づけしてはどうかということで、御提案させていただきました。
      • 会長:ありがとうございます。それでは、男女共同参画プランの方向性に関しまして、他に御意見等はございませんか。
      • 副会長:いじめに関して、綾瀬市では、新型コロナウイルス感染症の流行前と、流行後と、数としては増えているのですか。
      • A委員:数までは把握しておりません。教育委員会では当然、相談件数も含めて把握されており、昨年度との比較のデータもお持ちだと思います。私は、それを調べた上で提案したわけではありません。日本全体として意識していますが、おそらく綾瀬市だけは減っているということはないと思い、そこを懸念してこのような提案をさせていただきました。数については教育委員会に確認しなければわかりません。
      • B委員:統計は年度が終わったところで出します。3月までの統計を集約したものを、来年5月ぐらいに国に上げていく形になります。新型コロナウイルス感染症の流行の前後の比較は、来年度の中ほどに出ると思います。いじめの件数が増加しているということで、大変ご心配をいただいておりますが、最近は「積極的にいじめを認知していきましょう」ということですので、多くの人がいじめだと思っているものだけでなく、「友だちに少しいじわるなことを言われた」という程度でも、その子どもが「いじめられた」と言えば、それはいじめとして1カウントするようになってきています。そのような理由でも、数はどんどん増えていると思います。そして、いじめの対応には力を入れておりますので、「いじめの解決件数」というものも、また増えているのではないかと思います。男女共同参画から少し外れた話になりました。
      • 会長:男女共同参画自体が大変難しいテーマであると感じています。私自身も女性として、多くの女性が自分で何かできる力を得られるとよいと思いますが、一方で、夫に稼いでもらったほうが楽であるというのもあると思います。ただ、女性は子育てという一番大事なことをしています。
      • B委員:資料7ページの「綾瀬市における女性の年齢別就業率」を見て、思ったことを申し上げます。出産、子育てを背景に、一度離職し、子育てが一致段落する40歳代半ばから、再び就業する傾向にあります。確かに、学校現場でも子育ての時期に仕事を続けることは非常に大変です。ただ、公務員ですので、産休や育休の制度が整っており、それらを利用しながらキャリアを継続することができます。それが一般企業であれば、なかなか継続することが難しく、管理的な役割に就く女性が少ないことにもつながるのだと思います。ただ、先ほど会長が言われたように、子育てという仕事は本当に大切な仕事で、小学校でも、お母さんが家で子どもをしっかりと勇気づけてくれるので、子どもたちが毎日、学校で元気に頑張れるというところがあります。「外に出て仕事をしていただきたい」という気持ちもありますが、「しっかりと子どもに寄り添ってもらいたい」という気持ちも、私たちはもっています。なかなか難しいことだと思います。ただ、40歳代半ばから、再び就業するということで、一度キャリアをもった人が、そこから、また自分の思いや需要に従って働き続けていき、成長できるような社会の考え方になっていけばよいと思います。また、市でファミリーサポートセンターのようなものを実施しているということです。先ほど、保育園は週に3回以仕事をしていないと利用できないという話がありましたが、そのような場合には、ファミリーサポート制度が使えるとよいと思います。ただ、この制度が、一般の方に知られていません。周知して利用を促進させ、幼稚園や学校とも連携させながら進めていただけると、大変ありがたいと思います。なぜかというと、小学校低学年や幼児で、預け先がない子どもがいる場合、「学校に連れて行ってもよいですか」と、保護者の方が言われることがあるからです。現在は、新型コロナウイルス感染症のこともありますので、人の数を増やしたくないと申し上げますが、「預け先がないので」と言われ、結局、私どもは小学1年生から6年生までの子どもを預かることになります。また、幼児の保育も頼まれることもあります。しかし、ファミリーサポートのことをご存知だと、懇談会の間の1時間だけファミリーサポートを利用することもできます。いろいろな情報を広めていくことで、女性も動きやすくなると思います。
      • 会長:情報を知らないのと知っているのでは、まったく違うと思います。たくさんの情報を発信し、たくさんの情報を受け、それを、この男女共同参画のいろいろな企画に提案できれば、よい方向に進んでいけると思います。
      • 皆さま、ありがとうございました。
    3. その他
      • 会長:最後に、議題(3)その他ということで、皆さま何かありますでしょうか。
      • 事務局から、男女共同参画標語コンクール(案)について資料に基づき説明
      • 会長:御説明がありましたように、標語を募集するという案が提案されました。皆さま、いかがでしょうか。
      • A委員:とてもよい案だと思います。これは、基本施策「学校生活における男女平等教育の推進」や「家庭や地域における男女平等教育の推進」に沿った事業だということで、よいと思います。提案を申し上げます。地域の自治会の連絡協議会援等にも、事業を知っていただけるよう、声がけをしていただけるとよいと思います。
      • 会長:ありがとうございました。
      • B委員:公募期間が「6月中」となっていますが。理由があるのでしょうか。
      • 事務局:6月下旬が国の定める男女共同参画週間になっているためです。ただ、小中学生に対象を絞るのであれば、夏休みの宿題というような形も考えています。ですから、夏休みの宿題の1つとして、小学校か中学校のどちらかに、お願いできればありがたいと考えております。
      • B委員:ここに対象は小学6年生と書いてありますが、男女共同参画社会のイメージが小学生には難しいと感じます。小学校では、1年生のかけっこは男女混合で行うほど、男女共同です。ですから、裏面の「男の子だから、女の子だからという理由で」という文言の意図が、意外にピンとこないかもしれません。また、その下の「LGBTとは何か」というところですが、社会問題として大きく取り上げられていますが、小学6年生では、まだ使わないところかもしれません。これをご家庭に持ち帰ると、保護者が困るかもしれません。ということで、対象の学年は再検討していただけるとよいと思います。
      • 会長:検討していただける問題でしょうか。私も、少し小学生には難し過ぎると感じています。中学生になると、LGBTは知っていると思いますので理解していただけるかと思います。御検討ください。この標語募集に関して、特に反対意見はありませんか。
      • D委員:「男の子だから、女の子だからという理由で」という表現の理解について、申し上げます。「男だから青、女だからピンク」と言われることがあります。息子が「ピンクが好き」というと、小学1年生の娘が弟に対して「おかしいでしょ」と言っていました。「男の子だから、女の子だから」という認識は、小学1年生にもあると思います。LGBTに関しても、よくテレビでは、幼稚園ぐらいから「人形遊びが好きだった」とかいう話を聞きますので、その年代にもあるのだと思います。ただ、知らないだけだと思いますので、教えてあげることは必要だと思います。
      • 会長:小学6年生ぐらいから対象にしてもよいという御意見です。標語を掲げることについては、皆さん、賛成でよろしいですか。対象は検討したいと思います。
      • 事務局:対象については、教育委員会にも専門的な知見からアドバイスをいただくなどして、再検討したいと思います。
      • 会長:では、次に進みます。事務局より、今後の日程について、説明をお願いいたします。
      • 今後のスケジュールについて事務局が資料に基づき説明
      • 会長:それでは、以上で議事を終了し、進行を事務局にお返しいたします。
  3.  閉会
    • 課長:ありがとうございました。以上をもちまして、令和2年度第2回あやせ男女共同参画プラン推進協議会を終了いたします。次回は本年度最後の会議となりますが、1月下旬に開催予定です。また、改めて日程調整をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
       本日は、ありがとうございました。

以上

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