令和5年度第1回綾瀬市社会福祉審議会会議録(令和6年2月22日開催)

更新日:2024年03月18日

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審議会等の名称

令和5年度第1回綾瀬市社会福祉審議会

開催日時

令和6年2月22日(木曜日)10時00分から11時40分まで

開催場所

綾瀬市役所事務棟1階J1-1会議室

議題

(1)第5期綾瀬市地域福祉計画の案について

(2)綾瀬市障がい者福祉計画(第7期障がい福祉計画・第3期障がい児福祉計画を含む)の案について

(3)綾瀬市高齢者保健福祉計画・第9期介護保険事業計画の案について

出席者

(委員)

二ノ宮 要子(会長)、浅利 修三(副会長)、鈴木 定公、金子 寿、高野 緑、倉下 学、佐竹 泰三、

加藤 祐子、妹尾 洋之

(事務局)

福祉部長、福祉総務課長、障がい福祉課長、高齢介護課長、地域包括ケア推進課長、他3名

傍聴者

 0名

内容

1 開会

 

2 委嘱状交付

 

3 市長あいさつ

 

4 会長及び副会長の選出について

委員から事務局一任との声があり、事務局より、会長に綾瀬市民生委員児童委員協議会会長の二ノ宮要子委員、副会長に綾瀬市自治会長連絡協議会の浅利修三委員の選出を提案。委員の承認により会長、副会長を決定。

 

5 諮問

市長から会長へ諮問書を提出。

 

6 会長あいさつ

 

7 自己紹介

 

8 審議

(1)第5期綾瀬市地域福祉計画の案について

(事務局)

事務局より、第5期綾瀬市地域福祉計画の案について説明。

(会長)

それでは、第5期綾瀬市地域福祉計画の案について、委員の皆様からご質問がございましたらお願いします。

(委員)

社会福祉協議会との連携というところで、社会福祉協議会でも地域福祉活動計画を策定していますが、いずれ、この社会福祉協議会の計画も、地域福祉計画と一体化していくということも構想に入っているのでしょうか。

(事務局)

社会福祉協議会でも5年ごとに地域福祉活動計画を策定されており、地域福祉計画とも連携をしております。一体的な策定につきましては、現時点では行っておりませんが、今後、社会福祉協議会とも必要に応じて調整をしていきたいと思います。

(委員)

市の計画であれば市民や自治会が協力をしてくれるが、社会福祉協議会で計画を策定しても、裏付けがなく、市民に協力してもらえないというような現状もあるようです。

(事務局)

社会福祉協議会の地域福祉活動計画については、市の地域福祉計画よりも具体的な内容を示しながら進めていると聞いております。また、今回の計画から市の地域福祉計画と計画期間が1年ずれるとも伺っている状況ではありますが、ご意見については承り、今後必要に応じて検討していきたいと考えております。

(会長)

他に質疑がないため、次に計画の案に対する意見を伺いたいと思います。委員の皆様からご意見がございましたらお願いします。

(意見なし)

(会長)

意見がないようですので、第5期綾瀬市地域福祉計画の案についての審議を終了いたします。

 

(2)綾瀬市障がい者福祉計画(第7期障がい福祉計画・第3期障がい児福祉計画を含む)の案について

(事務局)

事務局より、綾瀬市障がい者福祉計画(第7期障がい福祉計画・第3期障がい児福祉計画を含む)の案について説明。

(会長)

それでは、綾瀬市障がい者福祉計画等の案について、委員の皆様からご質問がございましたらお願いします。

(委員)

一番関心を持ったのが、「基本目標1 安心して暮らせる保健・医療の充実」というところです。大災害が発生した際の福祉避難所について、どこにあるのか、また、ないということであれば、設置する考えはあるのかお伺いしたい。

(事務局)

福祉避難所につきましては、障がい者の関係施設としては、市内の入所施設3施設と市立もみの木園の4か所を福祉避難所としております。福祉避難所は、災害発生時に必要に応じて開設するわけでございますが、市民の皆様や障がいのある皆様に周知が届いてない部分があると考えています。今後、障がいのある方、支援が必要な方、一人一人に個別避難計画の作成を進めていく予定のため、避難場所や避難の方法等について、周知を図りながら、進めていきたいと考えております。

(委員)

地域の中に、常時電動の呼吸器を使わないといけないお子さんがいらっしゃるのですが、大地震が起きた場合は、停電の恐れがあります。福祉避難所では、非常用電源など、電源を必要とする器具を使う方への配慮はされているのでしょうか。

(事務局)

今現在、4か所の福祉避難所につきましては、医療機器用の電源については配備されておりません。障がい福祉課の事業としては、福祉避難所となる3か所の入所施設について、災害のときに必要な物品を購入するため、年間50万円の補助を行っております。非常用の電源等につきましても、この中から配備ができるよう、今後進めていきたいと思っております。

(委員)

障がいがあると、最終的には福祉避難所に避難することになりますが、現状としては、一度は一次避難所に行かなければならいことになっています。体育館のようなところで障がいのある人が、2・3日過ごすことはなかなか厳しいのが現状です。他の市町村でも同じようなシステムになっていると思いますが、できれば、障がいのある人が直接福祉避難所に行けるような取組を、他市に先駆けて検討してもらいないでしょうか。

(事務局)

現在は、災害があったときには、皆さんのおっしゃるとおり、まずは一次避難所に避難をしていただき、その後必要に応じて二次避難所や福祉避難所に避難していただくかたちになります。しかし、国の方で、直接避難ができるような取組について、各自治体の方で進めていくようにという動きもございますので、受け入れ先の施設と調整をしていく必要があります。また、福祉部のそれぞれの所管課と危機管理課ともしっかりと調整をしていかなくてはいけないというふうに考えております。

(会長)

他に質疑がないため、次に計画の案に対する意見を伺いたいと思います。委員の皆様からご意見がございましたらお願いします。

(意見なし)

(会長)

意見がないようですので、綾瀬市障がい者福祉計画(第7期障がい福祉計画・第3期障がい児福祉計画を含む)の案についての審議を終了いたします。

 

(3)綾瀬市高齢者保健福祉計画・第9期介護保険事業計画の案について

(事務局)

事務局より、綾瀬市高齢者保健福祉計画・第9期介護保険事業計画の案について説明。

(会長)

それでは、綾瀬市高齢者保健福祉計画・第9期介護保険事業計画の案について、委員の皆様からご質問がございましたらお願いします。

(委員)

身体障害者福祉協会の会員が60歳以上になってきまして、あと5年も経てば介護保険の分野に入っていくような状況ですが、重度の身体障がいがある人が65歳を超え、自宅で生活できなくなった場合、終の棲家は、高齢者の計画、障がい者の計画、どちらの計画で見ていくのかが分からないので、その辺りをお伺いできますか。

(事務局)

まず、高齢者の方、重度の方の介護施設としては、介護老人保健施設があります。障がいの状況や身体の状況がどういったものかにもよりますが、常時医療ケア等が必要な方が、その施設に入所されるというのは難しいというような状況もあります。障がい者の方の施設については、年齢的には制限がないというようなことですので、その方の介護の状態、身体の状況に合わせて、特別養護老人ホームや介護老人保健施設への入所になるのか、障がい者の方の施設への入所になるのかというのは、個別に皆様の身体状況に基づいて対応していくというようなことになると思います。

(委員)

高齢者に限らずですが、福祉の現場は人材がなかなか集まらないということが大きな課題となっていますが、現時点で担い手がなかなか見つからないという観点から、何か懸念されること、課題となってくるものはあるのでしょうか。

(事務局)

介護人材の確保が課題となっている中で、本市では、市内の事業所への就労希望のある方に対して、介護職の資格取得のための初任者研修の開催、そういった講習を無料で受けていただくというような施策ですとか、外国人技能実習生の受入れへの補助というようなかたちで、介護人材の確保を進めております。また、元気高齢者社会参加システムの方では、地域の生産人口が減り、高齢者が増加していく中で、元気な高齢者の方に地域の担い手になっていただき、様々な分野で活躍をしていただきたいというようなところも目標としているところでございます。高齢者自身が、支えられる側ではなく、支えていく側になっていただきたいというところで、今後の施策を進めていきたいと考えております。

(事務局)

地域の担い手というところでは、現在、生活支援体制整備事業において、地域の中の困りごと等の話し合いをしていただき、できることについては、地域の中で解決していただくというような取組も進めているところでございます。こちらの事業については、来年度以降も進めていきたいと考えておりますので、そういったところで充実を図っていければと考えております。

(会長)

人材不足が一番悩ましいところだと思うのですが、私も民生委員をやっておりまして、地域包括支援センターにつなげるケースが大変多くなってきました。そうした中で、地域へとつなげていくことも、市の方で考えていただきながら、実現をしていってほしいと思います。

(委員)

障がい者の計画の方には、災害時の対応についての記載があったと思うのですけれども、高齢者の計画の方には災害時の計画がちょっとお見受けできなかったのですが、何か理由があるのでしょうか。

(事務局)

高齢者の計画につきましては、老人福祉法、介護保険法に規定された計画となっておりまして、その中には災害に関しての項目が現在のところはないというところでございます。高齢者の計画とは別に、本市の地域防災計画ですとか、先ほどご説明のあった個別避難計画、そういった中で、支援が必要な高齢者については、定めていくというようなかたちをとっていきたいというふうに考えています。

(会長)

他に質疑がないため、次に計画の案に対する意見を伺いたいと思います。委員の皆様からご意見がございましたらお願いします。

(委員)

先ほど障がい福祉課長から、福祉避難所の協定を締結している施設に対して、年間50万円の補助金が出ているというお話がありましたが、高齢者の施設についても福祉避難所の協定を締結していますが、補助金が出ていない状況であります。同じ福祉避難所の協定を締結しているのであれば、高齢者施設にも同じように補助金をお願いしたい。

(事務局)

先ほどの障がい者の3施設に対する補助については、県の事業として、その地域の防災の強化を目的に補助を出しているところでございます。

(委員)

同じ福祉避難所であるけれども、一方には補助が出て、一方には出ていない。これは県だから、市だからではなく、補助をしていかなければいけないと思うのですが。

(事務局)

高齢者の施設では、防災の強化についての補助はメニューが限定されているのですが、浸水対策が必要な区域にある施設に対しては、それに対する防災上の補助メニューがあります。施設の防災力の強化については、各施設で整備が必要であれば、私どもの方も、国や県の整備基準に基づいて、補助をするというようなことは実施をしております。

(事務局)

先ほどの障がい福祉施設への補助につきましては、福祉避難所として補助をしてるわけではなく、地域の防災対策として、災害時に必要な食料や備蓄物品、テント等、いろいろなものを揃えるといったところでございます。市の福祉避難所だから補助をしているということではなく、あくまでも障がい者施設への備蓄物品としての補助を行うという事業となっております。

(委員)

自主防災訓練や市の防災訓練については、夏にはやっているけれど冬にはやってない。男女問わず、障がい者、高齢者問わず、四季を分けてやるということを、各自治会等ではなかなかできないので、市にやはり旗を振っていただきたい。また、若い人は、仕事をいっぱい持っていて、全然担い手がいないと言っていても、我々は改善、改革をしていってないのですよね。やはり同じ委員ばかりではダメですし、いろいろな人を取り入れたら、もっともっといい意見も出てくると思います。福祉の担い手も少ないわけですが、国が賃金の対策も行っているのだから、福祉人材、福祉分野にはもっと支援をしていかないと、ボランティアにも限度があります。こういった計画をつくることも、すごく労力を使って大変だと思います。役所だけに任せたら役所も大変ですよ。学識経験者など、そういう人達をいっぱい入れて討議しないと。この審議会だけではなく、まだ綾瀬市の中には総合計画の中でたくさんの施策がありますから、みんなで耳を傾けていかないと乗り越えていけないと思います。

(会長)

貴重なご意見をありがとうございます。それでは、ほかに意見がないようですので、(3)綾瀬市高齢者保健福祉計画・第9期介護保険事業計画の案についての審議を終了いたします。

次回は、委員の皆様からいただいた意見を反映させた答申案をまとめ、答申とすることといたします。答申案の文面作成については、委員の皆様方から提出される意見等を踏まえ、私と事務局で作成させていただくということでいかがでしょうか。

(異議なし)

(会長)

それでは、会長の私に一任いただき、作成した答申案は次回の審議会でご審議いただきたいと思います。

 

9 その他

事務局より、次回開催日程及び意見書の提出方法等について説明。

 

10 閉会

この記事に関するお問い合わせ先

綾瀬市役所 福祉部 福祉総務課 福祉・生活支援担当(福祉)
電話番号:0467-70-5613
ファクス番号:0467-70-5702

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