令和6年度第3回 国民健康保険運営協議会会議録(令和6年12月26日開催)
審議会の名称
綾瀬市国民健康保険運営協議会(令和6年度第3回)
開催日時
令和6年12月26日(木曜日)午後1時から午後1時30分まで
開催場所
綾瀬市役所 議会棟 第1委員会室(議会棟3階)
議題
- 令和7年度綾瀬市国民健康保険税額等の改定にかかる答申について
- その他
出席者
出席委員
10名
- 会長 石井 麻理
- 稲村 昭彦
- 小野 眞実
- 関田 博子
- 三神 俊史
- 加王 文平
- 渡邉 哲也
- 西川 和朗
- 見上 憲子
- 小泉 清
事務局
8名
- 福祉部長
- 収納課長
- 保険年金課長ほか5名
傍聴者数
1名
内容
〇事務局
皆様こんにちは。ただいまから、令和6度第3回綾瀬市国民健康保険運営協議会議会を開催いたします。
はじめに、石井会長よりごあいさつをいただきたいと思います。石井会長よろしくお願いいたします。
〇会長
皆様、本日は年末のお忙しいところ、令和6度第3回綾瀬市国民健康保険運営協議会にお集まりいただきまして誠にありがとうございます。前回の会議で事務局から、国民健康保険財政の現状について説明がありましたが、先の12月の議会においても、国民健康保険事業の財政状況についての一般質問がなされ、綾瀬市における国民健康保険事業の財政状況は非常に厳しい状態であると改めて認識しているところでございます。
前回はお1人お1人から活発なご意見を頂戴いたしました。
本日は前回に引き続き、令和7年度綾瀬市国民健康保険税の税率改定について、委員の皆様に更なる活発なご意見をいただきながら答申案をまとめたいと考えております。簡単ではございますが、ご挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
〇事務局
ありがとうございました。
それでは、議事に入ります。議事進行につきましては、本運営協議会規則第3条の規定により、石井会長に議長をお願いいたします。
会長よろしくお願いいたします。
〇議長
議事に入ります前に、本日の会議において、傍聴の申し出者1名に対し、申し出のとおり傍聴を許可いたしましたのでご報告させていただきます。これより、傍聴人の入出を認めます。なお、傍聴人につきましては、定員の5名に達するまでは、途中入室を認めることになっております、ご承知おきください。
それでは、議事に入らせていただきますが、本日の出席者は、10名でございます本運営協議会規則第4条第2項の規定により、委員の過半数の出席を満たしておりますので、本日の会議が成立しておりますことを、ご報告させていただきます。
それでは、議事に入ります。日程第1 議題第1号 「令和7年度綾瀬市国民健康保険税税率改定の答申について」の件を議題として審議を行います。本件の内容について、事務局の説明を求めます。特に説明はありますか。
〇事務局
はい。前回の会議におきまして、ご審議をいただきました内容で本日の資料とさせていただいております。なお、3の附記事項といたしまして「国への財政支援の要望を引続き行うこと」、「保険税収納率の向上に努めること」、「医療費抑制に向けた取り組みを進めること」の3点を記載してございます。ご審議よろしくお願いいたします。
〇議長
ありがとうございました。本日の答申案について、ご意見等ございましたらご発言をお願いいたします。
〇委員
ただいまご説明ありました3のところについて、実際に国の財政支援の要望を引き続き行うこととありますが、具体的にはどのようなことをしていくのでしょうか。
〇事務局
この財政支援につきましては、県などを通じて要望していくところでございます。直近につきましては、保険者各市町村の保険関係の部署あるいは市長会等の集まる会議の場に置きまして、先般の同様の要望について、意見書としてどのように作成していくか、私たちも加わりながら引き続き要望してまいりたいと思います。
以上でございます。
〇議長
他に質疑はございますか。
〇委員
前回の説明の時に、令和8年までに赤字を解消するというお話がありましたが、そのための今後の道筋はどのようになっているのでしょうか。
〇事務局
令和8年までに赤字を解消するよう国と県より指導を受けているところです。今般の税率改定に置きまして、約1億5000万円の税収増を見込んでおります。令和6年度の赤字は3億5000万円が見込まれますので、この不足分につきましては、引き続き市の一般会計からの繰入あるいは財政調整基金などの活用を検討していきながら運営をしていく予定です。県の考え方といたしまして、基金の取り崩しを国民健康保険特別会計に充てることは、赤字補填とはみなさないという考え方でございます。実質的な赤字解消を目指すには、2、3年後に税率改定を行う必要があると考えています。今後の動向を見つつ、令和15年度には県が示す標準税率を採用することとなりますので、それに向けてまた検討を重ねていこうと考えています。
以上でございます。
〇委員
令和7年度4月に税率改定を行っても赤字が出るということは、市の財源を用いてやりくりしていくことになるのでしょうか。
〇事務局
予算を通じて一般会計から基金を積んで、その基金を取り崩しながら運営していくこととなります。
〇議長
他に質疑はございますか。
〇委員
多くの市民の方が現状を理解できていないと思うのですが、市民の方にわかるような働きかけは何か考えているのでしょうか。
〇事務局
答申を基に、令和7年3月の市議会定例会に条例改正を上程いたしまして、市会議員の皆様にご審議いただきます。そこでご審議いただいた結果を市民の方にお知らせいたします。お知らせの仕方につきましては、市のホームページや広報を活用させていただく予定です。
以上でございます。
〇委員
令和7年の3月に審議をして4月からということですが、もう少し早めることはできないのでしょうか。
〇事務局
令和7年度4月1日から施行ということですが、7年度分の保険税の納税通知書等は4月すぐに送られるものではございません。周知をしてからお送りする流れととなっております。
〇委員
説明については、市議会が終わるまではだめなのでしょうか。
〇事務局
議決を経てからの説明となります。
〇委員
令和4年度から税率改定を行っておりますが、モデルケースを確認しましたところ、子育て世帯の負担が大きく見られます。また、現在は物価高ということもありより負担が大きくなると思われますが、子育て世帯に関する軽減措置などはあるのでしょうか。
〇事務局
現在の制度といたしまして、世帯の人数に応じて課税がされる均等割額というのがありますが、未就学児のお子様については、5割軽減がかかるようになっています。また、今回の税率改定の考え方の中では、所得割、均等割、平等割のうち、世帯の人数が影響しない平等割に重きを置くことで、子育て世帯への負担がかからないような形をとっています。
〇委員
市の財政において、保険料率を県で統一することによってどのようなメリットが生まれるのでしょうか。
〇事務局
平成30年に運営状況が非常に厳しいという各市町村を県の方で統一的に考えて、県内一律の税率を使って同じ経営体にしましょうといった考え方で、保険税についての改革が取り組まれています。そのことがあり、令和15年に各市町村の標準税率を適用、令和18年には県で全部の市町村が同じ税率を使うといったロードマップが示されています。
〇委員
個別の市で色々な事情があると思いますが、そういったことは配慮せずに統一を行うということでしょうか。
〇事務局
平成30年の頃に議論がされてそのように至ったということは、赤字が大きい市とそうでない市の差を埋めるために話し合われ、このようなロードマップが示されたと認識しております。
〇委員
保険税の収納率の向上と書いてありますが、今実際に収納率はどれくらいなのでしょうか。
〇事務局
現年度分、過年度分とありますが、現在の国民健康保険の徴収率は91%でございます。県内では決して高いほうではないので、落とすことのないよう、課税課、保険年金課、収納課で連携して取り組んでいきたいと思います。
〇委員
今後の取り組みとして、医療費抑制に向けた取り組みを進めることとありますが、具体的にはどのようなことをしていくのでしょうか。
〇事務局
医療費の抑制につきましては、市の健康診査の受診率40%を目標に掲げておりますが、現状35%とまだ目標には届いておりません。国民健康保険加入者の健康を支持することが医療費の抑制に繋がると考えおります。未受診者に対し個別に直接コンタクトをとることで、健康診査の受診を促すよう努めてまいります。
〇議長
他にご意見等はございますか。なければ答申案のとおり決定いたしますが、よろしいでしょうか。
それでは、答申案のとおり決定することといたします。答申につきましては、会議終了後に市長に答申させていただきます。
次にその他でございますが、事務局から何かありますでしょうか。
〇事務局
それでは、次回の第4回運営協議会ですが、令和7年3月27日木曜日の13時30分からを予定しております。内容といたしましては、令和7年度国民健康保険事業特別会計の当初予算の概要についてでございます。後日、各委員に通知お送りさせていただきます。
以上でございます。
〇議長
ただ今の、事務局の発言について、質疑はございますか。
質疑がないようですので、その他については、以上とします。ここで傍聴人の退室をお願いします。
以上をもちまして、本日の議事は、全て終了となります。皆様お疲れ様でした。
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更新日:2024年12月26日