令和6年度第1回綾瀬市青少年問題協議会会議録(令和6年10月9日開催)
審議会等の名称
令和6年度第1回綾瀬市青少年問題協議会
開催日時
令和6年10月9日(水曜日) 10:00~11:25
開催場所
綾瀬市役所事務棟6階 視聴覚室
第1回綾瀬市青少年問題協議会 議題
議題
令和6年度綾瀬市青少年善行褒賞等候補者の選考について
報告
-
綾瀬市青少年相談室の活動状況について
-
大和警察署管内の少年犯罪及び補導状況について
-
基本指針に基づく具体的な取組の進捗状況について
-
綾瀬市こども計画について
出席者
- (委員)
- (会長)橘川佳彦
- (副会長)榎本源𠮷
- 畑井陽子
- 向井瑞樹
- 上山智也
- 小川富久子
- 星野敏雄
- 原和子
- 栗原芳子
- 澁谷敏夫
- 富田充保
- 久貝康裕
- (事務局)
- 健康こども部長
- こども未来課長
- 他事務局員2名
傍聴者数
0名
内容
1 開会
2 会長あいさつ
3 委員及び職員自己紹介
4 諸般報告
(事務局)
〇定数について、13名中12名の委員が出席で定足数に達した旨を確認
〇会議傍聴者がいない旨を確認
〇会議記録について要点筆記とする旨を確認
5 副会長の互選について
(事務局)
〇委員の互選により榎本委員を選出、了承
〇榎本副会長あいさつ
6 議題
令和6年度綾瀬市青少年善行褒賞等候補者の選考について(非公開)
(事務局)
〇候補者名簿に基づき、候補者の推薦経過・内容等について説明
青少年善行褒賞候補者5名、青少年育成活動推進者表彰候補者16名(うち団体1)及び令和7年度神奈川県青少年育成活動推進者表彰候補者の推薦内容を決定
7 報告
(1) 綾瀬市青少年相談室の活動状況について
(事務局)
〇資料に基づき、綾瀬市青少年相談室の活動状況を報告
〇説明後、質疑応答と各委員内における意見交換
【質疑】
(会長)
オンライン相談はあったのか。
(事務局)
令和5年度末から開始したため、令和5年度のオンライン相談はありません。
令和6年度は、9月末までで5件のオンライン相談がありました。
(会長)
5件のオンライン相談はどのようなものか。
(事務局)
5件の相談は悪天候により来庁相談ができなかった方と外出が難しい方です。
(会長)
ひきこもりや不登校の子ども達にとって、オンラインを活用することは非常に大切なことであるので、今後もオンライン相談を広く周知してもらいたい。
(委員)
悪天候により来庁相談ができなかった方とは、約束事があって来られなかったのか、悪天候だから来られなかったのか、事前に相談予約していたのか。
(事務局)
相談予約をしていたものの、当日、急に天候が悪くなり来庁できなくなった為、急遽オンライン相談に変更しました。
(委員)
青少年相談室では、ライン等の「文字」での相談の必要性を感じているか。
(事務局)
現在、文字としての相談は、メールでのやり取りをしていますが、即時返信ができないデメリットがあります。そのデメリットを解消できるのが電話相談でありますが、電話では相談相手の顔や仕草が不明であります。ラインは有効な手段ではありますが、相談員からは、直接来室していただける方には直接お会いして、市役所まで外出が難しい方は相談員が家庭まで出向いて相談に乗りたいと聞いています。
(委員)
困っている方にとっては、相談員に相談するまでのハードルが高いと聞いている。中には、知らない大人に電話をかけるのが難しい子どももいるので、子ども達に合わせた相談ツールを検討してもらいたい。
(委員)
相談相手に直接会って相談に乗ることは、本当に重要であると考える。声しか聞こえず表情がわからない電話相談より、直接会って、表情や態度、服装を見ることは大切であり、相手も安心するので、直接会う相談は大切にしてもらいたい。
(2) 大和警察署管内の少年犯罪及び補導状況について
(委員)
〇資料に基づき、大和警察署管内の少年犯罪及び補導状況を報告
〇説明後、質疑応答と各委員内における意見交換
【質疑】
(委員)
大人に限らず青少年でも大麻等の薬物が増えているが、入手先はどうなっているのか。お金を持っていない青少年がどうやって入手しているのか。自転車のヘルメット着用が努力義務になったが、その効果はどの程度なのか。
(委員)
薬物はインターネットを通じて安価に簡単に手に入る。大麻は依存性がないなどの誤った情報が流れている。夜間徘徊している非行少年グループなどの仲間を通じて安易に入手できる場合もある。
自転車のヘルメット着用については、交通課がキャンペーンや学校での交通安全教室で、努力義務ではあるがヘルメットを着用することによる事故をした時の安全性などについて、普及活動を実施している。
(委員)
最近、闇バイトの事件が多いが大和署管内での状況はどうなっているか。
(委員)
少年に限らず、闇バイト事件が増えてきている。短時間で簡単にお金が手に入ることもあり、お金のない青少年には、闇バイトが魅力的に映っていると思われる。
しかし、言葉は悪いが、少年は「受け子・出し子」などの捨て駒になってしまっているので、県警では、犯罪に手を染めてしまって抜け出せない子どものための「SOSダイヤル」を開設して相談に乗っている。
(3) 基本指針に基づく具体的な取組の進捗状況について
(事務局)
〇資料に基づき、基本指針に基づく具体的な取組の進捗状況を報告
〇説明後、質疑応答と各委員内における意見交換
【質疑】
(委員)
青少年育成支援の様々な事業を実施して、課題や次年度以降の改善事項を各課で検討されていると思うが、次年度以降も費用対効果を考えて事業を実施してもらいたい。
(事務局)
費用対効果については、毎年、予算計上の前に効果検証を行い、課題を克服するための事業立案に取り組んでいる状況であります。過去の実績を踏まえて今後も事業に取り組んでまいります。
(4) 綾瀬市こども計画について
(事務局)
〇資料に基づき、綾瀬市こども計画を説明
〇説明後、質疑応答と各委員内における意見交換
【質疑】
(委員)
市町村で策定するこども計画は努力義務であるが、近隣市でも計画を策定するのか。
計画を策定にあたって大綱の内容を取り入れるのはもちろんのこと、子どもの意見も取り入れてもらいたいが、子どもの意見を聞く予定があるのか。
(事務局)
神奈川県内すべての市町村が、こども計画を策定する予定であります。
子ども達の意見は、市内3つの児童館に来館している児童からの意見集約、子育て支援センターでの乳幼児の保護者に対するヒアリング、市ホームページからアンケート調査としてのWeb調査を実施し、計画の中に集約していく予定であります。
(委員)
子どもの意見を聞くことが課題に挙げられていたが、これまでの市の取り組みを聞いて安心した。これからも子どもの声を聞いて計画策定を進めていってもらいたい。
(委員)
綾瀬市こども計画の計画期間は、何年間を想定しているのか。
これから今後のスケジュールは、どうなっているのか。
計画策定にあたっては、数値目標を定めて点検評価をするのか。
(事務局)
綾瀬市こども計画の期間は、令和7年4月から令和12年3月までの5年間となっており、5年間の計画の中で中間見直しを予定しており、実態を踏まえた中で数値の見直しを行ってまいります。
スケジュールについては、現在、素案を策定して市役所内の各課に照会をしており、今後、11月の行政会議等の庁議を経て12月から1月にかけてパブリックコメントを実施し、2月に完成したあと、3月に議会に報告する形なので、3月末までの策定と考えています。
進捗管理については、現在、第2期綾瀬市子ども・子育て支援事業計画に基づき各事業を実施しており、毎年の進捗管理と検証を実施しています。綾瀬市子ども会議においても、引き続き、毎年の進捗管理をしていきます。
現在策定中の綾瀬市子ども計画については、子ども子育て会議において策定しているところです。
(委員)
綾瀬市こども計画6番の青少年の育成・支援に向けた体制等の整備の中の「こども・若者の成長のための社会環境の整備」や「こども・若者の成長を支える担い手の養成・支援」は非常に大事なことと考える。子ども達を育てるのは、家庭や学校、保育園、幼稚園等あるが、他にも育てる所はたくさんあると思っている。環境の整備や担い手の養成の施策等が具体的に進んでいるのであれば教えてほしい。
(事務局)
現在のところ、各青少年支援育成団体の事業を推進し、市で実施する事業を充実させ、すべての子ども若者に対して社会全体で支えていくことであるので、今後も青少年育成指針の内容を引き継ぐとともに、新たに策定している内容を盛り込み実施していきます。
(委員)
平成9年から開始した「あやせっ子ふれあいプラザ」の運営に関わっているが、今まで長い間よい環境で落ち着いていたが、この1~2年、子ども達が荒れていると感じている。
パートナーは子ども達から信頼があり、子ども達のために最善をつくしているが、現状とても荒れているので、パートナーの担い手育成支援もしっかり行ってほしい。
市の担当部署が変わってから、運営委員会に市職員が出てこなくなったので、現在の荒れている状況について、どこに問題があり、その改善点について、市職員に来ていただいて現状を把握して共に考えてもらいたい。
パートナーの人数が少ないので、安全確保をするためにも増員を希望する。
(委員)
今後の要望ではあるが、計画策定するにあたって、市の事務局は子どもの声を多方面から様々な方法で、たくさん聞いている。
綾瀬市こども計画は、子ども子育て会議で策定するとのことだが、その子ども達の声を青少年問題協議会の我々も知ることで、子ども達が何に困っていて、子ども達が何を望んでいるのかを捉える必要があるのではないかと考える。我々青少年問題協議会としても概要や要点を、どこか報告事項で構わないので、計画策定時に集めた子ども達の代表的な声や要望等を共有できる機会を作ってもらいたい。
(会長)
この青少年問題協議会でも、子ども達の声や要望を知ることは必要であると考えるので、今後の会議資料で見せてもらえるよう検討してもらいたい。
(事務局)
現在、子ども達の声や要望等の取り纏めをして形にはなっているので、次回2月の会議にて、このような意見等があった旨をお示しさせていただきます。
(委員)
子ども達の支援や指導については、現場にいる子どもの人数が増えてしまうと指導員の人数が足りなくなってしまう。
また、子ども達の意見は多様であるが、それを踏まえて見守っていかなければならないと思っている。良いこと悪いこと様々あるが、机上の会議だけではなく、現場の人の行動や意見も取り入れていってほしい。
(会長)
経験のある方の意見を聞いて、そこの精査をしながら計画に反映させていければと思います。
8 その他
次回会議日程(案)について
(事務局)
〇資料に基づき、今後の会議日程を説明
令和7年2月19日(水曜日)午後2時から綾瀬市役所6階視聴覚室
9 閉会
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更新日:2024年10月18日