令和6年度第4回 国民健康保険運営協議会会議録(令和7年3月27日開催)

更新日:2025年03月28日

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審議会の名称

綾瀬市国民健康保険運営協議会(令和6年度第4回)

開催日時

令和7年3月27日(木曜日)午後1時30分から午後2時まで

開催場所

綾瀬市役所 議会棟 第1委員会室(議会棟3階)

議題

  • 令和7年度綾瀬市国民健康保険事業特別会計歳入歳出当初予算について(報告)
  • 綾瀬市国民健康保険税条例の一部改正について(報告)
  • その他

出席者

出席委員

9名

  • 会長 石井 麻理
  • 稲村 昭彦
  • 小野 眞実
  • 関田 博子
  • 加王 文平
  • 渡邉 哲也
  • 西川 和朗
  • 見上 憲子
  • 小泉 清

事務局

8名

  • 福祉部長
  • 収納課長
  • 保険年金課長ほか5名

傍聴者数

0名

内容

〇事務局
   定刻となりましたので、はじめさせていただきます。
   ただ今から令和6年度第4回綾瀬市国民健康保険運営協議会を開催いたします。
   本日、三神委員につきましては、都合により欠席との連絡がございましたのでここで報告させていただきます。
   それでは、議事を進めてまいります。議事進行につきましては、本運営協議会規則第3条の規定により、石井会長に議長をお願いいたします。

〇会長
   皆様こんにちは。
   議事に入ります前に、本日の会議には、傍聴ができるよう傍聴席を設けておりますが、傍聴の申し出はなかったことをご報告申し上げます。なお、傍聴人につきましては、定員の5名に達するまでは、途中入室を認めることになっておりますので、ご承知おきください。
   それでは、議事に入らせていただきますが、本日の出席者は、9名でございます。本運営協議会規則第4条第2項の規定により、委員の過半数の出席を満たしておりますので、本日の会議が成立しておりますことを、ご報告させていただきます。
   それでは、日程第1 報告第1号「令和7年度綾瀬市国民健康保険事業特別会計歳入歳出予算について」を議題とさせていただきます。
   事務局より説明をお願いします。

〇事務局
   それでは、日程第1 報告第1号 令和7年度綾瀬市国民健康保険事業特別会計歳入歳出予算につきまして、説明させていただきます。なお、これから説明いたします予算につきましては、3月21日の綾瀬市議会にて可決されましたことをご報告いたします。
   それでは、お手元の報告資料の1ページをご覧ください。国民健康保険事業特別会計の歳入歳出予算につきまして、各款ごとにまとめた概要でございます。令和7年度予算の予算規模は、78億600万円で、前年度より5億6,900万円、6.8%の減となっております。
   それでは、歳入より説明させていただきます。
   はじめに、1款:国民健康保険税でございます。国民健康保険税の収入は、15億4,921万6千円で、前年度と比較して、1億606万6千円、7.3%の増となっております。被保険者数が減少するなか、保険税率改定に伴い増額となってございます。
   次に、2款:県支出金でございます。県支出金には、普通交付金と特別交付金があり、全体で51億7,394万5千円、歳入予算の約66%にあたる額となっております。
   普通交付金は、本市の給付費実績により県から交付されるもので、歳出の2款、保険給付費のうち、交付金対象となる金額が交付されます。
   特別交付金は、医療費適正化の取り組みや保健事業の実施状況などにより交付されるもので、県から示された見込額により計上しております。
  被保険者数の減少に伴い、医療費実績の減少や医療費適正化の取り組み、保健事業の対象者の縮小が見込まれることから、前年度と比較して、7億3,048万5千円、12.4%の減となっています。
   次に、4款:繰入金でございます。繰入金は、市の一般会計からの繰入金となっております。この繰入金につきましては、国民健康保険事業の財政安定化を図るため、「法定による繰入金」と、法定外となる「その他繰入金」がございます。
   法定による繰入金は、保険税の軽減制度による財源不足を補うための保険基盤安定繰入金や職員人件費等への繰入金となっております。
   決算補填等を目的とする法定外繰入金は、税率改定を行ったことにより減少いたしますが、それでも解消しきれない財源につきまして、歳出の5款、基金積立金へ繰り入れることに伴い、繰入金全体では、10億3,168万3千円、前年度と比較して、6.2%の増となっております。
   以上が歳入でございます。
   次に、歳出を説明させていただきます。
   はじめに、1款:総務費でございます。総務費は、1億5,391万5千円で、主に職員の人件費や国民健康保険事業を運営するために必要な事務的経費となっております。前年度と比較して、1,381万4千円、9.9%の増となっております。
   次に、2款:保険給付費でございます。歳出総額の約65%となる主要事業となります。保険給付費の大半を占める療養給付費は、被保険者が病院等で治療した医療費のうち、保険者である綾瀬市が負担する保険給付になります。被保険者の高齢化や医療の高度化などにより、1人当たりの医療費は年々増加傾向にありますが、被保険者数の減少から、前年度と比較して、7億3,635万7千円、12.6%の減となっております。
   次に、3款:国民健康保険事業費納付金でございます。国民健康保険事業費納付金は、22億2,544万円で、国民健康保険の財政運営の責任主体であります神奈川県が、医療費の見通しを定め、県内の市町村ごとに示した金額を計上したものでございます。前年度と比較して、7,585万1千円、3.3%の減となっております。
   次に、5款:基金積立金でございます。一般会計からの決算補填等目的の法定外繰入金の解消を行うため、令和8年度以降において歳出が歳入を上回った際の対応に備えて積み立てを行うものでございます。前年度と比較して、2億3,000万円ほどの増となっております。
   以上が歳出でございます。
   次に、2ページから13ページにつきましては、歳出の事業ごとの説明資料となりますので、参考にしていただければと存じます。
   以上で説明とさせていただきます。

〇議長
   ただ今の、報告第1号について、質疑に入ります。質疑はございますか。

〇委員
   保険の給付費が下がってきている中で、高度医療がかなり入ってきていると思うのですが、その辺がどのようになっているのかをお伺いしたいです。   

〇事務局
   おっしゃるとおり給付費は下がっておりますが、医療費にかかる高度医療によって、1人当たりの医療費は年々増加傾向にあります。綾瀬市の位置づけとしましては、県内で真ん中のあたりと捉えております。ただ、後期高齢者への移行に伴い国民健康保険全体の被保険者数が減少しており、それを受け給付費が減少しております。
   以上でございます。

〇委員
   高額医療の中身がどういったものかをお伺いしたいです。

〇事務局
   疾患等によるものであるため、人それぞれの状況に応じたものであると考えております。

〇議長
   他に質疑はございますか。

〇委員
   給付費が下がっているというお話がありましたが、それでも国民健康保険税が上がっているのは、県支出金が影響しているのでしょうか。

〇事務局
   給付費は下がっているのですが、現在の国民健康保険特別会計の状況は、令和6年度の決算ベースで約3億5,000万円の赤字となっています。そのことによって、一般会計から繰り入れを行っていますが、被保険者数に割勘いたしますと、1人当たりに繰り入れている金額が神奈川県内で一番多い金額となっています。こういった赤字の状況を県の方から令和8年度までに解消するよう指導を受けております。ただ、1回で3億5,000万円のご負担を皆様にお願いすると急激な変化で大きな負担となってしまうため、当面の間は基金に積み立てをしましてそこを補填をしつつ、今回の税率改定で1億5,000万円ほどのご負担をいただきまして赤字の解消を目指していこうと考えております。

〇議長
   他に質疑はございますか。議会での質疑の内容を等を皆様にお伝えいただくことは可能でしょうか。

〇事務局
   はい。前回の議会において、議員さんの方々からご質問をいただきました。その中で主なものをご報告いたします。今回の税率改定において子育て世帯に限らず本市の貧困関係にある方への負担につながるのではないかと思うがそのあたりの考え方について質疑をいただきました。これにつきましては、ご負担をいただきますが、神奈川県が示しております均等割の部分の標準が全体の35%となっているのに対し、本市の今回の税率改定では28.6%と均等割の部分のご負担を下げさせていただき、一定の負担軽減がありますというような答弁をさせていただきました。それから、綾瀬市の国民健康保険の財政状況は県内においてどのくらいの位置づけなのですかとの質疑をいただきました。それに対する答弁といたしましては、被保険者の方々にご負担いただいている金額が、県内33市町村あるうち低い方から数えて5番目であるということをお伝えいたしました。中でも、市の中では1番低いということをお伝えしご理解をいただきました。また、近隣市の税率改定の状況はどうかとの質問もいただきました。現在神奈川県内では、赤字の状態が続いているのが12市町村ございます。その中で、近隣市である県央の市の改定状況につきましてですけれども、令和6年度までに既に改定している状況であると答弁させていただきました。
   以上でございます。

〇議長
   ありがとうございます。このような質疑が出て可決に至りました。
   他に質疑はございますか。
   質疑がないようですので、報告第1号「令和7年度綾瀬市国民健康保険事業特別会計歳入歳出当初予算について」は、これで終了させていただきます。
   次に、日程第1 報告第2号「綾瀬市国民健康保険税条例の一部改正について」を議題とさせていただきます。
   事務局より説明をお願いします。

〇事務局
   それでは、お手元の報告資料の14ページをご覧ください。綾瀬市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の概要についてでございます。昨年の12月26日に本協議会から市長に対し、保険税額等の改定について答申がなされました。この答申内容を基に庁議を経まして市議会3月定例会に条例改正案を提出し審議され、3月21日に原案のとおり可決されましたのでご報告いたします。
   委員の皆様におかれましては、市長からの諮問に対しまして慎重にご審議をいただき、答申いただきましたことにつきました深く御礼申し上げます。
   改正されました条例は、令和7年4月1日から施行いたします。なお、市民の皆様への周知につきましては、4月1日に市ホームページへの掲載及び5月1日号の広報あやせに掲載をいたします。また、6月にお送りする納税通知書にリーフレットを同封することといたします。
   以上でございます。

〇議長
   ただ今の、報告第2号について、質疑に入ります。質疑はございますか。

〇委員
   今回の改定を行うことで、神奈川県で一番負担が大きかったものがどのくらい解消されるのでしょうか。

〇事務局
   今回の税率改定におきまして、ご負担いただく差額の平均は約12%といったところでございます。県から求められている赤字の解消にはまだ届かないので、当面の間は基金を活用しながら補填をしていきます。見込みでは令和7年度で基金を活用して赤字は解消される見込みでございます。

〇議長
   他に質疑はございますか。これについても議会でどのようなお話があったかご報告いただけますか。

〇事務局
    議会でご理解いただいたところにつきましては、現状県内で1番多い繰入金があるというところと1人当たりの税額が下から数えて5番目であるというところでございます。

〇委員
   広報あやせの5月1日号はいつ頃配られますか。

〇事務局
   委託をしまして各ご自宅にポスティングすることとなります。5月1日前後で届けられるように考えております。

〇委員
   市民の方にお知らせするのが改正後になってしまうが、これが普通のスケジュールなのでしょうか。

〇事務局
   広報誌の原稿の都合上、最速で5月1日となっております。

〇議長
   他に質疑はございますか。よろしいでしょうか。
   質疑がないようですので、報告第2号「綾瀬市国民健康保険税条例の一部改正について」は、これで終了させていただきます。
   次にその他でございますが、事務局から何かありますでしょうか。

〇事務局
   特にございません。

〇議長
   以上をもちまして、本日の議事は、全て終了となります。皆様お疲れ様でした。

 

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綾瀬市役所 福祉部 保険年金課 保険年金担当(保険)
電話番号:0467-70-5617
ファクス番号:0467-70-5701

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