令和6年度第1回学校給食検討委員会会議(令和6年6月27日開催)
審議会等の名称
令和6年度第1回学校給食検討委員会会議
開催日時
令和6年6月27日15時35分から16時50分まで
開催場所
綾瀬市役所 事務棟6階 視聴覚室
議題
- 役員選出について
- 令和5年度学校給食費会計決算(案)について
- 不納欠損処分(案)について
- その他
出席者
委員
- (委員長)熊本 丈力
- (副委員長)大城 美恵
- (副委員長)木村 明
- 豊田 政治
- 神尾 里美
- 瀬戸 京子
- 永益 弘之
- 上山 智也
- 笠間 功治
- 宮本 亮平
- 小菅 旭
- 富士溪 桂太
事務局
- 教育長
- 教育部長
- 学校給食センター所長
- 学校給食センター職員及び栄養士各1名
傍聴者数
1人
内容
議題(1) 役員選出について
・委員長1名選出(小中校長教頭連合会会長)
綾北中学校校長 熊本丈力委員を選出
・ 副委員長2名選出
城山中学校校長 大城美恵委員を選出
綾北小学校PTA会長 木村明委員を選出
・監査員選出2名
土棚小学校校長 永益弘之委員を選出
落合小学校PTA会長 小菅旭委員を選出
議題(2) 令和5年度学校給食費会計決算(案)について
・事務局
(収入の部)
現年度給食費が調定額278,210,570円に対し、収入済額273,992,986円で収入未済額が4,317,584円、徴収率は98.48%となった。過年度給食費は調定額10,330,357円に対し、収入済額1,303,720円、令和5年度第1回学校給食センター運営委員会で承認された不納欠損額が790,520円で収入未済額が8,236,117円、徴収率は12.62%となった。
繰越金は令和4年度から繰越した金額で2,578,839円だった。
市補助金は、令和5年度の市の当初予算で6,877,000円の補助の予定だったが、補正予算で、学校給食食材費の物価高騰分の増額分の補助に加え、子育て世帯の家計支援として、9月から3月分までの7か月分の学校給食費の半額が補助されたもので、調定額、収入済額とも、111,923,506円となっている。
雑収入は廃油売却代金で30,434円の収入があった。
以上の合計で403,073,706円の調定額に対し、収入済額が389,829,485円、不納欠損が790,520円、収入未済額が12,453,701円、徴収率が96.71%であった。
(支出の部)
給食物資代は、支出済額が389,626,103円で、内訳はパン代が36,092,923円、米飯代が60,147,864円、牛乳代が77,121,802円、副食代が216,263,514円だった。
その他に諸支出金が12,300円となっている。
(繰越金)
収入済額389,829,485円から支出済額389,638,403円を差し引いた191,082円を令和6年度に繰越しする。
(監査報告)
関係帳簿証書類と照合審査したところ、的確に記載され計数的に正確であり、正当に執行されている旨報告があった。(令和5年度監査員:小林美香委員、嶋智之委員、事務局が代読)
(質疑応答)
・委員
年度が進むにつれて滞納の金額が増えているが、どのように分析しているのか
・事務局
分析してはいないが、新型コロナ感染症や物価高騰の影響で、生活が苦しくてなかなか給食費に回せないという実情があると認識している。
・委員
未納分の回収方法について伺いたい。
・事務局
例年、ボーナス時期に合わせて、8月と12月前後に督促状を出して、状況によっては未納者宅に出向いて徴収している。
令和5年度は公会計化移行に伴って、システムの都合で、12月に督促状を出して、年明けに反応のない方へ個別に訪問をした。
そういった中で、令和5年度の徴収率が昨年度よりも下がっている状況だが、引き続き、未納分に関しては、公平感を保つよう徴収に努めていく。
・委員
税金を滞納すると、給料差し押さえなどがあるが、給食費はできないのか。
・事務局
給食費は、民法に則った契約となっているので、税金のような給料の差し押さえなどができません。
民法上の裁判手続き等を踏んでという形になるが、令和6年度以降は、法的な手段を含めて検討していくことで進めている。
・委員
給食費の徴収率が悪いと給食のおかずが減るとか影響はあるのか。
・事務局
徴収率による影響はないが、令和5年度は、物価高騰に伴って、デザート等の回数など調整しながら、給食の栄養価やおかずを減らすことのないよう栄養士が献立を工夫している。
・委員
未納額が増加傾向にある現状で、払えない人に対してどのようなアプローチをしているのか。
・事務局
給食費に限らず経済的に生活が苦しいというような方については、市の生活困窮者支援制度に案内するという仕組みとなっている。
給食費の関係で相談があれば案内するが、学校側でもそういった制度を案内しており、給食センターに相談があるのは稀であるが、相談があれば就学援助制度、又は生活保護制度を案内している。
・委員
新小学1年生の説明会に、給食センターが給食費が支払いが困難な方は、就学援助がある旨説明していたが、一度だけの周知では弱い。それ以外の周知方法はしているか。
・事務局
就学援助の周知方法の詳細までは、給食センターでは把握していません。
(学校長の委員から、年度ごとに就学援助制度のパンフレットをすべての学校で、全家庭に配っている旨助言あり。)
・委員
先ほど、教育長から給食費の値上げの話があったが、給食費の無料化という考えはないのか。未納者が増えている給食費を値上げすると、さらに未納者が増える一方で、綾瀬市も18歳までの医療費を無料にしたと思うが、中学校までの給食費の無償化を全面に打ち出せば、綾瀬市としての株も上がるかなと思うが、いかがか。
・事務局
給食費の無償化について、市としては、学校給食法に基づいて学校給食が提供されている中で、原則論としては、市が持つべき費用と保護者が持つべき費用が分かれており、保護者が持つべき費用としては、給食を作るための食材費である学校給食費は保護者、それ以外のものに関しては市となっている。
半額補助をしているが、3億8,000万円程度を保護者に給食費として負担いただいており、給食を作るための光熱水費とか調理の委託、配送等その他の必要な経費2億8,000万円は市の方で負担している。
半額補助や物価高騰分の補助は国の交付金を財源として、必要に応じて支援しているところである。
学校給食費の無償化に関しては、社会全体の問題として捉えており、国において対応すべきものと考えている。現状として市が給食費として3億8,000万円を継続して負担することとなれば、市の財政負担が大きくなる。できる限りの支援はしていくが、国の無償化の動向等を含め、必要な支援は今後も検討していく。
・委員
無償化について、ここで議論した話は何か役に立つか。
・事務局
実際に昨年度も、学校給食費の値上げに関しては、議論いただいて500円の値上げは致し方ないが、物価高騰が続いている現状において、保護者の家計負担が大きくなることから、値上げの時期については配慮しほしいとの意見から、今年度は値上げをしておらず、物価高騰による食材費の不足分については市が補助している。
そういった配慮はこの場で議論していただいた中で決定しており、議論は必要であると考えている。
(議題承認)
挙手全員で議題は承認
議題(3) 不納欠損処分(案)について
・事務局
滞納して5年間が経過した平成30年度学校給食費の25名分、世帯数で23世帯、763,040円について、不納欠損としたい。
(質疑応答)
・委員
住民税と一緒に徴収できないのか。
・事務局
学校給食費に関しては、税法上の取り扱いができませんので、住民税と一緒には徴収できません。
・委員
給食に関して感謝している保護者は多い。給食費を払えない方に対するアプローチ、未払いの金額が400万円近く、400万を超えているような年度もある状況ですので、払えない方に対して、告知したり、手続きを簡単にしてあげるとか、そういったことを考えないと、この数字というのは年度を追うごとに莫大な金額になってくるかと思うので、そこを念頭に置きつつ欠損処理をされたらいいのではないか。質問ではなく意見である。
・委員
この資料は公開されるのか。
・事務局
資料1の1ページ目の会計の収支決算書に関しては、毎年度、この場で承認いただいた後に市ホームページでの公開、また、学校給食の献立表の裏のランチタイムで収支決算報告として掲載している。
令和6年度から公会計になるので、今後は学校給食費の決算に関しては議会で承認いただく形になる。
(議題承認)
挙手全員で議題は承認
議題(4) その他
・事務局
令和6年度第2回学校給食検討委員会の開催時期は、現在未定である。
学校給食費の値上げ等の必要性を検討した上で、開催時期を調整させていただきたい。
(質疑応答なし)
・委員
給食の揚げ物にプラスチック片混入の情報を提供してほしい。
・事務局
今年の4月23日の小学校1年生の初日の学校給食にコロッケを提供した際、綾北小学校でプラスチック片混入があり、他校も含めコロッケの喫食を中止した。
すぐに製造業者、配送業者、納品業者、検品した給食センター栄養士、調理過程に携わる調理委託業者、学校への配送業者、各学校、配膳員に対し調査したが、結果として、混入経路が判明しなかった。
混入経路不明の状況ではあるが、各業者から調査報告書の中で、異物混入防止対策を強化してもらっている。
・委員
学校給食の地産地消について、綾瀬市は農業が盛んな町であり、市内の食材を給食に取り入れることは可能かどうか、検討しているかどうか伺いたい。
・事務局
保護者に負担いただいた学校給食費の中で、学校給食を安定的に提供するため、食材の購入に当たっては、安全・安心な食材であること、安定的な供給が確保されること、できる限り安価であることなどの配慮が必要となる。
このうち、野菜は、学校給食で使用する約30種類の野菜のうち、JAさがみを通じて発注できる市内産の野菜は10種類前後と限られている。
また、全国各地の旬の野菜を採り入れることも学校給食では意義あることであると考えている。
産地を限定することにより生じるリスク回避の必要性などもあるため、現状としては過去数年で5%前後の市内産の野菜の使用率となっている。今後もJAさがみや関係部局と連携を図りながら、引き続き、市内産を使っていく。
・委員
先ほどから値上げありきの話かなと感じるが、保護者代表という立場で来ているが、それを小学校のPTAの人たちアナウンスしてよいのか。
・事務局
昨年の6月と8月に本委員会で議論いただいて、その時には各PTA、学校に事前に相談いただいたと考えているが、そういった期間を設けるので、検討していただき、それをフィードバックして、この場で議論いただくという形になっている。
昨年の答申では、500円値上げで、実施時期は未定となっているが、そのまま引き続き、その考え方なのか、もう少し物価上昇分を考え、今、市の方で一人当たり月額600円分の補助をしているが、今年、すでに米飯でいうと10%くらい値上げしている状況があるので、500円ではちょっと厳しい面もある。
1回値上げすると、次の値上げが難しいということがあるので、そういったことも踏まえながら相談したいと考えている。
500円値上げというところは、すでに答申いただいている中で、それがいつなのか、今後の話の中ではそれ以上の値上げも相談させていただく可能性もあるが、そういった案件が出された場合には、各学校、PTAに持ち帰っていただいて、相談していただきたい。
以上
この記事に関するお問い合わせ先
- 綾瀬市ホームページをより使いやすくするために、皆様の声をお聞かせください。
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更新日:2025年04月10日