令和5年度第2回学校給食センター運営委員会(令和5年8月24日開催)

更新日:2023年09月21日

ページID : 16562

審議会等の名称

令和5年度第2回学校給食センター運営委員会

開催日時

令和5年8月24日15時30分 から 16時20分

開催場所

綾瀬市役所 事務棟1階 J1-1会議室

議題

  1. 綾瀬市学校給食費の見直しについて
  2. その他

出席者

委員

  • (委員長)豊田 政治
  • (副委員長)熊本 丈力
  • (副委員長)成田 征次朗
  • 三野 浩一
  • 石井 岳夫
  • 小林 美香
  • 中村 真由美
  • 大城 美恵
  • 吉田 勉
  • 嶋 知之
  • 谷田 健雄

事務局

  • 教育長
  • 教育部長
  • 学校給食センター所長
  • 学校給食センター職員及び栄養士各1名

傍聴者数

なし

内容

議題(1) 学校給食費の見直しについて

(1) 学校給食費の見直しについて

・議長

事務局から説明願います。

 

・事務局

(令和5年度の学校給食費の1食当たり単価について)

学校給食の提供実績からの1食当たり単価は、小学校、中学校別に4月から7月分の1食当たりの単価を基に、小学校で284.21円、中学校で315.47円となっている。

9月分以降の学校給食では、米飯の提供方法が、一食方式から飯缶方式に変更となるため、その差額が、1食当たり小・中学校の平均で12.28円安くなる。

米飯は、週5日のうち、3食が米飯なので、12.28円×3食÷5日の計算で、1食当たりにしますと、7.37円が減額となる。

9月分以降の1食当たりの単価は、小中学校とも、4月から7月分の1食当たり単価の平均から、減額となる7.37円を差引いた金額、小学校では276.84円、中学校では308.10円と見込んでいる。

年間見込みは、4月から7月分の小・中学校の提供実績の1食当たりの単価と9月分以降は、3月まで小学校276.84円、中学校308.10円と見込んで、小学校が1食当たり単価279.52円、中学校が1食当たり単価310.78円となると考えている。

(学校給食費月額500円の値上げについて)

事務局において、6月時点では、主食及び牛乳の単価の上昇や副食(おかず)の食材の価格の上昇分は、消費者物価指数の動向から9%前後で推移すると見込んでいた。

また、食材の選定や献立などの工夫により、400円の値上げでも現状の学校給食を提供できると考えていたが、その後も物価上昇が続いており、現在の消費者物価指数では、食材の価格の上昇分も10%を超える状況となっている。

実際に4月から7月まで学校給食を提供し、その実績から年間の1食当たり単価を算出すると、年間見込みは、小学校で279.52円、中学校で310.78円となり、既に400円値上げした場合の1食当たり単価、小学校で277.89円、中学校で306.84円を超える状況となっている。

また、価格高騰がいつまで続くのか、現時点では予測できないことから、学校給食費月額改定案の改定案2の小中学校とも500円、牛乳のみは350円の値上げをお願いしたいと考えている。

(物価高騰の状況について)

総務省が8月18日に発表した7月分の全国消費者物価指数では、生鮮食品を除く食料の指数は113.4で、前年同月比で9.2%上昇しており、食料の価格上昇は収まる気配がない状況となっている。

(物価高騰に伴う児童・生徒の保護者に対する学校給食費の支援策について)

本市では、新型コロナウイルス感染症の影響や世界情勢の変化等により、物価高騰が続き、学校給食の食材の価格も大幅に上昇し、学校給食費に不足が生じていることから、保護者の負担軽減のため、令和4年度及び令和5年度については、学校給食費会計への臨時的な補助を実施している。

また、令和5年度限りとなるが、市議会6月定例会において補正予算の可決をいただき、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した保護者への学校給食費への補助により、本市が実施する、子育て世帯への家計支援として、令和5年9月から令和6年3月までの7か月分について学校給食費の半額を補助するなど、保護者に対して、物価高騰に対する支援をしている。

(学校給食費の改定時期について)

学校給食費の改定時期に関しては、年度が変わる令和6年4月からと考えている。

 

(審議)

・議長

事務局から説明があったが、学校給食費の見直しについて、ご意見等をお願いする。

 

・委員

6月市議会で学校給食費の無償化の一般質問があったが、無償化の市の考え方を聞きたい。

・事務局

全国的に学校給食費の無償化が注目されているが、市としては、無償化について国が主導して実施されるのであれば、その方向に進むと考えるが、各市の判断でということになると、現在のところ、市としては学校給食法で学校給食費は保護者に負担いただくという原則に沿った対応になると考えている。

 

・委員

現段階では国が無償化するかは不透明であり、無償化しますとまでは言い切れないから、本日、値上げの検討をするとの理解でよいか。

・事務局

その通りである。

 

・委員

現状で400円の値上げだと赤字が見込まれるため、500円の値上げということだが、赤字となった場合は誰が補填するのか。

・事務局

今年度に関しては、給食費を値上げしない中で、市の当初予算で3.6%の物価上昇を見込んで補助を予定していたが、現状として、それでは不足する見込みのため、追加の補助が必要と考えている。

来年度の値上げに関しては、先ほど説明したように、当初に400円、500円の2つの値上げ案を提示したが、想定以上の物価高騰により400円の値上げでは不足する見込みとなったことから、保護者負担として500円の値上げを検討いただきたい。

 

・委員

400円と500円の値上げの差額100円の違いは何か。

・事務局

第1回の会議で説明した内容だと、子供たちが楽しみにしているリクエスト給食が、物価高騰の影響で令和4年度、5年度は3回となっているが、令和3年度以前は各校1回の15回提供していた。

400円値上げだとリクエスト給食3回の現状維持となり、500円値上げだと令和3年度以前のリクエスト給食15回を提供できるのが、100円の差となっていると説明した。

しかし、現在の物価高騰の状況がいつまで続くがわからない中で、500円値上げでもリクエスト給食15回を複数年続けられるか分からない状況となっている。

 

・委員

今の説明がよくわからなかったが、今の物価上昇を考えたときに、400円の値上げだけでは、赤字も見込まれると、その場合には今年度に関しては、市からの補助がもらうことができるが、来年度予算では、今の段階では補助がもらえる、もらえないの話はできないから、400円の値上げで赤字になるようだったら、給食の魅力を減らさざるを得ない。

500円の値上げならば、以前のような魅力的な給食が提供できるだろうと、ただし、物価上昇がこのまま続いたとしたら、500円値上げしたとしても、以前のような魅力的な給食の提供が続けられないかもしれないというような意味合いで説明されたと解釈してよいか。

・事務局

説明に至らぬ点があったと思いますが、委員のおっしゃるとおりである。

 

・委員

前回の会議の資料に、近隣市の状況があったと思うが、この2か月の間に近隣市の値上げの情報を掴んでいるか。

・事務局

近隣市に聞いてはいるが、値上げする、しないのお答えをいただけていない状況である。

 

・委員

追加資料の年間見込みは、リクエスト給食が何回となっているのか。

・事務局

追加資料の年間見込みの1食当たりの単価は、今年度のものなので、リクエスト給食は年3回となる。

 

・委員

500円値上げして、リクエスト給食を年15回ということだが、今の物価高騰を考えると年15回の提供も減らすようなことも考えられるのか。

・事務局

今年の4月から7月までは、物価高騰による食材の値上げの状況が分からない中で、5か月以上前に決まった献立を提供する状況だったが、ある程度、食材の値上げの状況が分かった中で、今後の物価高騰の状況にもよるが、栄養士が食材の選定や献立を工夫することで、少なくとも令和6年度はリクエスト給食を年15回は提供できると考えている。

 

・議長

委員の皆様から様々なご意見をいただいたが、値上げの金額、改定時期について審議願いたい。

 

・委員

物価上昇の状況を見ると500円値上げでもしょうがないと思うが、今年度は9月から3月までは半額補助があるため、保護者負担は軽減されているが、来年、令和6年4月から、急に500円値上げとなると保護者の負担が大きいと思うので、値上げの時期は柔軟に対応してほしいと思う。

 

・委員

もう既に保護者に案内しているのに加えて、広報あやせの8月15日号を見ると、市では物価高騰の影響を受けた子育て世帯への家計支援として、来年3月まで給食費の半額を補助します、でも保護者の通知にも、広報あやせにも、来年4月から値上げを検討していますとは一言も言っていない。

ここで3月まで半額補助します、それが終わった4月からいきなり値上げしますというのは、保護者の感情や市民の感覚としては、値上げのだまし討ちと誤解されかねないと思う。

値上げは、致し方ないとしても、もっと弾力的に、柔軟に値上げの時期は考えて、保護者に対して、値上げせざるを得ない状況を十分に理解していただいたうえで値上げするのが、行政としてやらなければならない段取りなのかなと考える。

 

・委員

資料を見ると500円の値上げはしょうがないと思が、3月までは半額、急に4月から値上げというのは保護者の感情として、いろいろと思うところはあるのかなと、値上げの時期についての検討は慎重にしていただければと思う。

 

・委員

値上げの時期について、半額補助が終わった直後のほうが、良いのかなと思う。

4月の全額負担になったときに値上げ分を含めないで、値上げの時期を遅らせると2回値上げされたように感じると思う。

 

・委員

前回、値上げしたときは、いつ、どのような通知をしたのか。

・事務局

前回は、平成29年4月に値上げしているが、消費税増税、給食提供回数が年185回から190回に増加、物価高騰もあったということで、保護者に理解を求めるような通知をしている。

 

・委員

今回だと7か月の半額補助、食材高騰分の補助もしている中で、値上げしなければならない理由を明確にし、早めに保護者に通知することが、我々が出来る努力なのかなと思う。

 

・事務局

給食費は原則、保護者に負担いただくことは、学校給食法で決まっているが、令和5年度においては、給食食材の物価高騰分の補助や給食費の半額補助など、市が手厚く支援していることもあり、そのような後の値上げは、保護者の理解も得にくいのかなと思う。

また、最低賃金が全国平均1,000円を超えるなど明るいニュースもあるが、現状として実質賃金はマイナスの状況であり、これが好転してくれば、値上げしたいとはっきり言えるのかもしれないが、今、委員の皆さんの意見を聞いた中では、市としても何らかの配慮が必要なのかなと考える。

 

(答申)

・議長

ただ今、御審議いただいたた内容で答申したいと思う。

事務局から答申案を配るので、確認をお願いする。

 

≪答申案確認≫

 

答申内容

小学校は500円の値上げとし、月額4,900円、中学校は500円値上げとし、月額5,400円、牛乳のみは350円の値上げとし、月額1,000円、改定時期については、現在、家計支援のための学校給食費の半額補助が実施されていることや物価高騰が続いている現状において、保護者への負担に配慮願いたい。

 

・議長

答申案について、採決する。

この答申案で承認いただける方は、挙手願います。

 

≪挙手全員で答申案は承認≫

 

・議長

挙手、全員ということで、この答申案を本運営委員会の答申として、後程、私から教育長に答申する。

議題(2) その他

(2)その他

・事務局

第3回の学校給食センター運営委員会は、令和6年2月中を予定しており、事務局から、日程確認・調整し、開催の連絡をする。

この記事に関するお問い合わせ先

綾瀬市教育委員会 教育部 学校教育課 学校給食担当
電話番号: 0467-77-1717
ファクス番号:0467-77-1813

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