市指定文化財18 蓼川谷戸講中の講中膳椀及び帳簿類一式
蓼川谷戸講中の講中膳椀及び帳簿類一式
種 別 民俗文化財(有形)
数 量 講中膳椀器具717点、帳簿類9点
所有者 綾瀬市
使用期間 明治34年(1901年)~平成10年(1998年)
指定内容・文化財の評価
蓼川谷戸講中の講中膳椀(再現展示の様子)
蓼川谷戸講中の講中膳椀及び帳簿類一式は、蓼川地区の谷戸の集落で、明治34年から平成10年ころまでのおよそ百年間にわたり使用されていた、共有の道具や膳椀類、それらの保管状況や出納記録などが書かれた帳簿類です。
【指定内容の詳細】
共有膳椀類は、冠婚葬祭等で使用された飯台(朱塗りのお鉢)や三三九度に関する道具、お膳やお椀類で、使用された道具が一式で保存されていました。帳簿類は、講中で使用した器具の種類や数量の変遷、購入・修理の時期、使用回数や器具の管理運営など様々なことが記録されたものです。
【評価】
道具類だけではなく帳簿類が一式揃って保管され、市へ寄贈されていたため、併せて分析することで、本市における講中文化の全体像を明らかにし、地域の互助協働組織の在り方や地域文化を復元することができます。また、綾瀬市域の農村の暮らしを記録している資料でもあり、綾瀬市域の近世から近現代にかけての地域文化や人々の暮らしを考えるうえで重要な資料であるといえます。
また、本資料は、厚木基地の建設に伴い、移転を余儀なくされた蓼川地区の人々の道具であり、移転前、移転後の蓼川地区の歴史を物語る貴重な資料です。
こうしたことから、綾瀬市域の歴史を紐解くうえで欠かすことができない貴重な資料と評価され、市の指定文化財に指定されました。
帳簿類
蓼川谷戸講中 講中の講中膳椀類の道具の一部
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更新日:2026年07月27日