綾瀬市の工業
本ページでは、綾瀬市における工業の概要、工業団地・団体などをご紹介します。
綾瀬市工業の概要
昭和40年代、京浜工業地帯における公害問題が深刻化したことを受け、市内に工業団地が造成され、自動車関連産業(金属製品・輸送機など)を主力とした、中小企業が集積しました。
2022年経済構造実態調査の結果を見てみると、市内には「384」の製造業を営む中小企業が数多く集積する「ものづくりのまち」であることがわかります。市内の事業所では、少量品、多品種、試作品など、日々、異なる規格の製品を造ることが多いほか、短納期や高い精度、品質を求められるため、小さい企業であっても、これらに対応するために培った高い技術力とノウハウを保持していることが特徴です。
また、最近ではその技術力を活かし、工業製品だけでなく、調理器具や食器、雑貨などの一般消費者向けの製品を開発・販売することで下請けから脱却し、自社がメーカーになるといった新たな取り組みを行う企業も出てきています。
2015年9月に国連サミットで採択された「2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標」である「SDGs」や、日本政府が宣言した「2050年までに脱炭素社会の実現」などを踏まえ、今後、大手メーカーだけではなく、サプライチェーンも含め経済情勢は大きく変革することが見込まれることから、市内企業においても「技術革新」や「新分野進出」のほか「企業の社会的価値を高める取り組み」などが重要になると考えられます。綾瀬市では、少子高齢化社会による人材不足への対応などが大きな課題であり、省人化やデジタル化などの取り組みを促進させる必要があります。
本市では令和3年4月より、人口減少や少子高齢化が進む中にあっても、持続的な成果・発展を目指すために「総合計画2030」を策定しました。総合計画の基本構想に位置付けられている戦略プロジェクトである「あやせ工場プロジェクト」に基づき様々な中小企業支援施策等を展開し、市内企業における「稼ぐ力」を高め、市内企業の持続的な発展を図っていきます。
ものづくりを支える職人技
ロボット溶接機の導入
あやせものづくり研究会
綾瀬市の工業団地と団体
早川工業団地
市内には、綾瀬工業団地、早川工業団地、さがみ野工業団地、与蔵山下工業団地の4つの工業団地があります(神奈川県工業立地図による分類)。また、任意の工業団体として、綾瀬吉岡工業会、綾南工業会の2団体が活動しています。
各団地と団体の事務所は下表のとおりです。
団体等の名称 | 住所 | 電話番号 | 会員数 |
---|---|---|---|
神奈川県綾瀬工業団地協同組合 | 綾瀬市深谷上8-21-25 | 0467-78-8383 |
23 |
神奈川県早川工業団地協同組合 | 綾瀬市早川2647 | 0467-77-3771 |
16 |
さがみ野工業団地協同組合 | 綾瀬市早川2605 | 0467-76-1279 | 19 |
綾瀬吉岡工業会 | 綾瀬市吉岡1503 | 0467-77-4568 | 126 |
綾南工業会 | 綾瀬市吉岡東4-6-31 〔株式会社栄和産業吉岡第5工場内〕 |
0467-55-5559 | 41 |
(令和5年9月1日現在) (注意)与蔵山下工業団地には事務所がありません
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更新日:2024年08月30日