アカボシゴマダラが市内で確認されています
アカボシゴマダラの生態

アカボシゴマダラ(夏型)
さいたま市ホームページより引用
アカボシゴマダラは本来、ベトナムや中国、朝鮮半島に分布していますが、平成7年に埼玉県で発見され、平成10年に神奈川県で定着が確認されました。現在、関東を中心に繁殖し分布を拡大している特定外来生物です。これらは人為的に放蝶されたものと考えられています。
前翅長約4~5センチメートルになる大型のタテハチョウで、翅は黒地に白の斑紋があり、白黒の縞模様に見えます。夏型の成虫は後翅に赤い斑紋が見られますが、春型の成虫は赤い斑紋を持たず、全体的に白っぽい色をしています。
生息環境が似ている在来種(オオムラサキ・ゴマダラチョウ・テングチョウなど)との競合が懸念されています。
なお、もともと国内(奄美諸島)に分布している個体(亜種)は、関東に侵入・定着した亜種とは異なり、特定外来生物ではありません。
羽根が黒地に白の斑紋がある縞模様で、後翅に赤い斑紋があるアカボシゴマダラが葉っぱにとまっている写真 拡大画像 (JPEG: 6.9KB)
アカボシゴマダラを見つけたら

アカボシゴマダラ(春型)
さいたま市ホームページより引用
外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定されています。飼育や生きたままの運搬、野に放つといった行為が原則として禁止されていることから、不用意に捕まえないようお願いします。
誤って捕まえた場合、駆除もしくはその場で放つことは問題ありません。
白い羽に黒い輪郭があるアカボシゴマダラが木の枝にとまっている写真 拡大画像 (JPEG: 19.3KB)
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更新日:2023年09月29日