環境情報・大気
光化学スモッグ

光化学スモッグ注意報等発令地区図(平成22年度から)
光化学スモッグ注意報等は、神奈川県が設置している一般環境大気測定局の61局の大気汚染常時監視測定結果に基づき発令されます。
綾瀬市の場合、県央地域に属するので県央地域にあります測定局で光化学オキシダントの濃度が高くなると光化学スモッグが発生しやすくなり、注意報等が発令されます。
市では、県央地区に光化学スモッグ注意報等が発令されると市防災無線及びあやせ安全・安心メール、公式ラインによりお知らせしています。
光化学スモッグ注意報等は、地域毎に発令され、綾瀬市が属する県央地区の令和6年度の発令は3回ありました。
色分けされた光化学スモッグ注意報等発令地区図 拡大画像 (GIF: 83.3KB)
注意報等の種類と発令基準
光化学オキシダント濃度と注意報・警報等の関係は次のとおりです。
発令区分 | 発令基準 |
---|---|
注意報 | 光化学オキシダント濃度が0.12ppm 以上となり,かつ気象条件からみて当該大気汚染の状態が継続すると認められるとき |
警報 | 光化学オキシダント濃度が0.24ppm 以上となり,かつ気象条件からみて当該大気汚染の状態が継続すると認められるとき |
重大緊急時警報 | 光化学オキシダント濃度が0.4ppm 以上となり,かつ気象条件からみて当該大気汚染の状態が継続すると認められるとき |
光化学スモッグ注意報等発令状況
令和6年度の綾瀬市(県央地区)の光化学スモッグ注意報等発令状況は、次のとおりでした。
回数 | 月日 | 曜日 | 区域 | 発令時間 | 発令時間中の 光化学オキシダント最高濃度 |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|
測定局名 | 濃度(ppm) | ||||||
3 | 7月4日 | 木 | 県央 | 13:20-17:20 | 座間市役所 | 0.157 | |
7月5日 | 金 | 県央 |
13:20-18:30 |
厚木市中町 | 0.135 | ||
7月31日 | 水 | 県央 | 14:20-18:30 | 伊勢原市役所 | 0.128 |
光化学スモッグ注意報等発令状況と被害状況の推移
綾瀬市とその他の地区の光化学スモッグ注意報等発令状況と被害状況の推移は、次のとおりでした。
年度 | 発令状況 (日数) 県下 |
発令状況 (日数) 市内 |
被害状況 (人) 県下 |
被害状況 (人) 市内 |
---|---|---|---|---|
27年度 | 10 | 5 | 0 | 0 |
28年度 | 6 | 2 | 0 | 0 |
29年度 | 8 | 2 | 0 | 0 |
30年度 | 8 | 2 | 13 | 0 |
元年度 | 6 | 1 | 0 | 0 |
2年度 | 2 | 0 | 0 | 0 |
3年度 | 6 | 3 | 4 | 0 |
4年度 | 4 | 1 | 0 | 0 |
5年度 | 2 | 1 | 0 | 0 |
6年度 | 12 | 3 | 7 | 0 |
グラフで見る光化学スモッグ注意報等発令等状況

光化学スモッグ注意報発令状況
過去10年間の光化学スモッグ注意報等発令等状況をグラフにまとめてあります。
光化学スモッグ注意報発令状況の折れ線グラフ 拡大画像 (PNG: 39.2KB)
その他の大気環境
大気汚染に係る環境基準との適合状況(令和6年度)
県では、県内の一般環境大気測定局において二酸化窒素、浮遊粒子状物質、光化学オキシダント等を常時監視しています。
県のデータから綾瀬市分について次のとおり抜粋しました。なお、綾瀬市につきましては、「綾瀬市役所」に測定局が設置されています。
測定結果については下記関連リンクを御参照ください。
二酸化窒素(NO2)
日平均値の年間98パーセント値 ppm | 環境基準 |
---|---|
0.023 | 達成 |
浮遊粒子状物質(SPM)
年平均値 mg/m3 (ミリグラム・パー・立方メートル) |
日平均値の2パーセント 除外値 |
長期的評価 | 短期的評価 |
---|---|---|---|
0.014 | 0.036 | 達成 | 達成 |
光化学オキシダント(Ox)
昼間(5~20時)の日最高1時間値の 年平均値 ppm |
環境基準 |
---|---|
0.047 | 非達成 |
備考
大気汚染状況に関する環境基準の評価は、1時間または1日を通した測定結果に係る短期的評価と年間を通した測定結果に係る長期的評価の方法が定められています。
二酸化窒素の評価
<長期的評価>年問にわたる1時間値の1日平均値のうち、低い方から98%目に相当するもの(1日平均値の年間98%値)を環境基準と比較して評価を行う。
浮遊粒子状物質の評価
<短期的評価>定められた測定方法により連続してまたは随時に行った測定結果により、測定を行った日についての1時間値の1日平均値または各1時間値を環境基準と比較してその評価を行う。
<長期的評価>年間にわたる1時間値の1日平均値のうち、高い方から2%の範囲にあるもの(365日分の測定値がある場合は7日分の測定値)を除外した最高値(1日平均値の年間2%除外値)を環境基準と比較して評価を行う。ただし、人の健康の保護を徹底する趣旨から、1日平均値につき環境基準を超える日が2日以上連続した場合は、このような取扱いは行わない。
光化学オキシダントの評価
<短期的評価>定められた測定方法により連続してまたは随時に行った測定結果により、測定を行った日についての各1時間値を環境基準と比較してその評価を行う。
物質名 | 値の名称 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 |
---|---|---|---|---|---|---|
二酸化窒素 | 日平均値の年間98パーセント値 ppm | 0.026 | 0.026 | 0.025 | 0.024 | 0.023 |
浮遊粒子状物質 | 日平均値の2パーセント除外値 mg/m3 (ミリグラム・パー・立方メートル) |
0.051 | 0.040 | 0.030 | 0.030 | 0.036 |
光化学オキシダント | 昼間の日最高1時間値の年間平均値 ppm | 0.045 | 0.044 | 0.043 | 0.045 | 0.047 |
グラフで見る大気汚染物質濃度の経年変化

大気汚染物質濃度経年変化
大気汚染物質濃度経年変化の折れ線グラフ 拡大画像 (PNG: 62.7KB)
関連リンク
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更新日:2025年09月12日