帯状疱疹を知っていますか?

更新日:2023年02月01日

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帯状疱疹とは水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状に出る皮膚の疾患です。子どもの頃にかかった水ぼうそうウイルスが長期間神経節に潜伏し、体の免疫力が加齢や疲労、ストレスなどで低下するとウイルスが再び活動、増殖しはじめ、帯状疱疹として発症します。日本の成人の9割は原因となるウイルスを持っていると言われています。帯状疱疹は50歳以上で増加し、80歳までに約3人に1人が発症します。発症した方の7割は50歳以上ですが、残り3割は20〜30代であり、若い世代でも注意が必要です。

こんな症状があったら…

帯状疱疹にかかると、はじめに皮膚にピリピリと刺すようなの痛みが現れ、その後水ぶくれを伴う発疹が帯状に出ます。強い痛みや皮膚の症状は、体の左右のどちらかにみられ3〜4週間ほど続きます。

早めの治療が大切です。

気が付いたら早期に治療を始めることが重要です。治療が遅れると、頭痛や発熱など全身症状に及ぶ場合や発疹や水疱が消えた後も長期に渡って続く痛みが残る可能性が高まります。
帯状疱疹の治療の中心は、水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬です。早期に抗ウイルス薬を飲み体内のウイルスの増殖を防げれば、症状は次第に軽減します。
じっとしていても痛い、原因のわからない痛みが体の片側に起こり、そこに発疹が出たら帯状疱疹が疑われるため、発疹に気がついたらできる限り早く受診しましょう。

予防が最も大切です。

加齢や疲労、ストレスにより体の免疫力が低下した時に発症するため、日頃の体調管理が重要です。50歳以上の方を対象としたワクチン(任意接種)は、接種後、発症しても症状が軽くすむという報告はありますが、帯状疱疹を完全に防ぐものではありません。予防接種についてはかかりつけ医に相談してください。
日頃から食事や睡眠をしっかりととり、適度な運動や、リラックスした時間をもつことでストレスを減らし、免疫力を低下させないように心がけましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

綾瀬市役所 健康こども部 健康づくり推進課 健康・医療予防担当(保健福祉プラザ内)
電話番号:0467-77-1133
ファクス番号:0467-77-1134

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