災害発生時の偽情報(フェイクニュース)に注意!
災害発生時は、正確な情報に基づき行動することが、混乱を防止し、さらなる被害を局限化するとともに、適切な救助活動や応急対策の実施に不可欠となります。
しかしながら、インターネットやSNSの普及により、架空の画像や動画、いわゆるフェイク画像や記事など真偽不明な情報が氾濫する状況が深刻化しており、被災した地域のみならず、それらの情報が瞬時に世界中を駆け巡ることにより、さまざざまな影響をもたらしております。
災害時に拡散される偽情報
能登半島地震においても、「過去の画像を使用し、被害を大きく誇張する記事」や「政府や自治体の支援策に関する誤った言説」、「自らの主観のみで救助活動を批判する記事」などを拡散する、あるいは、「偽サイトで寄付金を募る」などの事案が多数発生しました。
災害時に拡散される偽情報のパターン
- 偽の被害報告(過去の災害の画像を使用するなどして偽の被害を報告)
- 真偽不明な救助要請の拡散(真の救助要請もあるが、不確かな情報が善意により拡散されるため、救助機関が混乱)
- 偽の寄付募集
- 不確かな犯罪情報(根拠がない犯罪情報が拡散されるため、市民に不安と混乱を招く。)
- 偽の被災者支援情報(被災住宅の高額な復旧工事など詐欺まがいの情報)
インターネット上にあふれる真偽不明の情報にだまされないために!
メディアリテラシーという言葉があります。テレビや新聞、ラジオなどで発信される情報は、すべて事実とは限りません。各メディアが情報を意図的に操作すると事実とはことなる情報が拡散されてしまいます。また発生した事実を伝える際に使用する文言や文脈、説明の仕方によっても受けての印象が大きく変わります。それらを見抜き、適切に解釈する力がメディアリテラシーとされています。
以下のリンクにわかりやすく説明されています。
偽情報に惑わされないために!
メディアの情報は「絶対正しい。」との思い込みをやめる。
さまざまなメディアから発信される情報には、「誤った」、あるいは「不正確」な情報が含まれている可能性があることを認識する。
情報の発信元をよく確認する。
匿名のブログやインターネット掲示板など発信元があいまいな情報には注意する。(一見するとニュースサイトに見えるものの、悪質なまとめサイトなどに注意)
信頼できる情報元と照らし合わせる。
SNSで話題になっているニュースがある場合、ほかのメディアでどのような報道がされているかを比較してみる。(信頼できる複数の情報源と照らし合わせて偽情報を見分ける癖をつける。)
事実と意見を区別する。
ニュースで伝えられる情報には、事実と個人の意見が混在していることがあります。個人の意見まで事実と思い込んでしまうことがあるので注意する。(客観的な事実と発信者の意見や主張との見極めが大切)

目撃されたサル
【発信元】
〇〇でサルが目撃されました。(事実)過去の移動経路からすると南に移動する可能性があります。(発信元の意見)
【視聴者】
〇〇にサルがいるんだ。南側にくるということはこっちに来るんだ!近所に伝えないと!(今後の予想を事実かのように受け取ってしまう視聴者)
綾瀬市役所(綾瀬市災害対策本部)が発信する災害情報の入手先
この記事に関するお問い合わせ先
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更新日:2025年05月28日