倒れてくる家具で大切な人を失わないために。

更新日:2025年06月26日

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南海トラフ地震の発生確率が70%から80%に引き上げられるなど、大きな地震がいつ来てもおかしくない状況と言われています。

大きな地震に対する日常からの備えで大切なことのひとつに家具などの転倒防止策があります。

地震により家具類の転倒・落下・移動が発生すると、以下の「3つの危険」が生じる可能性があります。

1.ケガ

近年発生した地震でけがをした原因を調べると、約30~50%の人が、家具類の転倒・落下・移動によるものでした。(出展:東京消防庁「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」)家具転倒によるけがの割合

2.火災

転倒・落下した家具などが電気ストーブなどの電源スイッチを押し、付近の燃えやすいものに着火するなどして火災が発生することがあります。

3.避難障害

避難通路、出入口周辺に転倒、移動しやすい家具類を置くと、避難経路を塞いだり、引き出しが飛び出すことで、つまずいてケガをしたり、避難の妨げになることがあります。

ケガ、火災、避難障害の「3つの危険」から自分たちの身を守るためには、家具類の転倒・落下・移動防止対策が非常に大切です。

地震に対する家具類への対策(出展:東京消防庁「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」)

1.家具への収納方法

 棚などの家具に物を収納する場合は、重いものを下に収納し、重心を低くすることで倒れにくくしましょう。

家具への収納方法

2.安全な家具の配置

○ 避難通路、出入口周辺に転倒、移動しやすい家具類を置かないようにしましょう。
○ 倒れた家具などにより、ドアが開かなくなったり、つまずいてケガをしたり、避難の妨げになることがあるので、家具類を置く方向にも注意しましょう。

家具の配置
家具の配置2
3.対策器具の効果
器具の強度

〇 家具をL型金具などで壁に直接ネジ固定する方法が最も効果が高い。
○ ポール式の場合は、天井に下からの突き上げに耐える強度が必要で、強度がない場合は、当て板等で補強する必要がある。

○ 家具の上部と天井の間に、ポール式やすき間家具などで家具を固定する場合は、ストッパー式や粘着マット式を併用すると効果が高い。
○ マット式やストッパー式の器具の単独使用は効果が小さい。家具の重量、奥行きなどの条件によって違いはあるが、一般に大きな家具には適していない。

 

対策器具の取り付け方

器具の取り付け方については、以下のリンクを参照ください。(ハンドブック及び動画)

ご自宅に大きな被害がなくても、倒れてきた家具などで大切な人を失わないように、対策をするなら今です!

この記事に関するお問い合わせ先

綾瀬市役所 市長室 危機管理課 危機管理担当
電話番号:0467-70-5641
ファクス番号:0467-70-5701

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