令和6年度第2回綾瀬市子ども・子育て会議録(令和6年9月26日開催)

更新日:2024年10月01日

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審議会等の名称

綾瀬市子ども・子育て会議

開催日時

令和6年9月26日(木曜日)午後2時30分~午後3時30分

開催場所

市役所 事務棟6階 教育研究所視聴覚室

議題

(1)綾瀬市こども計画(令和7年度~令和11年度)素案について
(2)その他

出席者

※会長◎、副会長○
(委員)
◎増田岩男委員、○藤原百合子委員、金刺真子委員、宮下由佳里委員、瀬戸彩香委員、石井麻理委員、比留川昇委員、山崎仁史委員、高橋容子委員、石井岳夫委員
(事務局)
こども未来課長、保育課長 他6名

傍聴者数

0名

内容

1 開 会
(事務局)
本日の委員の出欠について、14名中10名の方に出席をいただいていますので、本日の会議は成立していることを報告させていただきます。

それでは会議条例第5条第1項に「子ども・子育て会議の議長は会長が務める」と規定されていますので、これからの議事進行は増田会長にお願いいたします。


2 議 題
 (1) 綾瀬市こども計画(令和7年度〜11年度)の素案について

事務局より、綾瀬市こども計画の素案について説明を行いました。

〇質疑・意見

(委員1)産後ケア事業について興味があり調べてみたのですが、今の説明の中では、精神的に不安定になった方や産後うつの傾向がある方のみの利用を前提としている事業なのでしょうか。

 

(事務局)産後ケアの事業については、方向性としては、どなたでも使える様な形で国が示しているが、市で行っている宿泊型デイサービス、訪問型の受け皿のことを考えると一度に一気には難しい状況もあり、まずは、確実に支援が必要な方をつなぐということで、国の方で示されている割合で算出したものとなっています。

 

(委員1)PDFを見ると最初のところに「十分な育児等の支援が受けられず、特に育児支援を要する家庭を対象に」とあったので、自分が利用したいと思った時にこの文言があることによってハードルが上がると一市民として感じたのですが、これは敢えて窓口を狭める方向で記載されているのか、そんなに不安がなくても来ていいですよなのか。受け入れ体制の部分で少しハードルを上げているのか分かればお願いします。

 

(事務局)お母さんがご出産された後、産後うつの質問票を必ず実施することが決まっており、この質問票の点数が9点以上を産後うつとすると決まっています。9点以上の点数がついた方には、必ず全員紹介させていただいていますが、それ以外の方でも育児に不安がある、お母さん自身に病気があって点数はつかないけれども育児の状況が難しいという方がいらっしゃった場合には積極的にこちらの方からこういった事業がありますと紹介させていただいて、いろいろな方が使えるような形で説明させていただいています。

 

(委員1)ありがとうございます。

 

(委員2)商工団体の代表で参りました。子育て短期事業のショートステイについて、周知というかどのように関わっていくのかを確認したいのと、保育コンシェルジュの実績数、何か所ではなく、実績数はどうなっているか伺いたい。

 

(事務局)ショートステイの関わりについては、保育課の窓口で登録は受け付けますが、対象は広く、お仕事の方、冠婚葬祭の方でやっていますが、まずは育児疲れの方に支援に繋げたいということがあるので、健康づくり推進課に協力いただき、そちらの方で周知と受付もしていただき、要保護になる一歩手前で救える様な方をケアしていきたいと進めて参ります。保育課は窓口になっていますが、実質的には保健師に繋いでいただいています。コンシェルジュについては、令和5年度は1,087件実施しています。

 

(委員1)先程の産後ケア事業について、アイデアではないが、産後ケア事業自体がどの様なものか利用したことのない方にはハードルが高いと思うので、例えば、利用する、しないは本人が決めるとしても、妊婦検診の際に一回無料券を付ける等があると、使ってみることでどんなものか分かり、もしもの時は使えるという安心感があると思います。その様な一回無料券等が付いている事により、綾瀬市でも産後ケアが当たり前になっていくと良いと思いました。

 

(事務局)今後の方向性として、いろいろな方が使えるようにと国も推進しているので、その機会があった時には、是非、今のご意見も参考にさせていただきたいと思います。

 

(委員3)放課後児童健全事業について2点質問があります。1点目は、量の見込みや確保策の表について、基本的に令和7年度の1年生が令和8年度の2年生になる形の推計になると思うが、1年生から2年生に関しては0.98、2年生から3年生に関しては0.65、3年生から4年生に関しては0.84、4年生から5年生が0.5、5年生から6年生が0.89という形の推計ですが、1年生から2年生と3年生から4年生が0.98、0.84に対して、2年生から3年生が0.65となっている。ここに6年度、5年度、4年度がないのでわからないのですが、1年生から2年生、2年生から3年生、3年生から4年生で山になってしまう理由は何かあるのでしょうか。

 

(事務局)こちらは、実績に基づいて出しているので、実績がこの状態になっているため、そのまま人数に合わせて計算式が入れたため、申し込みの人数自体が偏っている形になります。

 

(委員3)それは、複数年に渡って推計をとった場合、2年から3年がいつも減りが多い形になるという事ですか。

 

(事務局)基本的には、1〜3年生が多く、1年生が多く3年生になると少し減ってくる形になってきます。4年生になると殆どの子が辞めてしまう場合が多いのですが、一定数は4年生以上でも6年生まで申し込んでいる子がいます。

 

(委員3)複数年で推計を出されているということですね。もう一点、学校で働き方改革が進められている中で、国の方でも1,086コマを上回る授業数は取らないということになっています。その関係で綾瀬市内でも小学校1年生に関しては、いわゆる5時間授業の日を4時間にして少し早めに帰す形を今年から取っています。その中で、放課後児童クラブは、早く帰ってきた子に対応するパートナーさんが必要になると思いますが、その見込みは取られていますでしょうか。

 

(事務局)今年度から4時間になっている学校がありますが、そちらについては間に合わなかったので、各民設児童クラブや公設の方で手当てしていただきましたが、来年度からについては、この状態でいくというところで、今、お願いしています。

 

(委員3)そうすると7年度からの見込みは1年生の人数は早く来る子も含めたパートナーさんの人数は見込んでいる数ですか。

 

(事務局)基本的にこちらの量の見込みについては、パートナーの量ではなく、来る子の数となっております。基準があるので、来る子の数に応じて、パートナーの方がいるという形になっております。夏休み等、その時だけ違う方に来ていただいたりして対応しております。

 

(委員3)そのようなことも踏まえて今後作っていただけるようによろしくお願いいたします。

 

(委員2)商工団体から代表できているので伺いたいのですが、基本目標を2項目追加ということで、「子どもの貧困を解消し、その連鎖を断ち切るための取り組み」と「青少年の育成支援に向けた体制等の整備」が加わり、子どもの貧困の解消に対して経済的な支援が充実しているという感想を持っていますが、子ども達の心の声がアンケートから上手く反映できているかが私の中で疑問に感じています。今後、相談窓口の充実が重要と感じています。今回、ヤングケアラーの部分も加わることも含めて、綾瀬市は5.1%外国につながりのある児童・生徒が多い中で、様々な課題が子ども計画に含まれてくると思います。アンケート調査によると「困った時に相談できる人はいるか」の設問の回答は、友達、兄弟姉妹、親がありますが、貧困に関しては、学校の先生や増員していただいたスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーが機能していくイメージでいます。SNSで相談も一定数いますが、小学生というより青少年という気もしますし、相談窓口についてどのような考えがあるのか伺いたいです。

 

(事務局)小中学校については、学校サイドでの対応もあります。義務教育終了後の青少年の居場所や相談支援については、こども未来課の窓口において基本的には39歳までを対象に様々な相談を受けています。引きこもりや高校に行けなくて不登校であったり、また、学校を卒業した社会人の方も含めて相談支援体制を組んでいます。引き続き令和7年度以降についても、この体制を維持していくのですが、現在、総合教育支援センターの話も出ているので、そこでも総合的に一体的な支援体制を引き続き取り組んでいく方向です。

 

(委員2)青少年ですとヤングケアラーも県の方で二次元コードでの相談窓口を案内している形もありますが、そういった二次元コードでの相談方法も有効的だと思います。また、不登校や学校に通えない子等、そういった引きこもりで悩みを抱えている方が増加傾向だと認識しています。飲食店としての感覚でいうと、20代の女性の方が増えている認識です。よく飲食店でもお母様と来たりする状況がある中で、高校で支援をしていただくのも有効的だと思いますが、専門学校以降、コミュニケーションがあまり取れずに就職ができていない方や、就職はできないけどアルバイトにチャレンジしていこうという方が20代前半で多いように感じています。コロナ禍が明けてからその様な飲食店での印象があります。子ども食堂が両方含まれていますが、行政では、子ども食堂との関わり方はどのように考えているのか伺いたい。

 

(事務局)子ども食堂については、コロナ禍も踏まえて5団体もしくは6団体実施している時期もありました。現在は4団体が実施しています。市としての関わりはまちまちではありますが、こども未来課としての関わり方は、子ども食堂に対する県からの情報提供に対するフィードバック、経済的な支援については、福祉総務課の一団体あたりへの補助金等の取組となっています。こども未来課としては、今は情報提供のみとなっています。今後、具体的な経済的支援の体制について、福祉総務課で来年度も実施するかの把握は、現段階で把握はできていません。

 

(委員2)いろいろ支援が横でつながっていると理解していますが、やはり居場所づくりをしていかなくてはいけないということと、飲食店が関われることは、見守りをすることと挨拶をすること、顔見知りになることで気持ちを感じられたり相談しやすくなったり、お子さん達との距離感をつめていけないかと商工団体の方でも話がよく出るところでありますので、今後、様々な悩みがあると思いますが、商工団体との連携も含めて、お祭り等の社会参加のところでいろいろな周知もできるので、支援のあり方をワンステップ上げていただけることをお願いしたいと思います。

 

(委員3)学校として、神奈川県の教員採用試験について、既にホームページ上で出ていますが、一次の合格者の大学卒が194名に対して、今年の募集人員が260名です。つまり、一次試験に合格した大学卒を全員とっても66名足りません。それが神奈川全域の状況です。綾瀬市に於いても市内10校で教員が必要数を満たしていない状況です。先ほども学校現場でなんとかやっていくという話もありましたが、教員も足りない中でやっているので、市として支援がいただけるとありがたいという意見をさせていただきます。

 

(議長)基本的に原案で進めていきますが、ご意見ご質問いただいた内容を十分加味して本案を作成していただくということでよろしいでしょうか。

(一同 了承)

それでは議題1についてはそのようにします。

(2) その他について

事務局より、綾瀬市こども計画の素案について、パブリックコメントを実施する予定であると説明を行いました。

〇質疑・意見(なし)

(議 長)

それでは、これで本日の会議の議題はすべて終了しました。皆様御協力いただきましてありがとうございます。

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