研究紀要第33集(平成30年度)
はじめに
平成30年度より新しい学習指導要領の移行期間となり、平成32年度からの小学校完全実施(中学校は平成33年度)がいよいよ近づいてきました。各学校におかれましては、完全実施へ向けて、着々と準備が進んでいることと存じます。新しい学習指導要領で示された「社会に開かれた教育課程」の理念に基づき、当研究所におきましても、新学習指導要領のポイントを押さえ、「これからの時代に求められる資質・能力」の育成をめざして5分野6研究会による教育調査・研究を進めてまいりました。
教育課題研究「学級経営」では、学級集団アセスメントを活用し、日常の取組みなどと併せて分析を行い、児童・生徒の効果的な支援のためのソーシャルスキルトレーニングプログラムやそのモデルプランについて研究を進めました。
教育課題研究「英語教育」では、小学校高学年の「読む」「書く」を取り入れた授業モデル及び小中連携カリキュラムについて研究を進めました。小・中学校卒業時に到達したいゴールを設定した「Can-do リスト」を作成し、目標実現のための学習活動についての研究授業を行いました。
「社会科資料研究」「自然環境調査研究」では、児童・生徒が扱いやすく、学習の中で効果的に活用できる資料集や副読本の改訂・発行のための調査・資料収集・研究に取り組んできました。
「教育調査研究」では、平成10年より5年毎に実施している綾瀬市教育基本調査を実施しました。今年度は、調査結果の基礎集計表を作成するとともに、経年の傾向について分析しました。
「教育の情報化研究」では、主体的・対話的で深い学びのための授業改善を視点としてICTの効果的な活用方法について研究し、タブレット端末の活用を中心とした4回の公開授業を小・中学校で実施し、その効果を検証してきました。
そして、一年間の調査・研究・実践を重ね、このたび「研究紀要 第33集(平成30年度)」として発行する運びとなりました。
この間、学校における日々の教育実践を行いながら研究に携わってこられた23名の研究員の皆様に対し、心から感謝申し上げます。
終わりになりましたが、本研究の推進のために多大なるご協力をいただきました各校の校長先生、そして、研究会においてご指導・ご助言を賜りました講師の先生方に、心より感謝いたしますとともに、厚く御礼申し上げます。
内容
- 表紙等
- 教育課題研究「学級経営」(抜粋版)
- 教育課題研究「英語教育」(抜粋版)
- 社会科資料研究
- 自然環境調査研究
- 教育調査研究
- 教育の情報化研究(抜粋版)
関連ファイル
2 教育課題研究「学級経営」(抜粋版) (PDFファイル: 202.7KB)
この記事に関するお問い合わせ先
- 綾瀬市ホームページをより使いやすくするために、皆様の声をお聞かせください。
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更新日:2023年02月01日