教育史発行冊子一覧
ページID : 4637
教育研究所では、地域に埋もれている種々の教育関係資料の発掘・収集、聞き取り、整理、検討、記録をとおして今までの教育の歩みの編さん・保存活動に取り組んでいます。
次のとおり、過去発行した教育冊子の一部をご紹介いたします。ご希望の場合は、教育研究所でご覧いただけます。
発行・規格 | 平成10年10月発行 A4版・290ページ 有償頒布(1,500円) |
---|---|
内容 | 郷土の学校教育の歴史を分かりやすくまとめた教育史です。 『綾瀬に学校ができるまで』『小学校ができて』『昭和になって』の筋立てで、江戸時代の寺子屋風景から明治・大正の学校、そして戦中・戦後の教育が始まるまでの綾瀬の教育の状況を子どもから高齢者まで幅広く、読みやすい形と工夫でまとめてあります。 当時の子どもと教師の係わりや学校行事、学校図書館、学校の出来事など多くのことを写真やイラスト、資料を載せて綴られ、親しみをもって読んで頂ける内容となっています。 |
「綾瀬の教育よみもの三十撰」は有償(一冊1,500円)で販売しております。
発行・規格 | 平成13年3月発行 A4版・80ページ |
---|---|
内容 | 昭和19年4月〜昭和20年3月までの1年間に及ぶ綾瀬村国民学校(現 綾瀬小学校)の出来事を日々職員が記した當直日誌です。 終戦の前年における学校での色々な行事や来校者、文書の収受、特別事項の記載などがなされています。当時の戦況から、連日のように警戒警報や空襲警報が発令される中で、学校生活は遠足が廃止されたり、体育に薙刀などが導入されたり、農園作業や草刈りなどの勤労奉仕作業が毎日のように行われたほか、横須賀市の諏訪国民学校の児童の集団疎開を受け入れたりと、子どもたちや教師にとって厳しい状況であったことなどが記録されています。 さらに第二部として、当時勤務されていた先生方による具体的で貴重なお話しを座談会によって披露して頂きました。当時の学校の様子を克明に理解することができます。 |
発行・規格 | 平成15年8月発行 A4版・91ページ |
---|---|
内容 | 太平洋戦争末期、激化する本土空襲から国民学校の児童を守るために行われた集団学童疎開で、綾瀬村が受け入れた横須賀市諏訪国民学校の児童と綾瀬村との係わりやその様子、戦時下での教育の様子について、当時教員として携われた先生方5名の貴重な体験を話して頂いた座談会を収録しました。 受け入れには、地域の方々が便所や風呂場、井戸掘り、食堂造りなどに大きな力を注いだこと、食糧事情が悪い中で、農家をまわり野菜の調達に明け暮れした先生たちのこと、初めは多くの児童がホームシックになったこと、勤労奉仕として、イナゴ採り、栗拾い、稲刈り、芋掘り、草取り、甘藷の袋詰めなど、子どもたちにとって厳しい作業労働の毎日であったことなど、苦しく、つらい体験だった当時の様子がよく表わされています。 さらに後段では、当時の綾瀬村国民学校長による「昭和19年8月起 学童疎開関係書類」を翻刻したものを掲載し、学童疎開の経過をよりうかがい知ることができる内容となっています。 |
発行・規格 | 平成16年6月発行 A4版・105ページ |
---|---|
内容 | 戦後の新教育制度のスタートによって生徒や教師が受けた戸惑いや苦労、さらには生活や教育の様子について、当時の教師や生徒の体験談と関係資料を収録しました。 中でも、占領下での軍政部との係わりや窓ガラスの替わりに新聞紙を貼った校舎、教科書・教材の不足した中での授業の様子、部活動の状況、進路・学力面などをとおしての学校生活の内容などが綾瀬中学校開校当時の教員と生徒(1期生から3期生)の方々による座談会で語られています。また、併せて座談会に先立ち開催した1期生から3期生の皆さんの聞き取り結果の内容をまとめ、当時の状況を一層細かく補完するとともに、後段のページでは綾瀬中学校に残されていた学校要覧ともいえる英文で表記された「軍政部関係学校一覧綴」を翻訳した資料を添付しています。 |
発行・規格 | 平成18年2月発行 A4版・122ページ |
---|---|
内容 | 働く勤労青少年の教育施設として存在した実業補習学校と青年訓練所の内容に触れながら、それが統合され、心身の鍛練と職業や実際の生活に必要な知識・技能を授けるために新たに設けられた「青年学校」の実像について残されていた当時の関係書類を基に探ってみました。 昭和10年7月に小学校に併設されて開校した青年学校は、授業も小学校の校舎で行われました。その教育課程には、修身・公民科や職業科等の授業のほか男子には教練科が設けられ、定期的に行われた査閲での緊張感に包まれた生徒の様子や盛んに行われた教練の研究と各授業の研究の状況、さらには本格的な戦時体制の到来によって執られた教練科の指導強化講習会の実施と教練の実践的訓練への取り組みや生産力増強のための農業経営研究の取り組みの様子、そして昭和14年に迎えた男子のみの義務化における綾瀬村の対応と戦時下における学校の変化などの実態に迫りながら、青年学校がその役割を終えることになるまでの過程を物語風に描きました。 |
発行・規格 | 平成20年3月発行 A4版・115ページ |
---|---|
内容 | 大正時代に起きた綾瀬小学校の火災と、関東大震災によって起きた校舎の倒壊というたび重なる災難に対して、当時の人々がその再建にどのように立ち向かい、活躍したのか、村の教育にかけた人々の情熱を当時の資料等を基に描き出してみました。 発刊にあたっては、その時代が明治・大正期のことだけに 資料は少なく、細かい状況まで克明に浮びあがらせることには限界もありましたが、研究会ではできうる限りの実態把握につとめ、ここにまとめることができました。 |
この記事に関するお問い合わせ先
- 綾瀬市ホームページをより使いやすくするために、皆様の声をお聞かせください。
-
更新日:2023年02月01日