あやせコミュニティ・スクール
学校運営協議会を設置した学校のことを「コミュニティ・スクール」と呼び、令和4年度より、市内小中学校15校全校に学校運営協議会を設置し、各学校がコミュニティ・スクールとなります。コミュニティ・スクールは、学校と保護者や地域の方々が力を合わせて学校の運営に取り組むことができる仕組みのことです。
1 コミュニティ・スクールが求められる背景
子どもたちを取り巻く環境や学校が抱える課題は複雑化・多様化しており、教育改革、地方創生等の動向からも、学校と地域の連携・協働の重要性が指摘されています。
子どもや学校の抱える課題の解決、未来を担う子どもたちの豊かな成長のためには、社会総掛かりでの教育の実現が不可欠です。
輝く子どもたちの未来の創造に向けて、学校と地域がパートナーとして連携・協働による取組を進めていくためには、学校と地域住民等が「地域でどのような子どもたちを育てるのか」、「何を実現していくのか」という目標やビジョンを共有することが重要です。
綾瀬市では、コミュニティ・スクールを推進し、「地域とともにある学校づくり」と「学校を核とした地域づくり」を目指していきます。
2 コミュニティ・スクール(学校運営協議会)の役割
- 校長が作成する学校経営計画(グランドデザイン)を承認する。
- 地域の子どもをどう育てたいかを熟議する。
なお、地教行法第47条の5の規定に基づき、次の権限が与えられています。
- 協議会は、校長が作成した学校運営の基本計画(グランドデザイン)を承認することができる。
- 協議会は、学校運営に関する意見を教育委員会又は校長に述べることができる。
- 協議会は、教職員の任用に関する事項について、教育委員会規則で定める範囲で教育委員会に意見を述べることができ、教育委員会は、その意見を尊重するものとする。
3 コミュニティ・スクールのメリット・魅力
コミュニティ・スクールは、学校運営や学校の課題に対して、広く保護者や地域住民の皆さんが参画できる仕組みです。
当事者として、子どもの教育に対する課題や目標を共有することで、学校を支援する取組が充実するとともに、関わる全ての人に様々な魅力が広がっていきます。
子どもにとっての魅力
- 保護者や地域住民の皆様の協力により、子どもたちの学びや体験活動が充実します。
- 様々な方との関わりにより、自己肯定感や他人を思いやる心が育ちます。
- 地域の住民との関わりにより、地域の担い手としての自覚が高まります。
- 防犯・防災等の対策によって安心・安全な生活ができます。
教職員にとっての魅力
- 地域の人々の理解と協力を得た学校運営や「社会に開かれた教育課程」の実現が可能となります。
- 地域人材を活用した教育活動が充実します。
- 地域の協力により子どもと向き合う時間が確保できます。
保護者にとっての魅力
- 学校や地域に対する理解が深まり、家庭教育との相乗効果が生まれます。
- 地域の中で子どもたちが育てられているという安心感があります。
- 保護者同士や地域の人々との人間関係が構築できます。
地域の人々にとっての魅力
- 経験を生かすことで生きがいや自己有用感につながります。
- 学校が社会的つながり、地域のよりどころとなります。
- 学校を核とした地域ネットワークが形成され、地域の課題解決につながります。
- 地域の防犯・防災体制等の構築ができます。
関連ファイル
綾瀬市学校運営協議会規則 (PDFファイル: 163.4KB)
綾瀬市学校運営協議会運営要綱 (PDFファイル: 96.2KB)
あやせコミュニティ・スクール(リーフレット) (PDFファイル: 1.7MB)
「地域学校協働活動推進事業」は、次のページをご覧ください。
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更新日:2024年08月22日