日頃より市政に対しまして、御理解、御協力いただきありがとうございます。
鉄道駅を持たない本市において、路線バスは重要な交通手段であることから、路線バスを軸とした交通ネットワークを構築し、利便性の向上に努めているところでございますが、本市では、その一環といたしまして、路線バスの通らない公共交通空白地域の解消や高齢者等の交通弱者の方々の外出支援に対応するため、コミュニティバスを運行しております。
他方で地域の公共交通を取り巻く環境としましては、御提案いただきました件の他にも買い物や通院など日常生活における移動手段の確保や高齢ドライバーの運転免許返納後の移動手段に対する不安感などが顕在化している状況がございます。また、公共交通事業者の環境としましては、コロナ禍を境に利用者が減少し、現在も以前の水準まで回復していない状況や燃料費の高騰、2024年問題などによる運転手不足が深刻化し、人手不足を要因とする減便や運賃値上げなど動きが拡大していくおそれなど、既存路線を維持していくことに苦慮している状況であるとお聞きしております。
こうした中で、現在、持続可能で多様なニーズに対応した市内公共交通の利便性向上を目指して、コミュニティバスの再編や新たな交通の導入などの検証を行っているところであり、いただいた御提案につきましては、貴重な御意見として承らせていただきたいと思います。また、利用者の声として路線バス事業者に対して情報提供をさせていただきます。
引き続き、公共交通の利便性向上に努めてまいりますので、御理解くださいますようお願いいたします。
(令和6年4月回答、担当課:都市整備課)
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更新日:2024年10月28日