市指定文化財19 蓮光寺の徳本名号塔
蓮光寺の徳本名号塔(れんこうじのとくほんみょうごうとう)
種 別 民俗文化財(有形)
数 量 1
所在の場所 綾瀬市上土棚中2丁目15番43号
所有者の氏名 蓮光寺
現 状 石造物、櫛型角柱型、寸法(センチメートル):総高246.5
碑高90 碑幅34.5 碑厚60
徳本念仏の地域的な普及を捉える上でも重要である。
総高246.5センチメートルにも及ぶ文化14年(1817)7月に造立で、独特の書体が記される徳本名号塔(とくほんみょうごうとう)である。徳本(とくほん)は宝暦8年(1758)に紀州に生まれ、文政元年(1818)に没した僧で、諸国を巡行して各地に念仏を広め、徳本が村々を訪れた際には、近隣の地域の人々が特徴ある書体で書かれた名号の掛軸等を求め、それを基に地元に六字名号塔を建てた。徳本念仏は江戸時代後期に爆発的に流行し、独特の文字と徳本の花押を持つ名号塔は各地に残されていて、神奈川県内でも140基以上報告されている。本塔は蓮光寺とともに大運寺(横浜市戸塚区原宿)によって建立され、「諸村信心輩(しょそんしんじんのやから)」の依頼で蓮光寺に安置されたことや、地元の上土棚村以外にも市内の深谷村をはじめ、長後村などの藤沢市域や福田村(大和市)、東俣野村(横浜市)等の村名が見え、「講中三拾ケ村」及び「講中一千三百五十三人」と記されている。また、各地の徳本名号塔は、徳本念仏が多くの人々に受け入れられ、念仏講が組織されていたことを示しており、県下でも比較的初期に造立された本塔は、徳本念仏の地域的な普及を捉える上でも重要である。

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更新日:2026年07月27日