国指定にいたるまで

更新日:2023年02月01日

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平成23(2011)年2月7日、吉岡の神崎遺跡が市内で初めての国指定史跡となりました。
日本歴史を考える上で特に重要な史跡として評価されたのです。
神崎遺跡が国指定史跡に決まった理由は、大きく2点あります。

理由1

薄手で簡素に作られている高坏や壺型、鉢型の5種類の弥生土器の写真

神崎遺跡出土土器

出土土器の95パーセント以上が、現在の愛知県東部から静岡県西部にかけての地域に見られる土器の形そのものだったことです。そこから考えられることは、東海地方で暮らしていた人々が綾瀬まで集団で移動してきたことが明らかになりました。直線距離で200キロメートル以上になる道のりを、おそらく船を利用したと推測されています。

理由2

遺跡の箇所が白枠で示され神崎遺跡全景を二重の点線で囲み示している白黒の航空写真

神崎遺跡全景

環濠集落全体が遺存(いそん)している点です。環濠集落は全国各地で発見されていますが、全体が壊れずに残っているのは珍しい例です。
集落は南北103メートル、東西65メートル、面積約5,000平方メートルの楕円形(だえんけい)です。今回指定を受けた範囲は環濠内外の9,407.97平方メートルです。

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