平成29年度
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財政援助団体等監査
- 監査期日
平成30年1月30日(火曜日) - 監査対象
平成28年度及び平成29年度において交付した綾瀬市青少年健全育成組織活動費補助金(綾瀬市子ども会育成連絡協議会)に関する出納その他の事務 - 監査結果
監査の結果、補助金にかかる出納その他の事務については、良好に執行されているものと認められた。 - 監査結果による意見
監査結果は前項のとおりであるが、地方自治法第199条第10項の規定により、次のとおり意見・要望事項として申し添える。
補助対象団体である綾瀬市子ども会育成連絡協議会は、単位子ども会発展の推進及び青少年の健全育成を図るため、子ども会育成会相互の連絡協調及び関係団体との連携を図ることを目的に、本補助金を活用し、様々な活動に取り組んでいる。
言うまでもなく、補助金については、その目的や対象事業の内容を明らかにするとともに、収入・支出の状況が適切に管理、執行されることはもちろん、最終的には、補助をする事業に対して、十分な効果を生み出すことが求められる。
本補助金の所管においては、その意義を認識し、財政的支援のみならず、地域の子ども会活動の活発化、ひいては青少年の健全育成につながるよう、引き続き綾瀬市子ども会育成連絡協議会の様々な活動への支援、協力を望むものである。
綾瀬市監査委員 見上 正信
綾瀬市監査委員 笠間 昇
学校監査
- 監査期日・監査対象
平成29年11月13日(月曜日) 綾南小学校、綾北中学校
平成29年11月21日(火曜日) 綾瀬小学校、綾北小学校、教育総務課 - 監査方法
次の事項を監査項目と定め、提出された監査資料、関係書類の確認、事務局職員の事前実査及び監査委員の実査を行うとともに、関係職員等に説明を求めた。- 学校施設の維持管理状況
- 備品・物品の管理
- 切手・はがき類の受け払い等に関する事務
- 財務に関する事務
- 学校徴収金等の管理状況
- 監査結果
監査項目については、おおむね良好に執行されているものと認められた。 - 監査結果による意見
監査結果による報告は前項のとおりであるが、地方自治法第199条第10項の規定により、次のとおり意見・要望事項として申し添える。- 学校施設の維持管理等について
学校施設の維持管理については、老朽化に伴い、計画的に施設改修等が行われているところである。このような中、児童・生徒の安全管理にかかわる事項に対しては、日ごろから十分な点検を実施し、適切な予算措置により、緊急性を考慮するとともに安全性を最優先に改善を図り、良好な教育環境の維持に努められたい。
防災・防犯及び情報セキュリティ等の危機管理については、教職員一人ひとりが、常日頃から高い意識を持ち、継続的に取り組むことによって実現できることを認識し、厳格な管理体制の維持に努められたい。
備品等については、定期的に備品台帳との突合を実施しながら整理整頓を図るなど、おおむね良好に管理されていた。引き続き、整理整頓を行うとともに清潔を保ち、不用な備品・物品は適切に処分されたい。 - 事務の適正処理等について
学校における事務については、今後も、適正に執行するために、教職員間の情報の共有化を図るとともに、正確・迅速・丁寧な事務処理を目指し、合理的かつ効率的な視点を持って取り組まれたい。
学校徴収金等の取扱いについては、保護者が、執行管理体制に対し疑念を抱くことのないよう、透明で公正なものとするなど、引き続き、適正管理に努めるとともに、教職員の意識向上を図られたい。また、現状の徴収・管理方法が、教職員の時間的・精神的負担につながることから、事務負担軽減となるよう、より良い方法を検討されたい。 - 学校及び教育委員会の連携等について
持続可能な学校運営体制の構築及び児童・生徒への、より良い学習環境の提供のため、学校と教育委員会との今以上の連携・協力が不可欠である。
学校現場を実査した中では、学校司書の配置により学校図書館が整備され、児童・生徒の読書量の増加が見られることや、また、平成30年度から本格稼動する校務支援システムの活用により、事務作業の軽減に伴い削減できた時間を授業の充実に繋げることなど、それぞれの取組みが効果的に機能することを期待する。
そのため、学校と教育委員会、また学校間の積極的な意見交換などにより協力を一層深め、円滑な学校運営にさらに取り組まれることを願うものである。
- 学校施設の維持管理等について
綾瀬市監査委員 見上 正信
綾瀬市監査委員 笠間 昇
この記事に関するお問い合わせ先
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更新日:2023年02月01日