令和2年度

更新日:2023年02月01日

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財政援助団体等監査

  1. 監査期日
     令和3年1月29日(金曜日)
  2. 監査対象
     令和元年度及び2年度において交付した綾瀬市社会福祉協議会補助金(綾瀬市社会福祉協議会)に関する出納その他の事務
  3. 監査結果
     監査の結果、補助金にかかる出納その他の事務については、適正に執行されているものと認められた。
  4. 監査結果による意見
     監査結果は前項のとおりであるが、地方自治法第199条第10項の規定により、次のとおり意見・要望事項として申し添える。
     補助対象団体である綾瀬市社会福祉協議会は、子どもから高齢者まで市民一人一人がともに支えあい、豊かに生きていける、いきいきとした地域づくりを目指して活動している団体として、様々な取り組みを積極的に実践している。
     言うまでもなく、補助金については、その目的や対象事業の内容を明らかにするとともに、収入・支出の状況が適切に管理、執行されることはもちろんのこと、補助をする事業に対して、十分な効果を生み出すことが求められる。
     所管課においては、その意義を認識し、本補助金が有効に活用されることで、さらなる地域福祉の充実につながるよう、引き続き綾瀬市社会福祉協議会の事業への支援、協力を望むものである。

 綾瀬市監査委員 見上 正信
 綾瀬市監査委員 比留川 政彦

学校監査

  1. 監査期日・監査対象
     令和2年11月13日(金曜日)落合小学校
     令和2年11月19日(木曜日)綾瀬小学校、綾瀬中学校
  2. 監査方法
     次の事項を監査項目と定め、提出された監査資料、関係書類の確認、事務局職員の事前実査を含めた予備監査及び監査委員の本監査を行うとともに、関係職員等に説明を求めた。
    1. 学校施設の維持管理状況
    2. 備品・物品の管理
    3. 切手・はがき類の受け払い等に関する事務
    4. 財務に関する事務
    5. 学校徴収金等の管理状況
  3. 監査結果
     監査項目については、おおむね適正に執行されているものと認められた。
  4. 監査結果による意見
     監査結果による報告は前項のとおりであるが、地方自治法第199条第10項の規定により、次のとおり意見・要望事項として申し添える。
    1. 学校施設の維持管理等について
       学校施設の維持管理については、老朽化に伴い、計画的に施設改修等が行われているところである。このような中、児童・生徒の安全管理にかかわる事項に対しては、日頃から十分な点検を実施し、緊急性を考慮するとともに適切な予算措置により、安全性を最優先に改善を図り、良好な教育環境の維持に努められたい。
       また、今年度中に策定される「綾瀬市学校施設再整備方針・長寿命化計画」に基づき、児童・生徒数の減少といった社会情勢の変化などを踏まえて、より良い教育環境の確保を前提とした学校施設の効率的な維持管理に努められたい。
       防災・防犯、情報セキュリティ等の危機管理については、教職員一人一人が常日頃から高い意識を持ち、継続的に取り組むことによって実現できることを認識し、厳格な管理体制の維持に努められ、児童・生徒の視点に立って安心して学習できる環境の整備を図られたい。
       備品等については、定期的に備品台帳との突合を実施しながら整理整頓を図るとともに清潔な環境を保ち、不用な備品・物品については適切に処分されたい。
    2. 事務の適正処理等について
       学校における財務事務については、今後も適正に執行するため、教職員間の情報の共有化を図るとともに正確・迅速・丁寧な事務処理を目指し、合理的かつ効率的な視点を持って取り組まれたい。
       学校徴収金等の取扱いについては、保護者が執行管理体制に対し疑念を抱くことのないよう、透明で公正なものとするなど、引き続き適正管理に努めるとともに、教職員の意識向上を図られたい。
    3. 学校と教育委員会の連携等について
       持続可能な学校運営体制の構築及び児童・生徒へのより良い学習環境の提供のためには、学校と教育委員会との連携・協力に加え、地域住民とのより良い関係づくりをすることは欠かせないものである。
       学校現場の状況を聴取した中では、学校司書の配置により学校図書館の整備が充実し、授業の一環として利用されるなど活用の幅に広がりがみられ、また、校務支援システムの活用により、出欠管理や成績処理などの校務負担の軽減に加え、情報共有の迅速化が図られていた。
       学校図書館においては、学校司書に加え、児童及び生徒の意見を踏まえた運営方法の検討や学校図書館の活用方法について学校間で情報共有するなど、さらなる利用促進に努められたい。
       校務支援システムにおいては、引き続き、学校と教育委員会とで連携強化を図り、より良い活用方法について双方で模索・研究し、効果的な校務負担の軽減に取り組まれたい。
       また、ICT環境については、国のGIGAスクール構想の実現により、児童・生徒1人1台のタブレット端末が持てるようになるなど、学習環境が大きく変化していく中で、学校でも家庭でも活用できるような環境づくりを、若い教職員の意見も取り入れながら進めてもらいたい。
       教育現場における業務の多様化や学校規模による課題などがある中、教職員が本来なすべき業務に専念できるよう、それぞれの取組みが効果的に機能することを期待する。
       今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、学校施設や備品について管理方法を見直したり、学校行事についても密にならないようにするなど工夫がされていた。マスクと手洗いの習慣化や換気の徹底など、新しい生活様式になっても、引き続き、児童・生徒が安全で安心な学校生活が送れるように、学校と教育委員会が連携しながら、学習環境づくりに取り組まれたい。
       学校がやるべきこと、教育委員会がやるべきことを適切に分担し、教育委員会が対応する場合の優先順位の考え方を学校側へ丁寧に説明し、納得し合うことで意思の疎通を図るとともに、学校間においても積極的な意見交換を行い、連携・協力を一層深めることで円滑な学校運営に取り組まれることを願うものである。

 綾瀬市監査委員 見上 正信
 綾瀬市監査委員 比留川 政彦

この記事に関するお問い合わせ先

綾瀬市監査事務局 監査担当
電話番号:0467-70-5645
ファクス番号:0467-70-5704

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