令和4年度

更新日:2023年11月13日

ページID : 8852

財政援助団体等監査

  1. 監査期日
    令和4年6月27日(月曜日)
  2. 監査対象
    令和3年度において交付した職員福利厚生費補助金(綾瀬市職員厚生会)に関する出納その他の事務
  3. 監査の着眼点及び実施内容
    補助金に関する出納その他の事務執行が適正かつ効率的に行われ、補助金が有効に活用されているかを主眼として、提出された調書等の確認、事務局職員による予備監査及び監査委員による本監査を行うとともに、関係団体及び職員に説明を求めた。
  4. 監査項目
    補助金に関する出納その他の事務の執行状況
  5. 監査結果
    監査の結果、補助金にかかる出納その他の事務については、適正に執行されているものと認められた。
  6. 監査結果による意見
    監査結果は前項のとおりであるが、地方自治法第199条第10項の規定により、次のとおり意見・要望事項として申し添える。

補助金については、その目的や対象事業の内容を明らかにするとともに、収入・支出の状況が適切に管理、執行されることはもちろんのこと、補助をする事業に対して、十分な効果を生み出すことが求められる。
所管課においては、その意義を認識し、本補助金が有効に活用されることで、さらなる市政の発展につながるよう、引き続き綾瀬市職員厚生会の事業への支援、協力を望むものである。

綾瀬市監査委員 見上 正信
綾瀬市監査委員 佐竹 百里

学校監査

 

1  監査期日・監査対象

令和4年11月 4日(金曜日) 北の台中学校

令和4年11月21日(月曜日) 綾北小学校、早園小学校

2 監査の着眼点及び実施内容

学校施設の維持管理、備品・物品の管理状況及び予算の執行状況等について適正かつ効率的に執行されているかを主眼として、提出された監査資料、関係書類の確認、事務局職員の事前実査及び監査委員の実査を行うとともに、関係職員等に説明を求めた。

3 監査項目

(1)学校施設の維持管理状況

(2)備品・物品の管理

(3)切手・はがき類の受け払い等に関する事務

(4)財務に関する事務

(5)学校徴収金等の管理状況

4  監査結果

監査項目については、おおむね適正に執行されているものと認められた。

5 監査結果による意見

監査結果による報告は前項のとおりであるが、地方自治法第199条第10項の規定により、次のとおり意見・要望事項として申し添える。

(1)学校施設の維持管理等について

学校施設の維持管理については、老朽化に伴い、計画的に施設改修等が行われているところである。このような中、児童・生徒の安全管理にかかわる事項に対しては、日頃から十分な点検を実施し、緊急性を考慮するとともに適切な予算措置により、安全性を最優先に改善を図り、良好な教育環境の維持に努められたい。

「綾瀬市学校施設再整備方針・長寿命化計画」にもうたわれているICTツールの導入においては、教育方法の多様な対応が認められた。今後においても、学校施設へのニーズの変化に対応できるよう、より良い教育環境の確保を前提とした学校施設の効率的な維持管理に努められたい。

防災・防犯、情報セキュリティ等の危機管理については、教職員一人一人が常日頃から高い意識を持ち、厳格な管理体制の維持に努められ、再度、現状を把握した上で見直しを図るなど、児童・生徒の視点に立って安心して学習できる環境の整備を図られたい。

備品等については、定期的に備品台帳との突合を実施しながら整理整頓を図るとともに清潔な環境を保ち、長期間使用されていない不用な備品・物品については適切に処分されたい。特に薬品・危険物については、管理責任者を置き、適正な管理及び保管に努められたい。

 

(2)事務の適正処理等について

学校における財務事務については、今後も適正に執行するため、教職員間の情報の共有化を図るとともに正確・迅速・丁寧な事務処理を目指し、引き続き合理的かつ効率的な視点を持って取り組まれたい。

学校徴収金等の取扱いについては、保護者が執行管理体制に対し疑念を抱くことのないよう、透明で公正なものとするなど、引き続き適正管理に努めるとともに、教職員の意識向上を図られたい。

 

(3)学校と教育委員会の連携等について

持続可能な学校運営体制の構築及び児童・生徒へのより良い学習環境の提供のためには、学校と教育委員会との連携・協力に加え、地域住民とのより良い関係づくりは欠かせないものである。そのためにも、「コミュニティ・スクール」の推進をはじめ、今年度リニューアルした学校ホームページを活用する等、学校と教育委員会で連携し、情報発信に取り組まれたい。

学校現場を実査した中では、学校司書の配置により学校図書館の整備が充実し、読書環境の向上が図られていた。また、各特別教室においては、工具、調理器具 等の適切な管理が行われ、安全な学習環境が確保されていた。引き続き、児童・生徒の安全に配慮するとともに、日常生活の場面で必要となる技能の習得や学習意欲の向上につながるよう、適切な環境整備に取り組まれたい。

ICT環境については、国のGIGAスクール構想により、児童・生徒へ1人1台ずつ貸与されたタブレット端末を使用したオンライン授業の実現など、学習環境が大きく変化していく中で、各家庭での接続のフォロー等、学校でも家庭でも活用できるような環境づくりを教職員一丸となって進められている点は評価できる。今後は対面授業での端末活用も含め、ICT支援員とより一層の連携を図り、児童・生徒の学習環境の向上に努められたい。

新型コロナウイルス感染症の影響下においても、昨年度までの経験を生かし、感染対策を実施することで、児童・生徒が充実した学校生活を送ることができるよう配慮がされていた。今後は、感染状況を踏まえて、中止されていた学校行事等の再開が見込まれることから、引き続いての、マスク着用と手洗いの習慣化や換気、消毒の徹底に加えて、学校と教育委員会の連携により、安全で安心な学校生活及び学習環境づくりに取り組まれたい。

また、プール施設については、使用されていない間においても経年劣化が顕著であり、使用再開にあたり修繕が必要な個所が多く見受けられたことからも、早急に今後の方向性を示されたい。

教職員の産前産後休暇や育児休業等に伴う代替職員の確保には、教育委員会と協力し、児童・生徒へ影響が無いよう努められたい。

学校がやるべきこと、教育委員会がやるべきことを適切に分担し、教育委員会が対応する場合の優先順位の考え方を学校側へ丁寧に説明し、納得し合うことで意思の疎通を図るとともに、学校間においても積極的な意見交換を行い、連携・協力を一層深めることで円滑な学校運営に取り組まれることを願うものである。

綾瀬市監査委員 見上 正信

          綾瀬市監査委員 佐竹 百里

この記事に関するお問い合わせ先

綾瀬市監査事務局 監査担当
電話番号:0467-70-5645
ファクス番号:0467-70-5704

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