マイクロプラスチックについて
国際的な問題となっている「マイクロプラスチック」。この問題の解決のためにわたしたちにもできることがあります。
そもそも「マイクロプラスチック」って?

マイクロプラスチック(神奈川県環境科学センターより)
5ミリメートル以下の微細なプラスチックごみのことをいいます。マイクロプラスチックは、化学物質を含有・吸着しているため、これが食物連鎖に取り込まれて、生態系に及ぼす影響が懸念されています。
マイクロプラスチックには、大きく分けて次の2種類があります。
様々な色や形をした沢山のマイクロプラスチックとステンレス定規が置かれた写真 拡大画像 (PNG: 322.5KB)
(1) 一次的マイクロプラスチック
マイクロサイズで製造されたプラスチック。洗顔料や歯磨き粉などのスクラブ材に利用されているマイクロビーズがこれにあたります。排水溝などを通じて自然環境へ流出します。微細であるため、製品化後の対策や自然環境中での回収は困難とされています。
(2) 二次的マイクロプラスチック
大きなサイズで製造されたプラスチックが、自然環境の中で破砕・細分化されてマイクロサイズになったもの。発生抑制対策として、普及啓発や廃棄物管理・リサイクル等の推進が有効です。マイクロ化する前の大きなサイズの段階で、回収することも必要です。
綾瀬市の取組
「レジ袋削減推進登録店」制度では、レジ袋の削減に協力していただける店舗を登録し、レジ袋削減を推進し市民に周知することで、リデュース(ごみの発生抑制)の普及啓発やレジ袋製造時の二酸化炭素排出抑制を図っています。
このほかにも、資源やごみの分別収集や、ごみの不法投棄対策に取り組むことにより、資源循環やまちの美化を推進しています。
マイクロプラスチック問題対策のため、わたしたちにできること
平成30年夏、神奈川県鎌倉市の由比ガ浜でシロナガスクジラの赤ちゃんが打ち上げられ、胃の中からプラスチックごみが発見されました。このことから、海洋汚染が深刻化していることがうかがえます。
海のない綾瀬市も他人ごとではありません。プラスチック製品の破片が雨水側溝や河川を通じて海に到達しています。海岸ごみの約7割が河川からやってきているといわれています。
これら問題の解決には、まずは一人一人が少しずつできることからはじめることが大切です。買い物時にマイバッグを持参してレジ袋を辞退したり、プラスチック製品を分別したりすることは、3R「リデュース(ごみの発生抑制)・リユース(再利用)・リサイクル(再生利用)」の取組として、マイクロプラスチック問題の解決につながります。
また、日ごろからごみのないきれいなまちづくりを進め、ポイ捨てをしない、させない環境づくりを進めることも大変重要です。
マイクロプラスチック問題について興味を持ち、まずは自分にできることからはじめてみませんか。
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更新日:2023年02月01日