綾瀬市と厚木基地

 厚木基地は、綾瀬市の行政面積の18％弱を占め、本市が進める計画的な街づくりへの著しい障害になっているほか、基地の運用により派生する諸問題は、過去4次にわたる厚木基地騒音訴訟判決により違法性が明確にされた航空機騒音をはじめ多種多様であり、長年にわたり市民生活に耐えがたい苦悩と不安をもたらしています。
 航空機騒音については、激しい騒音を発する空母艦載機の移駐が平成30年3月30日に完了しておりますが、移駐後もたびたび激しい騒音を発する航空機が飛来しており、市民生活に影響を及ぼしています。
 一方、国において従来から住民の生活の安定と福祉の向上を図るため、住宅防音工事や障害防止、民生安定等の基地周辺対策がなされてはいるものの、基地周辺住民には十分な対策とはなっていません。
 こうした基地問題の解決に向け、綾瀬市では、市議会と連携をとりながら、神奈川県をはじめ基地周辺市と協力し、国や米軍など関係機関に働きかけを行っています。