第3回綾瀬市総合計画審議会(令和7年4月22日開催)

更新日:2025年05月12日

ページID : 21976

審議会等の名称

第3回綾瀬市総合計画審議会

開催日時

令和7年4月22日 13時~14時15分

開催場所

綾瀬市役所 1階 J1-1会議室

議題

  1. パブリックコメント結果について

  2. 綾瀬市総合計画基本構想答申(案)について

出席者

(委員6名)羽田委員長、諸坂委員、丸山委員、小池委員、太田委員、立花委員

(事務局)経営企画部6名、市長室1名、産業振興部2名、都市部1名

(欠席者)吉原委員、亀ケ谷委員

傍聴者数

4名

内容

内容は要点報告です。

(1)議題 パブリックコメント結果

事務局より資料に基づき説明。

事務局:委員から事前にいただいたコメントを読み上げる。

「私の意見としては、綾瀬の子どもたちが成長した後も市内に住み続けてもらえるよう、今こそ私たち大人がそのために動いていかなければと思っております。また、様々な施策においては、子どもたちからの意見などを聞く機会を設けてみてはどうかと思っております。綾瀬の未来を考えようという課題授業で、子どもたちの柔軟な視点での様々な意見を聞くことができ、とても感心しました。子ども目線での綾瀬を知ることもでき、どうしたらよいかなどの具体的な問題点も見えてきたりします。未来の綾瀬を担う子どもたちの声を聞くことも大切だと思いました。また、現状についてですが、やはりタウンヒルズがなくなってしまったことで、子どもたちをはじめ、市民が集まる場所がなくなってしまい、大変寂しい思いをしている方がたくさんいらっしゃいます。隣接する市には当たり前にあるものが、綾瀬市からなくなってしまったことが残念でなりません。今後の対策を市民はとても気にかけています。住みやすい綾瀬になるよう、これからさらに考えていただければと思っております。以上、私の意見でございます。」

会長:パブリックコメントの結果について、御意見、御質問等はいかがか。

委員:事務局の説明の中で、提出意見に一つずつ、市からこのように回答させていただいたという発言があった。それぞれの人に対して回答したということか。

事務局:審議会の後に公表する。個別に回答するというものではない。

委員:これはファクトを言っているだけだから質問のしようがない。

会長:提出された意見に対して、今後このように考えるという市側の対応として述べられている。こうしたパブリックコメントへの対応としてはこのような内容になるだろう。パブリックコメントの中で、道の駅や図書館など個別具体的な施設に関する意見が出ているが、この段階で個別具体的な施設についての具体的な回答は、市側はできない。それはこれから、こういうような御意見も受け止めて、それぞれの所管課の中でさらに市民の声も受け止めながら、所管課がさらに具体的に取り組んでいくという話だろうと思っている。

委員:担当課と共有すると資料に書いてある。これ以上は特に質問はない。

会長:それでは次の議題に移ることとしたい。

(2)議題 綾瀬市総合計画基本構想答申(案)について

事務局より答申案を朗読。

事務局:委員から事前にいただいたコメントを読み上げる。「私が言いたいことは踏まえているため、このままでよろしいかと思っています。」以上です。

会長:答申案について、御意見、御質問等はいかがか。

委員:DXの推進について、高齢者が増えてきて取り残される可能性が高いので、デジタルデバイドへの配慮もセットになって初めて動くものだと思う。そちらへの配慮についても記述が必要ではないか。

会長:事務局から何かあるか。

事務局:委員の言うとおり、デジタルデバイドの対策も必要と考えており、DX推進計画の中で、対策に取り組むことについても記載している。事実としては以上で、答申案については、審議会に預けさせていただく。

会長:最終的には、今の案も会長名で出ているので、今いただいた修正すべきではないかという意見については、高齢者への配慮を加えたい。

委員:高齢者というよりデジタルを扱うことが苦手な人への配慮。障がいのある方もいるかもしれない。

会長:その辺りに配慮するというような文言を加筆修正ということでよろしいか。

委員:DXは大切だが私自身も対応に苦労している。そうした人たちも加味されたものをつくってほしいと要望する。DXはさらに進めていっていただきたい。

委員:答申案の(2)のところに公共施設の老朽化対策という部分について。人口減少が起きることを踏まえて、統廃合や他の機能を持たせることなどにより、費用を抑えることはできないのか。ただ古い施設を置き換えるのでは余りにも知恵がない。老朽化対策に費用がかかるから他の施策ができないだとか、そのようにつながっているようだ。ただハードを置き換えると受け取れる。40年、50年が経過し、耐用年数が来たので新しいものに置き換える。だから費用がかかるという構造に見える。

むしろ、複数あるものを多機能のもの一つで補うなど、スリム化ということも検討してほしい。ここに「行政と民間で知恵を絞り」と書いてある。それでよいのかもしれない。

会長:もう少し幅広く解釈できるような文言の方が適切ではないかという御意見だろうと思う。今この場でこのような表現にするということは難しいが、委員の意見はよく分かるので、表現をさらに工夫させていただくということでこの場はよろしいか。

事務局:少し補足説明をする。先ほど委員の言ったことはまさに大きな問題である。それを理由に後退することなく、中心市街地の施策を進めていくべきだという表現になっている。実際に、市では、施設の老朽化対策等については、「公共施設再編計画」を策定し、その中で具体的にアクションプラン等をつくり、まさに今言っていた施設の複合化等を進めていかなければいけないと捉えて、実施しているところだ。

委員:「行政と民間で知恵を絞り」という表現について、民間とは何を意味しているか。私は市民だと理解しているけれども、文章的に民間というと、商売が入ってきそうな感じがする。要は市民の声が反映された方が、行政も知恵を出しやすいのではないかと思う。適切に推進していただきたい。

事務局:少し補足説明をする。「行政と民間で知恵を絞り」の部分については、公共だけではなく民間事業者と共にPFIやPPPといった民間手法を活用した整備など、そういった意味合いも踏まえて検討していくが、基本は、市民の皆様の声を聞きながら、市民や事業所の皆様と取り組んでいく。

会長:そういうところで少し加筆修正する。その他にはいかがか。

委員:綾瀬の魅力というと、一つはスマートインターチェンジがあって東京から1番近いところでアクセスできること。市長も先日、スマートインターチェンジでは全国で一番利用者が多いと言われていた。それを魅力の一つとして捉えるということを入れるとか。道の駅は手段の一つというが、最初は、道の駅から始まる中心市街地として、市民もイメージができて、そこが核になるということだった。それを外して中心市街地の魅力と言っても何があるのだろう。海老名や大和、藤沢に似たような市街地があり、そちらの方がブランド力がある。綾瀬市民もそちらにシフトしかけている。綾瀬をもっと魅力あるものにするには、まさに分かりやすい絵というのが道の駅ではないかと思う。これを手段の一つとして捉えるのか、これを拡張しているのか。市長も道の駅がありきではないと様々な場面で話していて、私もそうだと思うけれども、代替案がない。結局様々なところに知恵を当たったけれどもないということは、やはり道の駅をつくろうというのが皆さんの声ではないかと思う。手段の一つであるというより、道の駅をベースにするという方が個人的にはよい。個人の意見だから、皆さんがそうではないというなら従います。

会長:これは答申案で、最終的には文言や表現をどうするかという話。

委員:市民にとってわくわくする、魅力あるということが差別化になる、近隣よりも綾瀬を選ぶ一つの理由になると思う。タウンヒルズに入っていたカフェやフードコートがなくなり、学生も含めて集える場がないと言われている。ふれあいの場、皆にとって魅力ある場として、道の駅を進めていけばいいと思う。それから、具体的なものを考えていくことが必要であり、適切に実行していただきたいというのはそのとおりだが、やはりロードマップを提示していただけると市民としてうれしいと思う。

会長:ロードマップについてはとても個別具体的な施策レベルの話になる。答申案にロードマップのようなことを入れるとするなら、「具体的な実施計画の検討と市民への提示」という表現がありますが、例えば、ロードマップも含め、具体的な実施計画の検討というような表現が妥当ではないかと思う。

会長:他にいかがか。

委員:この計画は何のためにあるのか、改めて見ているけれど、地方に仕事をつくる、人の流れをつくる、結婚・出産・子育ての希望、魅力的な地域をつくるなどに対しての回答は実は何もなかったという感じがしている。持続的という言葉を使っているが、何を持続したいのか。要は、持続ではなくて改革が本当にやりたいことではないかという印象を持っている。

やはり、なぜ中心市街地という言葉に変わったかは私たちはずっと理解ができないわけで、やはりどうして人の流れをつくらないといけないのかの起点はスマートインターチェンジだった。我々が想像もしてない人の流れができてしまった。それも日本の中で1日1万5000台という例のない数字である。これをどうやって生かすかは、早急に答えを出していかないと本当はいけないのではないか。当然、道路だから道の駅という安易な発想かもしれないが、他にあるショッピングモールとは違う、スマートインターチェンジが起点となったものということをもう少し明確にした方が動きやすいのではと感じた。

あとは、やはり人口が減るという全国の問題の中で、何ができるのか。人口が増えなければ、これから資材の高騰、労務費の上昇、人手不足の中で、何にもつくれませんという言葉が通ってしまう。そうではなく、言葉を選ばず言うと、他とは違う企みがある方が市民がわくわくして参加意欲がわくのではないかと感じる。

基本的な私たちの立場の話もできたので、なかなか難しいと思うが、僕が思ったのは、このデジタル技術を活用しながら四つの目的に対してもう少しこれはという意見があってもよかったと今日は改めて感じた。

会長:スマートインターチェンジの活用というのは今回の総合計画の本文の中にあったはずだが。

事務局:計画本文に入っている。中心市街地のプロジェクトにある取組の方向の二つ目に、スマートインターチェンジに関して記載している。

会長:ご意見ありがとうございました。他にはいかがか。

委員:少し方向転換するが、パブリックコメントの中に私と同じような意見があった。道の駅という固有名詞のイメージが世間にはあるけれども、私はもう道の駅にこだわらずに、いかに市民が集える場所をつくり上げていくかが課題だと思う。市民活動推進の起点になるところが文化会館の隅にある。もっと市民から見える場所に移すべきだという意見をずっと言ってきたが希望は叶わなかった。その辺りも含めて、道の駅というものにこだわらずに、市民が集えるような場所をつくってほしいという意味で、私はこの諮問の中身を理解している。例えば高齢者が味噌づくりや饅頭づくりをして、子どもたちに伝えられるような活動など。たしかにインターチェンジができたから外部から人を呼ぶことも必要だが、綾瀬市民が喜ぶようなものを道の駅にこだわらずに検討してほしい。

パブリックコメントの意見は、関係部署でこれから検討していくと思うが、できるならその検討結果も市民の目線で確認できるといい。検討していった結果、どこでどのような形で進んでいくのか、チェック機能が必要だと思う。それは議会がするのかどうか分からないけれども、ぜひお願いしたい。私自身も確認したい。

会長:それぞれの関係各課で担当する施策やプロジェクト全てについて、何らかの形で一般市民も参加することはなかなか難しいのではと感じる。しかし、施策やプロジェクトの性格や位置付けにもよるし、また一方では、委員が言われたように恒常的には議会があるので、そこで行政施策をチェックするという話なのだろう。

事務局:御意見について、会長の言うこともそのとおりだと思う。御意見としていただき、そうした機会がどのようなところで設けられるか、事務局としても検討する。

会長:道の駅に関しては私も全く同意見。基本は所管課で検討する領域の話だ。やはり、綾瀬の農産物を生かす、綾瀬の農業のイメージを高める、そして市民はもちろん、スマートインターチェンジからの来街者も立ち寄り、消費行為がそこで発生する、また、空間的には、綾瀬の工業製品がその場の景観、雰囲気を高めるために造形物として活用されて、綾瀬の製造業のイメージアップにもつなげていくというような要素は考えるべきなのではないかと思う。

それでは、御意見を頂戴しましたので、加筆修正すべきところは加筆修正をして、市長に答申ということにさせていただきたい。加筆修正に関しては、恐縮だが、私と事務局にどうか御一任をお願いしたい。

委員:お願いします。

委員:会長に最後に聞きたいのだが、まさに今言ったように、農産物が売れたり、農業体験ができたり、綾瀬は町工場が多いものづくりのまちというイメージが分かっていいなと思うが、そういうものは道の駅以外にはどういうものがあるのか。

委員:ないですよね。

会長:道の駅という名前は使わなくても、なんとか館やパークなど。それが魅力があれば、刷新していくと思う。

委員:ありがとうございました。パークという響きはとても気に入った。

委員:どうして最初に道の駅の話が出たか覚えていないけれど、おそらく分かりやすかったのだろう。皆がイメージできた。しかし、今回言われた中心市街地は想像できない。一番心配していることだ。もう一つ大きなことは、物価高騰のためつくらないという。もう今後は何もつくれないのではないかという疑問に対しても答えられていない。お金も使わない、中心市街地をどうつくるのか、そうすると外部の民間企業だけできて、もうかるというだけにしかならない。市民の商業的な生活は潤うけれども、取り残されていく部分はできてしまうのかなあっていうところはあるけれども、今回の答申の中でもなかったので、その中心市街地に置き換えた理由が私たちには今まだぼんやりとしている。道の駅に固執してるわけではないが、ただ、おそらく皆が先に想像してしまった。それがなくなったことが一番印象に残っている。替わりが想像できたら、普通は別に問題ない。

委員:私もそう思う。

会長:それでは、これからの進め方については、今日頂戴した御意見を取り入れながら加筆修正して、正式な答申という形にして、提出させていただきたいと思う。これで本日の議題は全て終了とする。後の進行は事務局にお願いする。ありがとうございました。

事務局:本審議会でいただいた答申、また、本日も含めてこれまでいただいた委員の皆様からの御意見は、市長をはじめ、事業担当部署に適切に共有し、検討を進めてまいりたい。これをもって綾瀬市総合計画審議会を終了とする。

この記事に関するお問い合わせ先

綾瀬市役所 経営企画部 企画課 政策経営担当
電話番号:0467-70-5635
ファクス番号:0467-70-5701

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