令和7年度第1回綾瀬市総合計画外部評価委員会(令和7年7月14日開催)

更新日:2025年09月22日

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審議会等の名称

令和7年度第1回綾瀬市総合計画外部評価委員会

開催日時

令和7年7月14日 13時30分~16時30分

開催場所

綾瀬市役所 6階 視聴覚室

議題

外部評価について

  • 育てる4 特色ある公園活用プロジェクト
  • 稼ぐ5 中心市街地魅力UPリニューアルプロジェクト

出席者

委員6名 羽田委員長、諸坂委員、川崎委員、須田委員、亀ケ谷委員、澁谷委員

事務局 企画課3名、みどり公園課2名、中心市街地振興課2名

欠席者 小池委員、奥本委員

傍聴者数

0名

内容

内容は要点報告です。

(1)委員長の選出について

綾瀬市総合計画外部評価委員会設置要綱に基づき、委員の互選により羽田委員が委員長に選出された。

(2)議題 外部評価について

【育てる4 特色ある公園活用プロジェクト】
(主管課より資料に基づきプロジェクト概要及び一次評価結果を説明。企画課より二次評価結果を説明)

委員:昨年に光綾公園ローズガーデンの有料化を聞いたときは疑問に思ったが、実際に見ると大変すばらしい。逆に、バラの管理に費用がかかるので、少しでも入園料を取るほうがよいという考えに変わった。初年度はお披露目のため無料という形で、今後は有料にしてはどうか。入園料を取れる公園であると胸を張っていただきたい。テレビ番組にも情報提供をして番組内で取り上げられるようにしてはどうか。来園者が無料で楽しみ帰るだけでは綾瀬市には何も残らないので、公園に売店などを入れて、市内で消費していただきたい。総合計画の基本方針「稼ぐ」のプロジェクトに十分匹敵する場所だと思うので、カフェのようなところを作っていただきたい。蟹ヶ谷公園について、水の流れが滞って淀んでいる場所がある。もう少し水が流れるようにするとよいのではないか。最後に城山公園について、老朽化した看板の建て替えの際にはサビにも強いものにしていただきたい。

みどり公園課:光綾公園の維持管理と財政負担の問題については、来園者の状況やアンケート調査結果を踏まえ、持続可能な運営ができるよう検討していきたい。有料化するには券売機やシステム等の費用も必要。その辺りも状況を見ながら検討していく。蟹ヶ谷公園は現場を確認してから対応する。城山公園の看板もサビにくい素材の使用を検討したい。

委員:ローズガーデン駐車場の混雑による渋滞は解消しないといけない。ローズガーデンは維持管理費も相当かかると聞いているので、バラの時期は有料化が望ましいと思う。バラの時期以外の活用方法も検討しないといけない。よく利用している江戸川区の水元公園は、区民ならイスやバーベキューセット等の設備を無料で借りられるなど、施設が充実している。光綾公園も一年を通して公園を利用できる環境づくりをさらに進めていかないといけないのではと思う。また、公園にステージがあれば、有名な綾北中学校のマーチングバンドの演奏を披露したり、あやせ音楽祭などイベントとコラボしたり、公園をさらに活用できておもしろいのではないかと思う。

みどり公園課:まず、渋滞について、想定を上回る来園者数があり、渋滞が発生してご迷惑をかけた。対策として、厚木基地の官舎跡地を借りた駐車場を平日にも拡大し、交通整理の人員も平日4名から8名に増やした。対応の後から渋滞は少なくなってきている。秋バラの時期もなるべく渋滞が発生しないように対応したい。バラの時期以外の活用について、年間を通して楽しめる工夫を検討していきたい。ステージについては、光綾公園の多目的フィールドのスタンド側をステージとして利用できる。

委員:ローズガーデンのオープン後の来場者を毎年ある程度安定した集客にするには、様々な施設の充実が大事だ。例えば平塚の花菜ガーデンは規模が大きく、入園料を取っている。有料化を含めて、バラに加えて、さまざまなイベントやキッチンカーなども考えて取り組まないといけない。綾瀬市の人口は8万人程度だから外部から来てもらうしかないので、やはり有料にしたほうがよいと思う。

委員長:私は観光について研究してきたので、綾瀬市はなぜ、光綾公園も蟹ヶ谷公園も駐車場を有料にしないのか不思議に思ってきた。休日のピーク時の交通整理対応と兼ね合わせた有料化、特に駐車場の問題をどうするかは、今後も残される大きな課題であると思う。もう一つは、いわゆる入園料も取っていない。蟹ヶ谷公園や光綾公園は何らかの工夫をして入園料を取るか、例えばバラ案内ツアーのようなイベントを週末に開催して参加料を取るなどしてはどうか。維持管理を考えると、行政も来場者にお金を消費してもらうことを考えないといけないと思う。これも今後の大きな課題ではないか。

委員長:本プロジェクトの取り組みの方向「人を引き寄せる魅力ある公園づくり」については、委員からも現状と進捗そのものについては特に問題指摘はなかったため、評価はBでよろしいか。けれども、私を含めて委員が言ったように、まだ大きな課題が残されているという問題意識で対応をお願いしたい。
次の取り組みの方向「それぞれの特徴を生かした公園づくり」については、先ほどの課題とも絡むが、主管課の評価はB、企画課の評価はCである。私含めて委員が言ったところの、大きな課題が残っているという話と、それから現状の進捗評価では、まだ地域との調整が十分図られてないということも含めて、ここは現在の評価はCではないか。委員の方々はこのような取りまとめでよろしいか。

委員:地域のニーズと特徴に対応した公園づくりとは具体的にどういうイメージか。

みどり公園課:例えば落合地区には6個の公園がある。その公園一つ一つにどのようなニーズがあり、どのような遊具等を設置したいかというような地域の特性に合った公園づくりを進めていく。維持管理費用の問題も整理しながら、子どもたちが遊ぶ公園、景色を楽しむ公園、防災器具を置く公園というような整理をする。今まで公園には砂場、ブランコ、滑り台などありふれた遊具しかなかったが、地域特性に合った公園というものを現在進めている。

委員:既存の公園にある遊具にプラスして、今言ったことを進めるのか。

みどり公園課:既存の公園の遊具もかなり老朽化しており、場所によっては遊具の交換が必要。また、砂場はもう使われていないという地域の意見があれば、砂場をなくすことも検討する。

委員:同じ地区に6つの公園があり、それほど地域ごとの違いは出ないのではないか。

みどり公園課:公園ごとというような形になってしまうと思うが、綾南の落合地区の地域住民がどのような公園にしていきたいかをもとにして進めていく。

委員:現在は夏の暑さが異常だ。公園に子どもが喜ぶミストが出る装置を置くなど、そうしたものを考えたほうがいい。

みどり公園課:調査の中で地域の話をいろいろと聞いているので、今後、具体的に形にしたものを提示して、自治会と地域の方々と調整をしていく。

委員:皆様の意見に基本的に賛成だが、都市公園法に基づく都市公園に該当するかどうかは確認が必要。都市公園法では、公園は無料で誰でも使用できることが原則論だ。都市公園法の中には動物園や植物園も入っており、また、博物館法では地方公共団体が設置する動物園や博物館等は収益を上げてはいけないという規定がある。これは原則論なので、公園に関する条例を制定するなど仕掛けをして対価をいただく形にすることが必要だ。民間企業のテーマパークのような施設なら入場料が高額でも年間パスポート販売でも構わないが、税金で設置運営している公園で都市公園法に該当すると原則無料となる。有料にする方法としては、例えばバラの時期のみイベントを開催して入園料を設ける、入園料も数百円あるいは小学生以下は無料にするなど、そういう仕掛けをしないといけない。すばらしい公園だから有料という簡単な話ではなく、方法の工夫や手続きが必要だ。

みどり公園課:今回の綾瀬市の公園については都市公園法の都市公園に該当するため、公園の有料化を定める条例案を市議会へ提出して手続きを進めていたが、有料化には至らなかった。状況を見ながら持続可能な運営を検討していきたい。イベントについては、5月に団体がローズフェスタを1日限りだが開催し、約4000人が来場した。今後のイベントの開催期間や仕組みづくりについても、皆様の御意見を参考に検討していきたい。

委員長:駐車場は有料にできるのではないだろうか。

みどり公園課:駐車場を有料化するには、また条例の修正案を市議会に提出するなどの手続きが必要となる。

委員長:光綾公園や蟹ヶ谷公園も、自動車で来場する人の方が多い。

委員:海老名市が文化会館や図書館など基本公共施設の駐車場を全部有料にした。これは条例を制定すればいいだけのことではないか。

みどり公園課:身近な公園として来ていただいている状況なので、利便性等も含めて考えたい。光綾公園のように観光のように人が集まる場合も、その辺りの状況を見ながら検討したい。

委員長:これは個人的な発言になるが、綾瀬市は光綾公園、蟹ヶ谷公園、それから目久尻川流域について、いわゆる磨けば光る地域資源、観光資源はある。しかし一方で、市内でお金を消費させる方法まで考えた施策を講じられていない。それぞれの特徴を生かした公園づくりは上手に取り組みつつあるが、それを実施するためには当然費用もかかるし、その費用を上手に外から持ってくる方法について大きな課題が残っている。そういうことで、これに関してはC評価だと思う。

【稼ぐ5 中心市街地魅力アップリニューアルプロジェクト】
(主管課より資料に基づきプロジェクト概要及び一次評価結果を説明。企画課より二次評価結果を説明)

委員:タウンヒルズがなくなり、100円ショップも書店もお茶をするところもなくなった。子どもたちは放課後に待ち合わせをできる場所がなくなったと言っている。また海老名に行かないといけなくなったという話をどの世代からも聞く。それが利便性の向上や魅力ある中心商業施設の誘致に繋がっているのか。逆方向に行っていないか。私も同じ気持ちでいるので残念だ。近隣に電気屋ができているのに、新たに同じような店が必要かという声や、もっと市民が望んでいる施設があってほしかったという声を多く聞く。総合計画審議会でも話をしたが、きちんと話をしないといけないと思い、本日も伝えている。ただでさえ将来の綾瀬を担う子どもの人口が減っており、住みづらいと就職を機に市外へ出て行ってしまう。他市に今あるもの、当たり前のように他の市にあるものが綾瀬市にも必要とされていて、市内に最低限はあってほしいというのが率直な思いだ。スペースに余裕があるのであれば、お茶ができるところや書店、100円ショップが欲しいという声が多いので、考えていただきたい。 
中心市街地振興課:タウンヒルズが閉館するといったときから反響があった。閉館前に利用者の声や思い出を館内に書かれていたことは、私たちも把握している。委員が言う書店やカフェなどが市内には少なく、海老名市や大和市に行けばどこにでもあるような店でも綾瀬市にも欲しいという声が多くあった。今後、令和9年度に向けてはカインズやケーズデンキが開店するが、やはり利用者の声を反映させていきたい思いがあるので、どこまでできるか課題はあるが、企業との調整の中には持っていきたいと思っている。また、公共施設の在り方についても、特に大和市では複合施設の中に公共施設と合わせた居場所づくりをうまく行っているところがある。今後の人口減少や少子高齢化など人口規模も含めて、公共施設をどうしていくのかをトータルで考えないといけない。いただいた御意見を大事にしながら、今後は中心市街地振興課だけでなく庁内全体で議論する話だと思っている。
委員:夏の暑さのために子どもが遊べる場所が本当に少なくなっている。施設の中でアスレチックのような未就学児も遊べるような施設があるといい。保護者も意見交換できるような場所や同じ年齢の子どもたちが遊べるような場所を綾瀬市として作ってもらいたい。保護者自身も閉じ込もらずに外に出て、子どもが遊ぶのを見守りながら保護者どうしで話しができるような場所がもっとあるといいと思う。近隣に別の電気屋があり、タウンヒルズの後にまた電気屋ができて、似た店でどうするのかと思ってしまう。間に合うなら、そうした意見も反映していただきたい。
中心市街地振興課:行政として難しいのは、昨年の道の駅の議論でも同様だが、他にはないものをつくらないと綾瀬市に来てもらえないだろうという議論もある中で、今の意見を聞いていると、最低限必要なものが市内にないというような声が出てくる。子どもの居場所については、屋内ではないが、ドリームプレイウッズはとても人気があると聞いている。子どもたちが遊べる場所も必要という意見も、昨年の道の駅のワークショップの中でいろいろと聞いている。特に道の駅に限らず綾瀬市に必要なものとして、様々な居場所についての意見を聞いている。これからの中心市街地検討にも必要な御意見がたくさんあったので、昨年までの議論もこのまま風化させずに今後の検討に活用していきたい。
委員:あの企業に来てほしい、これが来てほしいと言っても、企業は採算がとれないと来ない。これから20年後、30年後にはさらに人口が減るだろう、市から町になる可能性もある。それを踏まえてでも、書店、飲食店が本当にない。場所がないから全部周りに流れてしまう。せめて企業に交渉してそういう施設をつくってほしい。そういうことをしないと、駅もないこの地域が中心市街地になるわけがない。はっきり言うとどうしようもない。それは駅がない市の宿命だと思う。先日の防犯の講演会では綾瀬市に犯罪や詐欺が少ない理由は駅がないからと言っていた。平和だが、子どもたちがみんな市外へ行ってしまう。その辺りはなかなか難しいが、もう少し考えてもらいたい。道の駅にも飲食店をつければよかったと思うが。
中心市街地振興課:道の駅も含めて中心市街地の検討を行っていくが、道の駅の看板は別にして、綾瀬市に必要なものとして、今いただいた意見は本当に多かった。どのように施設周辺を変えていくかによるけれども、市民をはじめ、特に利用者となる方の御意見や問題を組み込んでいきたい。企業と調整していく中では難しさもあるが、できる限り市として意見できることはしていきたいと思っている。
委員:いかに公共施設と融合するかが大切だろう。書店もそうだが、人が集まるところに図書館や公民館を入れるなど、確かに中心地にはならないかもしれないが、必要な公共施設的なものがショッピング施設と一緒にあると皆が集まりやすいと思う。あとは、人口は子どもより高齢者の方が多いから、例えば病院や高齢者施設、社会人の学校や大学のサテライトなど、ある意味高齢者が集まりやすいところ、一つの中心的な施設やエリアもつくったほうがいいのではないかと思う。
中心市街地振興課:タウンヒルズがそういった集まれる場所を担っていたと思う。児童生徒が集まる放課後の時間帯こそがとてもにぎわっている時間帯なのかと思う。委員の話にあった、幅広い世代が交流できるような場所が一つ必要なのだろう。
委員:しかし、今までタウンヒルズをそれほど利用していない人もかなりいたのでは。閉館すると分かった途端に利用し始めた人というのも現実にはいるだろう。本当にタウンヒルズの役割があったのかについても考えないといけない。綾瀬の中心地が本当に必要なのか、正直なところ疑問に思う。
委員:一度、中心というものをどう捉えるか議論したほうがいいと思う。駅がないことが一般的にはデメリットと思われるかもしれないが、解釈を変えれば犯罪が少ないというメリットもある。ここは発想の転換が必要だ。生活する上での豊かさという概念とは近所に商業施設があることではないと思う。近くに商業施設があるからといって今の生活が豊かだとは思わない。豊かさとは、まず一つは治安だと思う。様々な価値観があり行政に求めるものもそれぞれ違って当然だが、共通するのは治安も含めて安心安全な生活ができる場所。中心市街地に必要というより市全体に必要だ。中心という考え方に何を求めるのか、必ずしもショッピングセンターや何かの店舗があるということではないと思う。行政の税金を使う公共事業として考えないといけない“豊かさ”は、大型施設や企業が入ってくることだけではない。もちろん大企業が入ってくれば市の財政が潤うから、企業誘致は取り組んでいかないといけない事業だ。しかし、市民生活の目線に立って豊かさとは何かをもう少しきちんと議論しないといけない。綾瀬市はとても牧歌的で、住むにはとても良いと思う。綾瀬市にしかないものは何かというと、この静かさ、平穏さ、ゆっくりした空気が流れていること。長年住んでいる人にはそういうことが身近で価値のないものに感じるかもしれないが、今後、都会の人々が移住先としてそういう場所を目指す可能性はあるのではないか。“中心”や“豊かさ”ということの意味、綾瀬市なりの意味合いをもう少し皆で議論してみるといいと思う。
委員長:事業の評価としては、まず一つ目の取り組みの方向「中心新市街地への魅力ある商業施設の誘致」のステップ1、ステップ2は、主管課、企画課、ともにB評価。進捗状況に対する評価として、委員も主管課、企画課の認識に対する異論はない。私もB評価でいいと思う。もう一つの取り組みの方向「中心市街地の利便性の向上」は、ステップ1については、主管課、企画課、ともにC評価。進捗が率直に言って遅れているのではないかということで認識は同じ。ステップ2については、主管課、企画課ともにB評価、一定の進捗を見ているということで一致している。委員からは特に、主管課、企画課の評価に対する異論はなかった。私も進捗状況の評価に関しては現状、この認識でよいと思う。ただし、根本的に考えなければいけないことがある。ここまで進捗してきているけれど、いろいろな立場の市民がともに憩い、ふれあうような空間について、自然空間としては蟹ヶ谷公園や城山公園があるが、施設空間としては、現状の市街地空間の中にはない。もちろん他市と比べて綾瀬は人口規模が違う。綾瀬市の規模に応じた、いろいろな人々が集い、憩い、ふれあうことができる施設空間があっていいのではないか、ということが委員の方々の意見かと思う。進捗評価は主管課、企画課の認識でよいが、委員から出た意見をもう一度よく考えていただき、今後の魅力ある中心市街地づくりの在り方を考えていっていただきたい。

この記事に関するお問い合わせ先

綾瀬市役所 経営企画部 企画課 政策経営担当
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ファクス番号:0467-70-5701

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