令和6年度第2回介護保険運営協議会、地域包括支援センター運営協議会、地域密着型サービス運営委員会(1月23日)
審議会等の名称
令和6年度第2回綾瀬市介護保険運営協議会、綾瀬市地域包括支援センター運営協議会及び綾瀬市地域密着型サービス運営委員会
開催日時
令和7年1月23日(木曜日)午後2時15分から午後3時15分まで
開催場所
綾瀬市役所窓口棟3階309会議室
議題
1 綾瀬市介護保険運営協議会
- ア 令和5年度介護保険事業特別会計決算について
- イ より市民に分かりやすい介護保険制度の周知に向けて
- ウ 保険者機能強化推進交付金/保険者努力支援交付金に係る取組み状況について
2 綾瀬市地域包括支援センター運営協議会
- ア 綾瀬市地域包括支援センターの包括的支援事業の実施に関する基準を定める条例の改正について
- イ 地域包括支援センターの設置数及び人員配置、日常生活圏域の設定について
3 綾瀬市地域密着型サービス運営委員会
- ア 地域密着型サービス事業所の指定等について
出席者
出席委員
伊藤薫(会長)、柴垣博一(副会長)、渡辺哲也、黒澤賀津也、多田明美、鈴木定公、北村嘉一、平塚奈美子
欠席委員
宮崎晃子
傍聴者数
0名
内容
1 綾瀬市介護保険運営協議会
ア 令和6年度介護保険事業特別会計決算について
(会 長)
施設によって利用状況の偏りはあるか。
(事務局)
資料で示した施設介護サービスの受給者数は市外施設の利用者も含めたものになっているが、少なくとも市内の特別養護老人ホームはいずれも入所待ちとなっており、偏りといったものは生じていない。
(委 員)
決算というのは、会計年度は1月から12月なのか。5年度だとしたら時期がやや古くないか。
(事務局)
4月から3月である。昨年9月に議会で承認をもらっているもので、会議の開催時期の都合で今回の議題となった。
イ より市民に分かりやすい介護保険制度の周知に向けて
(委 員)
「介護認定審査の結果が届いたら」といった案内を新たに作成いただき、非常に見やすくなっていると思う。実際にはケアマネジャーや地域包括支援センターから説明があると思うので大きな問題ではないと思うが、介護度には要支援1、2と要介護1~5までがあるということなども記載があると良いと思う。また、裏面に「施設入所・入居を希望する場合(要介護度は問いません)」と記載されているが、要介護1でも特別養護老人ホームに入れると誤解される可能性があるので再度検討されてはどうか。
(事務局)
施設入所・入居の箇所については、有料老人ホームなどに入居される方も多く、こちらについては、介護度は問わないためこうした記載としているが御意見のとおり誤解される可能性もあるため検討する。
(委 員)
この新たな通知はどのように知らせていくものなのか。また、介護保険制度がよく分からないという方が多く、施設への入所やデイサービスの利用といった支援はどうしたら受けることできるのかというところから情報が周知されるとありがたい。
(事務局)
今回のお知らせは、すでに認定申請をいただいた方へ送る結果の通知なので、窓口等で基本的な御案内は行っている状態である。介護保険制度自体の御案内は広報やホームページ等で機会をとらえて行っている。
(委 員)
介護保険制度の知識があまりない身としては、要介護や要支援といった言葉にもなじみがない。そういった情報は何を見れば知ることができるのか。
(事務局)
今回お示しした案内は、認定結果を受けた方が何をすればよいかを分かりやすく端的に説明するため、文字数や情報もかなり精査して絞っている。まずは地域包括支援センターあるいはケアマネジャーに相談いただければ様々な説明をしていただけるので、とにかく連絡をしてみてほしいというところを記載している。
(会 長)
初めて介護保険を受ける方は、何も分からない状態からのスタートとなるため、まずは入り口のところでどこを調べれば知ることができるのかといった周知は検討できるとよい。
(事務局)
窓口に来ていただいた方にはパンフレットをお配りしながら要介護、要支援とはどういった状態かといったことなども含めなるべく丁寧に御案内しているほか、ホームページでの周知も行っている。
(委 員)
今、何を困っているのか分からない、市役所に行って何を相談すればよいのか分からないといった方もいると思う。最近都内の医療機関に行ったときは、プランナーのような方がいて、手続きの流れや窓口を分かりやすく説明してくれた。市役所にもそういった方がいるとありがたい。また、資料1に戻ってしまうが、20ページに国への返還金が生じているが、こういったものも返還せずに活用できればよいと思う。
(事務局)
返還金については、実際に使った介護給付費に対して国が払う割合が法律で決まっており、割合を超過して交付を受けた分を返還するものなので、余ったから活用できるといったものではない。また、毎年全戸配布しているあやせいきいき健康だよりのなかで認知症ケアパスといったサービス提供の流れを記載したページなども用意している。
(会 長)
地域包括支援センターがやはり様々な相談の窓口になってくれているし、医療の相談も市には在宅療養相談室といったものがあって、とにかく市役所や地域包括支援センターなどに行けば支援につなげてくれる仕組みはできている。そういったことをより多くの方に周知することができればよりよいと思う。
(委 員)
民生委員も介護保険制度についてある程度把握しているし、地域包括支援センターを案内することもできるので、まずは民生委員に御相談いただくというのも良いと思うが、誰が民生委員なのかといったことが認知されていないという課題もある。民生委員としてはもっと気軽に相談してもらいたい。
ウ 保険者機能強化推進交付金/保険者努力支援交付金に係る取組み状況について
(会 長)
資料を見ると比較的高い点数が取れているが、これにより翌年度の予算が増えていくということでよいか。
(事務局)
得点が高ければその分もらえる交付金は増えるが、国の予算規模が減り分母が下がっているため、実際の交付額は減ってしまう傾向にある。
(委 員)
資料27ページ、「4目標4 高齢者がその状況に応じて可能な限り自立した日常生活を営む」という項目で綾瀬市は高得点を取っている。確かに自立していただくということは素晴らしいことだが、高齢者や支援が必要な方にとって、自立とは非常に難しいことであり、一歩間違えると支援を受けずに孤立してしまうことにもなりかねないため、自立ばかりを進めるのでなく、地域で支えあうといったことも進めてほしい。
(事務局)
御意見いただいた項目については、介護度の改善状況により得点がついているもので、名称上は「自立」となっているが、ほとんどの方は非該当になっているわけではなく引き続き介護サービス等を受けていられる。
2 綾瀬市地域包括支援センター運営協議会
ア 綾瀬市地域包括支援センターの包括的支援事業の実施に関する基準を定める条例の改正について
(会 長)
人員が足りないのは困るので、非常勤の方も常勤換算でカウントしていくことは必要だと思う。柔軟化の中で、配置基準を満たせば2職種の配置でも可能となるとのことだが、区域の人口が多ければ職員の負担は増えてしまわないか。
(事務局)
新しい配置基準でも基準が満たせるというだけで、市として3職種から2職種だけに人員を削減していこうというものではない。現行の基準では欠員となってしまう地域包括支援センターが生じたときも、ほかの圏域で職員が配置されていれば基準を満たすものとすることができるという救済措置のような位置づけとして考えている。
(委 員)
人材不足が進んでおり、市や地域包括支援センター職員の人材確保も難しくなっていると思われ、こういった柔軟な措置は良いと思う。
(会 長)
事務局から説明があったとおり、地域包括支援センターの人員配置については、国の法令改正に合わせて柔軟化していくとのことだが、これに御異議はあるか。
(委員各位)
異議なし。
(会 長)
御異議ないものと認める。
イ 地域包括支援センターの設置数及び人員配置、日常生活圏域の設定について
(会 長)
泉正園については人数を増やしたところだが、また減らしてしまうということか。
(事務局)
そのとおりである。泉正園には現時点では内諾をいただいている。
3 綾瀬市地域密着型サービス運営委員会
ア 地域密着型サービス事業所の指定等について
意見等なし
4 その他意見
(委 員)
制度等の周知ができていないという意見はよく出るが、市役所も働き方改革や人員不足で厳しい状況にあり簡単にはいかない。民生委員や地区社協についても、自治会等に加入していれば知る機会もあるが、そうでない人は市の広報くらいでしか知る機会がない。また、今回のような会議にしてみても、発言や議論された内容がどのように生かされ反映していくのかははっきり分からない。簡単に周知といっても非常にエネルギーと労力がかかるものであるが、高齢になると理解力が落ちたり、放送してもらっても耳が聞こえなかったりもしているので、行政にはいろいろと考えていってもらいたい。
(会 長)
世の中の状況が大きく変わっており、隣近所の付き合いも希薄になっているし、市の広報が出ても反応する人が減っているという実情もあると思う。この会議で議論できる内容ではないと思うが、地域の人の関わり方から変えていく必要があると感じる。
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更新日:2025年02月27日