国指定史跡 神崎遺跡 (神崎遺跡公園)
神崎遺跡は今から約1,800年前の弥生時代後期の環濠集落です。環濠集落とは弥生時代特有の周囲に深い溝を巡らしたムラのことです。平成23年2月7日に市内で初めての国指定史跡になりました。
特徴
これまでの調査から神崎遺跡は南北103メートル、東西65メートルの楕円形をした約5,000平方メートルの環濠集落であることが明らかになりました。環濠の内側には18軒の住居跡が確認されていますが、15軒前後の住居跡が同時に存在したのではないかと考えられています。神崎遺跡は出土土器の95パーセントが東海地方(現在の愛知県東部から静岡県西部)の形態に類似していた点などから、当時、東海地方の人々が集団で直線距離200キロメートル以上になる道のりを船で移住したと推測されています。
また、環濠集落全体が残っているのは全国的に見ても珍しい例です。
このような特徴が評価され、国指定史跡になりました。

神崎遺跡住居跡

神崎遺跡北半部

神崎遺跡全景
楕円形の形に遺跡の跡が形どられ、所々に円形の穴がある神崎遺跡住居跡の写真 拡大画像 (JPEG: 101.6KB)
遺跡の箇所が白枠で示されている神崎遺跡北半分を写した白黒の航空写真 拡大画像 (JPEG: 178.8KB)
遺跡の箇所が白枠で示され神崎遺跡全景を二重の点線で囲み示している白黒の航空写真 拡大画像 (JPEG: 178.7KB)
整備経過
- 平成28年5月1日に神崎遺跡資料館開館
- 平成29年4月1日に神崎遺跡公園一部開園
- 平成30年4月1日に神崎遺跡公園全面開園
国指定史跡 神崎遺跡
公開日 平成31年3月28日
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更新日:2023年02月01日