小学校外国語活動研究会報告書(平成26年5月発行)

更新日:2023年02月01日

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小学校外国語活動の目的は、「コミュニケーション能力の素地を養う」ことにあり、「言語や文化についての体験的な理解」に重きを置いています。 中学校の外国語(英語)科の授業とは違い、単語や文法を覚えることが目的ではありません。そこで、本研究会では「英語活動」としてのねらいと「内容」のねらいのふたつを設定するようにしました。そして、多くの教科を教える小学校教員の経験を活かした、他教科との横断的な内容について、授業づくりを進めました。 また、学習指導案と併せて、英語で担任の言葉を記すようにしたシナリオを作成し、シナリオを見ながら担任一人で実践できるように工夫しました。 授業にあたっては、体験活動を通して、単語や文を体で覚えさせることや、児童の身近にあって興味深いものを題材にして追究していくことが楽しいと思えるような展開にしました。 授業が終わった後の児童の感想にも「英語で話していく中で、今まで知らなかったことが分かったから、とても楽しかった。」とあるように、英語で活動していく中で、課題解決ができたことに喜びを感じていました。このような変化が、目標に迫っていく授業としての一つの成果だと捉えております。研究員一人ひとりが、このような授業を積み上げてきました。 研究員は、英語を話すことに焦点をあてるのではなく、国語や算数、社会といった他教科で教えた内容を英語で教えることに積極的に取り組んできました。小学校教育においては、全ての教科がつながっていると考えると、外国語活動も他の教科とつながりを持ち、過去に学習したことを活動に組み込んでいくことが望ましいと考えます。 ここに、研究の成果として、3年間の実践を報告書としてまとめることができました。これもひとえに、日々の教育活動に専念されながら、教育研究に携わってこられた研究員の皆様の努力の結果です。心より感謝申し上げます。 ここに掲載した学習指導案や資料につきましては、学校現場の先生方に活用されてこそ意義あるものとなります。今後、より多くの先生方に活用していただくことを願っております。 最後になりましたが、研究会におきまして、ご指導・ご助言をいただきました昭和女子大学附属昭和小学校長 小泉 清裕 先生に心より御礼を申し上げます。
 
平成26年5月
綾瀬市教育研究所長 飯島 将仁

内容

  1.  研究の目的
  2.  研究の内容
  3.  成果と今後の課題
  4.  資料(1)から(4)

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